現在位置の階層

  1. トップページ
  2. 平成29年度の活動

平成29年度の活動

平成29年9月

釧路港「みなと見学会」(9月10日)

 9月10日、釧路港西港区島防波堤で進めている「エコポートモデル事業」への理解を深めてもらうことを目的に、「第22回釧路oh!!さかなまつり」会場において、島防波堤周辺に生息する水生生物の展示を行う「ミニ水族館」、パネル展及び港湾業務艇「たんちょう」で島防波堤等を見学する「みなと見学会」を開催しました。

 「エコポートモデル事業」とは島防波堤の背後に浅いマウンドを作り、コンブなどを着生させることで、海藻やウニ、魚などの多様な水生生物の生息環境を作ることを目的とした事業です。同事業には『多様な生態系の形成』だけでなく、防波堤の背後にマウンドを作ることにより、ケーソンを小さくできる『コスト削減』や、浚渫土砂を再利用し、マウンドに活用する『資源リサイクル』の効果も期待されています。
 当日は、「エコポートモデル事業」について説明したパネルや島防波堤の模型の展示を行い、道行く来場者は足を止めながら熱心に見入っていました。
 「ミニ水族館」では、島防波堤周辺に生息するサケやカレイなどの水生生物を水槽で展示しました。この水族館は子供たちに大人気で、実際に魚を手に取ったり、魚の名前を質問したりしながら、普段の生活ではほとんど見ることがない生きた水生生物を興味深く観察していました。
 また、港湾業務艇「たんちょう」に乗船し、釧路港内の見学を行う「みなと見学会」も行いました。1便に16名ずつ、合計で64名の乗客たちが船内で西港区の施設や防波堤の役割などについて説明を受けたり、デッキに出て「エコポートモデル事業」として整備が進む西港区島防波堤などの様子を見学し、約25分ほどかけて釧路港内を回りました。この見学会は毎年大好評のイベントで、乗客のみなさんにとって、今回、海上から普段見ることのできない港の施設や自分たちの住んでいる街並みの様子を見学できたことは貴重な体験となったようでした。
  • ミニ水族館 ミニ水族館

    魚を捕まえようとするたくさんの子供たちで賑わいを見せていました。

  • みなと見学会 みなと見学会

    港の景色を眺めたり、写真を撮ったりして西港区を一周するクルージングを楽しみました。

茅沼地区「Eボートによる川下り見学会」(9月9日)

 釧路川茅沼地区は昭和50年代に治水対策及び周辺の土地利用を目的に直線化がなされました。しかし、流域の湿原の乾燥化が進み、湿原特有の植生(ヨシ・スゲ群落)の減少や、湿原への土砂流入量が増加するなど環境が著しく変化しました。そこで、湿原環境の保全・復元が検討された結果、直線化した河川を自然の蛇行した河川に復元する「旧川復元事業」が平成18年度から実施され、平成22年度に完了しました。
 Eボートによる川下り見学会は、この茅沼地区旧川復元箇所において、湿原環境の復元状況を市民の皆様に体感していただくため平成25年度から開催しているもので、今年は9月9日に事前に抽選で選ばれた16名の方が参加して行われ、約6キロメートルの区間を約90分かけてEボート(大型カヌー)で下りました。

 はじめに、リバーガイドから安全講習やボートの乗り方についての説明を受けた後、参加者たちは8名ずつ2隻のEボートに分かれて乗船し、下オソベツ樋門から川を下っていきました。参加者たちは今回、初めてカヌーに乗る方がほとんどで、最初のうちは少し緊張した様子でしたが、川に慣れてくると次第にリラックスして笑顔も見られるようになりました。乗船中は当部職員から事業の説明を受けたり、釧路川周辺の動植物を観察したりしながら、川下りをゆっくりと楽しみました。
 参加者たちはいったん旧川切替部に上陸し、茅沼地区旧川復元事業の実施内容や効果についてパネルで説明を受けました。今回の参加者は釧路湿原への関心の高い方が多く、職員に熱心に質問する姿も見られました。
 この後、再びEボートに乗り、茅沼地区旧川復元箇所を見学しながら、茅沼カヌーポートを目指しました。平成23年3月の工事完了後は、工事の目標である「湿原中心部への土砂流入などの負荷軽減」、「湿原植生の再生」、「魚類などの生息環境の復元」、「湿原景観の復元」などの効果が徐々に現れてきていることがモニタリング調査によりわかっており、参加者たちは事業の効果を実際に目で見て確かめました。
 
 今回の見学会では、参加者から「湿原のすばらしさを実感できた」「ガイドも適切で川の歴史がわかった」「多くの人に湿原の大切さを伝え、再生の気運を盛り上げたい」などのご感想をいただき、「釧路湿原の保全や再生に今後とも関わっていきたい」という声が多く聞かれました。
  • 乗船準備 乗船準備

