現在位置の階層

  1. トップページ
  2. 治水課
  3. 旭川河川事務所
  4. 砂防事業
  5. 十勝岳直轄火山砂防事業

十勝岳直轄火山砂防事業

十勝岳直轄火山砂防事業

自然環境に配慮した砂防施設で災害に備えています

 ■美瑛川の砂防事業
十勝岳の噴火活動は30~40年周期が特色ですが、最近では1988年(昭和63年)にも噴火しています。こうした背景のもとに、現在、十勝岳火山泥流対策は北海道開発局(直轄砂防事業)、北海道(補助砂防事業)、北海道森林管理局(治山事業)の3者が協力して美瑛川流域、富良野川流域で火山泥流に対する総合的な対策事業を進めています。

十勝岳では過去の教訓を生かし、泥流が発生・発達する上流部では、導流堤により流下範囲を制御、床固工を連続的に行い泥流総量を減少させています。中流部では主に砂防堰堤や遊砂地で、できるだけ土砂をせき止めます。ここでは透過型や不透過型など異なるタイプの砂防堰堤を効果的に配置。まず大きな岩石を止め、次に比較的細かい土砂を堆積させる方法がとられています。しかし、大量の泥流を完全に止めることは難しいため、最後に流路工を設置し安全にコントロールしながら下流へと流します。
導流堤
work2-1
導流堤では、上流部で発生した火山泥流の流れを安全な方向へとコントロールします。 
床固工
work2-2
泥流が山腹の土砂などを取り込み発達するのを抑制するため、斜面や河床の浸食防止を図り、泥流総量を減少させ、川の流れの方向を固定します。 
尻無沢川第3号堰堤(透過型堰堤)
work2-3
泥流に含まれる小さな土砂や水は流下させ、破壊力のある大きな岩石や流木などを捕捉します。大災害につながる危険要素を取り除く第1段階です。 
尻無沢川第2号堰堤(不透過型堰堤)
work2-4
3号堰堤を透過した流出土砂を堆積、流れの勢いを低減させると共に、下流への泥流調節も行います。 
尻無沢川第1号堰堤(不透過型堰堤)
work2-6
2号堰堤を通過した流出土砂を堆積、流れの勢いを低減させ流路工へ流します。 
十勝岳流路工
work2-5
河道を固定することで流れをコントロールし、泥流を安全に流します。 十勝岳流路工は、観光地である温泉街の中心に位置するため平常時は公園として利用できるよう散策路、せせらぎ水路などが設けられています。 

お問合せ先

旭川河川事務所
住所:旭川市永山1条21丁目3番21号 電話番号:0166-48-2131
治水課
住所:旭川市宮前1条3丁目3番15号 電話番号:0166-32-4245

現在位置の階層

  1. トップページ
  2. 治水課
  3. 旭川河川事務所
  4. 砂防事業
  5. 十勝岳直轄火山砂防事業