国土交通省北海道開発局 網走開発建設部

2月21日、紋別港湾事務所が「平成29年度　紋別港湾事務所第3回技術講習会」を紋別市文化会館にて開催しました。
この講演会は2月19日～21日に紋別市で開催された「北方圏国際シンポジウム」の市民講座と連携したものです。
紋別港湾事務所では、組織にとっての重要課題である「技術の伝承」「人材育成」を側面からサポートするものとして、平成28年度からこうした技術講習会を継続的に開催しています。
当日は2名の講師が「北極海航路の利活用」に関する講演を行い、約120名が聴講しました。

※北極海航路とは
近年北極海の夏季の海氷面積が減少していることにより、船舶の通行が可能になった欧州－アジア間を結ぶ航路。
この北極海航路を活用することにより、航海距離が従来のスエズ運河経由よりも約4割短くなることから、商業的な活用に注目が集まっている。

講演：一般社団法人寒地港湾技術センター　代表理事理事長　川合 紀章

講演：北海道大学　北極域研究センター　教授　大塚 夏彦