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常呂川流域懇談会NEWS【第5号】(平成14年12月24日)

常呂川流域懇談会NEWS 第5号

【第5号】 発行者:懇談会座長 佐渡 公明

流域住民の意見を河川整備計画に

第5回常呂川流域懇談会は平成14年12月24日に開催いたしました。 

事務局から

第5回 常呂川流域懇談会

日時:平成14年12月24日(火曜日) 13時30分~16時30分
場所:北見芸術文化ホール 大練習室
 
 当日は、22人中18人の委員(代理出席含む)が出席したほか、12名の傍聴者、報道
関係2社の取材もありました。
 事務局から、水道水の安全性に対する説明と、懇談会提言書(案)についての説明が
行われ、提言書(案)について、その内容、とりまとめ方法等に関して各委員からいろいろ
な意見をいただきました。
 その結果、提言書(案)の冒頭に、総論として「常呂川の位置づけと流域住民のかかわり」
「常呂川をどんな川にしたいのか」等のとりまとめを行い、次回懇談会で討議することに
なりました。

よりよい常呂川を後世に残していくために

 佐渡座長の「提言書(案)を中心に、活発なご議論をお願いしたい。」と言う挨拶で第5回流域懇談会が始まりました。
水道水質について
常呂川流域懇談会
 表委員より、フェノール類、陰イオン界面活性剤について、さらに、ダイオキシンや除草剤等の心配はないか等の質問が出されました。水質に詳しい北見市企業局広郷浄水場および伊藤(純)委員が以下のように回答しました。
  <北見市企業局広郷浄水場> 懇談会の様子
  • 陰イオン活性剤については基準値を超えていない。フェノール類は検出されていない。
  • 北見市の原水について農薬は検出されていない。北見市で行っている粒状活性炭処理は、有機化学物質に有効な方法であり、ダイオキシンの除去もできている。環境ホルモンとしての作用はない。
  <伊藤(純)委員>
  • 融雪期の亜硝酸性窒素及び硝酸性窒素が基準値を超えていないというが、河川で4ミリグラム/l以上というのは非常に高い値である。どこかに大きな排出源があると考えられる。常呂川についての今後の大きな課題であろう。
  • 陰イオン界面活性剤については、基準の10分の1であり、要注意とはならない。
  • ダイオキシンは私もチェックしている。底質のダイオキシン濃度は、道内ではなぜか高い値で、現在検討中である。ただダイオキシン汚染というレベルからは、はるかに低い値である。
  • CNP(除草剤)は10年以上前に使用禁止となり出回っていないはずで、在庫で残っているものがあれば問題となる。使わないようなアピールが必要であろう。
「特集 中の島合流エリア河川改修工事を考える」について
常呂川流域懇談会
第4回懇談会時に配布された資料について、表委員より以下の説明がありました。
  • 中の島ファン倶楽部としての姿勢を示したい。
  • 当時は、河川の断面を削って流量を確保すると言われていた。頭首工が、固定堰から可動堰に変わることによって直線化された。
  • 魚の稚魚、アオサギ(等)が住みにくくなっている。リカバリー措置が必要。
  • 中の島付近の古い自然林を後背地も含めてできる限り保全すべき。
  • 人工公園化するよりも自然公園とした方が低いコスト。自然学校としての要素もある。
提言書(案)についての自由討論
提言書(案)についての自由討論
  事業局から常呂川流域懇談会提言書(案)が提出され、活発な議論が行われました。
  • 川への意識。無駄な水を使わない、汚さないようにして川に返す。そういう意識が大切。流域の人々に水に対するどういう意識を持たせるかが重要である。<川口委員>
  • 治水・利水・環境・住民参加という4本柱になっておりこれはよい。ただ、一つ一つ見てみると物足りない。<表委員>
  • 私個人としてはいい提言だと思っている。<佐渡座長>
  • 常呂川が、我々の地域にとってどういう位置づけにあるのか、よりよい常呂川を後世に残していく夢みたいなものがまずあって、そして4つの柱が出てくる、そんな構成ができないのか。<田中委員>
  • 私たちにとっては母なる川。農業・林業・生活、何にとってもそういう川なんだという認識が押さえられた上で4つの柱がある方が、かえって常呂川に対する一人一人の思いがきちっと位置づけられると思う。<田中委員>
  • この4つの柱は具体的な施策を書いている。我々が子孫にこの川を残すときに我々はどんな川を残したいんだという、「どんな川」かを心に描けるもの、子供もおじいちゃんおばあちゃんも分かるような表現がほしい。<山上委員>
  • 治水が大切なことはわかった。利水もあるとわかった。初めて環境についても知った。私はむしろ常呂川はきれいな川だと思っていた。我々の記憶に残るものは山と川しかない。難しいことを考えず故郷心を呼び起こすものでいいのではないか。<田口代理>
  • もっと掘り下げて議論すれば、常呂川らしいものが出てくると思う。ここでとりまとめに入らずに深めた形でやってもらいたい。20~30年の計画に影響を及ぼすたたき台となるものなのでもう一つ味を深めるものにしたい。<表委員>
  • 各論はいいとして、1、2、3、4の冒頭、ここにもう少し理念的なものを盛り込んだらいいのではないか。<伊藤(純)委員>
  • 提言書は、総論があって、そこから各論に派生していくと思う。総論というものを一番先にきちんと提示することによって、各論の中での重複した文言はスリム化される。
  • まず総論をきちんとまとめ上げて、それぞれの各論とのバランスを見て、次回にはきちんと形にするという方法がいいのではないか。<夏井委員>
 このNEWSは、『常呂川流域懇談会』の様子を流域のみなさんに
広くお知らせするため、懇談会座長名で発行するものです。

お問合せ先

治水課

  • 住所:北海道網走市新町2丁目6番1号
  • 電話番号:0152-44-6468, 0152-44-6470, 0152-44-6471, 0157-23-6118

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