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忠別川左岸地区 河川事業に関する説明会02

忠別川左岸地区 河川事業に関する説明会

 「忠別川左岸地区 河川事業に関する説明会」における地域住民等の方からのご意見及びご質問に対する旭川開発建設部の考え方
 平成21年5月29日に開催しました「忠別川左岸地区 河川事業に関する説明会」で皆様からいただいたご意見・ご質問について、(1)緊急用河川敷道路、(2)河川環境の整備と保全、(3)地域の要望、(4)河川整備計画全般、(5)その他の5項目に分類し、ご意見を整理・集約しました。
 整理・集約したご意見についての旭川開発建設部の考えを以下に示します。


(1)緊急用河川敷道路

ご意見およびご質問
  • 緊急用河川敷道路の必要性や計画がわかりづらい。
  • 冬期間は積雪があるのに緊急用河川敷道路は機能するのか。
  • 緊急用河川敷道路と一般道路の強度の違いがあるのか。
ご意見及びご質問についての考え方
 平成7年1月に発生した阪神淡路大震災を契機に、災害が発生し建物の崩壊等により道路が寸断されたとき、又は、多くの車両が市内に入って来ることによる交通混雑が起きたとき、緊急用資材などの運搬や、河川管理施設被災時の早期復旧の手段として、河川敷を整備し、災害復旧車両の通行を確保するため、全国の主要都市で整備されています。
 緊急用河川敷道路については、学識者、流域住民、知事への意見照会を経て策定した「石狩川(上流)河川整備計画」に位置付け、大規模な災害の発生時に備えて整備を進めているところです。また、旭川市や東神楽町からも要望を受けており、地域の危機管理施設として、引続き整備を進めていきたいと考えています。
  旭川地区における緊急用河川敷道路は、全体で約50キロメートル整備する予定です。平成20年度末で約39キロメートルが完成しています。
  • 回答01
 旭川地区の緊急用河川敷道路は、北海道緊急輸送道路ネットワークの一部として、市街部の河川敷を利用し、防災拠点、避難所、他の緊急輸送道路等をつなぐルートの整備を進めています。舗装構成は、一般の道路と同様の構成となっています。また、緊急用河川敷道路から一般道路へアクセスするための取付道路や火災時の消火用水を取水できる消火用取水護岸の整備を合せて行っており、関係機関と連携し、火災時に備えた取水訓練を行うなど、災害に備えています。
 道路整備費用は、これまでの工事の結果をもとにおおむね1mあたり5万円と算出しています。ただし、水路などを横断する構造物や河岸保護等は現場条件により異なるため費用には含まれていません。
 冬期間に緊急用河川敷道路を使用する事態が起きた場合は、「災害時における河川及びダム災害応急復旧業務に関する協定」を結んでいる会社(協定業者)等と協力し緊急輸送の必要に応じ除雪を行ないます。なお、雪堆積場として使用している箇所は、除雪が行なわれているため通行は可能と考えています。
  • 回答03
ご意見及びご質問
  • 計画を予定しているルートの(1)案と(2)案の違いが分からない。
  • 緊急用河川敷道路は、右岸側にすでに建設されているため、左岸側にさらに建設する必要はない。
  • 旭神で生まれて長くなるが、住みよい町にしたいと思っている。事業は絶対やめないでほしい。
  • 平常時でも散歩やサイクリングなどに活用し、河川の有効利用を図ることのできる緊急用河川敷道路を整備してほしい。
ご意見及びご質問についての考え方
 忠別川左岸ひじり野地区(ひじり野大橋~緑東大橋区間)は、約2.8キロメートルのうち約1.2キロメートルが完成しており、残りの約1.6キロメートル区間における具体的なルートの検討を行なっています。ルート案については、旭神1条4丁目と5丁目の間の旭川市道へつなぐ(1)案と、緑東大橋へつなぐ(2)案があり、大きな医療機関や避難場所、通常時の利用等を考慮すると緑東大橋まで接続する(2)案が有効と考えています。
  • 回答04
 対岸の東光地区では、平成20年にすでに緊急用河川敷道路が整備されていますが、防災ステーション、旭川空港、JR旭川駅、旭川市防災公園、旭川医大、国道237号へのアクセス等を考慮し、両岸に整備することとしています。なお緊急用河川敷道路は普段はサイクリングやジョギングを楽しむ絶好のコースとなっており、毎日たくさんの人に有効に利用していただいています。
  • 回答05
  • 回答06
ご意見及びご質問
  • 旭川は地震が起きないので、緊急用河川敷道路は必要ないのではないか。
  • 災害はいつ起きるか誰も分からないし、生命に関わることなので地震発生頻度の問題ではない。
  • いつ地震が起こるか分からないので、計画については反対しない。
ご意見及びご質問についての考え方
 過去に旭川市周辺において発生した地震の中で、旭川市街に被害を生じた地震は記録されていませんが、陸域の活断層で発生する地震の発生間隔は千年程度から数万年と長く活動履歴を正確に把握しにくいこと、過去に地下で地震が発生しても痕跡が地表に残っていないこと等の理由から、活断層が確認されていない場所でも、その地下に将来地震を発生させる活断層が存在している可能性があります。
 福岡県西方沖を震源とする地震や能登半島地震など、近年大きな被害をもたらした地震についても、それまで「地震が起こりにくい」と言われていた地域で発生し、多大な被害をもたらすなど、地震はいつどこで発生してもおかしくない状況にあることが認識されているところであり、災害時においても安全な街づくりに資する対策は重要と考えています。
 なお、緊急用河川敷道路は、災害時の緊急車両の通行確保、消火用水の取水、河川管理、日常の利用など多様な機能を持った道路として、河川整備計画に基づき整備を進めております

(2)河川環境の整備と保全

ご意見及びご質問
  • 河畔林は重要であり、工事を実施することで樹木を伐採することはやめて欲しい。
  • 緊急用河川敷道路を建設することで樹木を伐採したら、また植えるようにしてほしい。
  • 旭川市は、石狩川の上流に位置しており、わき水や森林がある。自然の摂理と人間生活をバランス良く考えてほしい。旭川の未来を考えて環境負荷を減らしてほしい。
  • これまでの河川事業のおかげで安心して暮らせるようになったのは事実だが、自然も大事である。
ご意見及びご質問についての考え方
 忠別川左岸ひじり野地区(ひじり野大橋~緑東大橋区間)の緊急用河川敷道路の整備を予定しているルート上には、樹木も少なく、河川環境を大幅に変えるような伐採はしなくてもよいと考えています。今後、現地の環境調査を実施しますが、忠別川の河川環境への影響を極力軽減するよう工事にあたっては、専門家の意見を聴きながら必要に応じて移植などの保全措置を順次実施していきます。また現地には、要注意外来種生物であるハリエンジュが繁茂している状況にあり、駆除を行なっていく必要があると考えています。
  • 回答08 写真撮影位置・方向
  • 回答07 【今後施工予定のルートイメージ】

(3)地域の声

ご意見及びご質問
  • 大正橋から神楽岡公園まで道路がつながると通学などに便利である。
  • 川の有効利用を図るためにも、緊急用河川敷道路は、神楽岡公園までつなげてほしい。
  • この地域は河川敷で遊ぶ子供が多いので、うっそうとした樹木をなくし、見通しが良くなるとよいと考えている。防災と環境とどちらが優先か考えることも必要である。
ご意見及びご質問についての考え方
 整備にあたっては、地域からの様々な意見を参考に、できるだけ利用しやすいように、旭川市、東神楽町等と連携しながら、実施していきたいと考えています。また事業実施にあたっては、引き続きご理解が得られるよう、努力して参ります。

(4)河川整備全般

ご意見及びご質問
  • 河川本来の姿がなくなってきている。治水・利水・環境とあるが、利便性を追求していくと環境面に問題が出てくる。河川のあるべき姿をどう考えているか、教えてほしい。
ご意見及びご質問についての考え方
 石狩川上流の河川整備にあたっては、「石狩川(上流)河川整備計画」に基づき整備を進めています。この計画は河川法の規定に基づき、学識者の意見、関係住民の意見、北海道知事の意見を聞いて策定したもので、河川整備の目標に関する事項や河川整備の実施に関する事項等について示しております。詳しくは以下の河川整備計画のホームページをご参照ください。

(5)その他

ご意見及びご質問
  • 地域を二分することは、避けたい。自然を壊すのではなく、出来るだけ生かして欲しい。
  • 他地域からも参加者がいるが、地域住民だけの会議にしてほしい。また事業に対し慎重な方とは、別途、個別で話しをすれば良い。地域に混乱を起こさないでほしい。
  • 以前、他地域の町内会で賛成、反対の人と意見が分かれたが、お互い話し合い、折り合いを付けて行った。お互いの話し合いが必要である。
ご意見及びご質問についての考え方
 説明会に参加していただいた関係住民等の方々からは、多くの貴重なご意見を頂き、誠にありがとうございました。
 緊急用河川敷道路については、様々な意見が寄せられており、環境の問題も含めながら、バランスのとれた河川整備を行なっていきたいと考えておりますので、今後とも、河川事業に対しご理解を得られるよう、努力をしていきたいと考えておりますご協力をよろしくお願いいたします。
 事業の実施に向けては、北海道や旭川市、東神楽町等の施策と連携を図りつつ、事業の目的や内容、工事の進捗状況、環境への影響やその対策等について、ホームページ等により公表し、事業者としてわかりやすい説明に努めて参ります。

お問合せ先

旭川河川事務所
住所:旭川市永山1条21丁目3番21号 電話番号:0166-48-2131
治水課
住所:旭川市宮前1条3丁目3番15号 電話番号:0166-32-4245

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