    乗船前に、リバーガイドから操船や注意事項等について講習を受けました。

  • 川下り(下オソベツ樋門~旧川切替部) 川下り(下オソベツ樋門~旧川切替部)

    川の水が流れる音、風の音、野鳥の鳴き声を聞きながら、自然豊かな景色をゆったりと眺めました。

  • 現地見学 現地見学

    旧川切替部に上陸し、茅沼地区旧川復元事業の実施内容や効果について説明を受けました。

  • 川下り(旧川切替部~茅沼カヌーポート) 川下り(旧川切替部~茅沼カヌーポート)

    旧川復元箇所が河畔林と後背湿地から成る湿原らしい景観に変わってきている様子を見学しました。

平成29年8月

「道路功労者表彰」伝達式(8月24日)

 8月24日、中標津町役場において、平成29年度「道路功労者表彰」伝達式が行われ、中標津町シルバー人材センターが国土交通大臣表彰を受賞しました。
 道路功労者表彰は、国土交通省が実施している「道路ふれあい月間」(毎年8月1日~8月31日)の行事の一環として、北海道開発局が所管する道路において、道路の清掃・美化活動、道路愛護思想の啓発などに顕著な功績のあった団体・個人に対し、国土交通大臣、(公社)日本道路協会長及び北海道開発局長から感謝状を贈り表彰するものです。
 中標津町シルバー人材センターは、24年間にわたり、国道272号中標津バイパスや、中標津空港と中標津バイパスを結ぶ道道中標津空港線など、町内の沿道で花の植栽や歩道清掃を行っています。また、北海道開発局が進めている「ボランティア・サポート・プログラム」に関しても、平成21年度から国道272号中標津バイパスで花の植栽や歩道清掃を行い、国と一体となった道路美化に努めており、長年にわたるこれらの活動が道路の清掃・美化に顕著な功績があったと認められたものです。

 伝達式では、桑島部長から同センターの山崎理事長に感謝状と記念品が手渡されました。桑島部長は「中標津バイパスに植栽されたコスモスは、コスモスロードと呼ばれ町のシンボルとなるなど、国と一体となった道路美化に多年にわたり大きく貢献してこられました。中標津町を訪れ国道を利用される方々に道路の美しい景観と安らぎを提供してきた皆様の活動は、私たちにとっても大きな励みになるものであり、敬意を表します」と挨拶し、これまでの道路の清掃・美化活動の功績をたたえました。
 釧路開発建設部管内からは、このほか弟子屈町花いっぱい運動推進会が(公社)日本道路協会長表彰を、音別町ボランティア連絡協議会が北海道開発局長表彰をそれぞれ受賞しました。
  • 中標津町シルバー人材センター(前列)と関係者のみなさん

    中標津町シルバー人材センター(前列)と関係者のみなさん

  • 花の植栽活動の様子

    花の植栽活動の様子

はたらく車大集合(8月5日)

 8月5日、釧路市北大通の「第70回くしろ港まつり」会場で開催された「はたらく車大集合」に釧路開発建設部も参加し、散水車、除雪トラック、除雪グレーダ、排水ポンプ車などの車両を展示しました。この車両展示は、地域の方々に毎日利用している道路の維持管理を行う車両を身近に感じ、その役割や重要性を理解してもらおうと毎年港まつりの開催に合わせて行っているもので、当日は大勢の市民や観光客の方々が来場して、会場は大いに賑わいを見せていました。
 車両展示では、普段近くで見ることができないいろいろな車両に多くの来場者が足を止め、車両の役割などを説明したパネルや展示車両に見入っていました。特に除雪車の試乗体験は順番待ちの行列ができるほどの大人気で、親子連れの来場者が子供を乗せて記念撮影をする姿が多く見られ、運転席に乗車した子供たちはハンドルを握ったり、車内の機器を興味深く見たり触ったりして楽しいひとときを過ごしました。また、散水車の前では散水車の水を使った「ヨーヨー釣り」も行われ、大人たちの助けを借りながら、お目当てのヨーヨーを釣り上げて喜ぶ子供たちの姿が見られました。
 また会場内では、当部で実施している道路事業やシーニックバイウェイに関するパンフレットの配布やパネル展も行われました。パネル展では、道東自動車道・釧路外環状道路の工事進捗状況や開発局ストック効果、道路施設の老朽化対策などを説明したパネルが展示され、道行く来場者のみなさんに釧路開建で進めている道路事業や道東地方の魅力をPRしました。
  • 車両展示 車両展示

    除雪車の試乗体験は大人気で、順番待ちの行列ができていました。

  • 試乗体験 試乗体験

    普段乗ることができない車に試乗できて、楽しい思い出になりました。

  • ヨーヨー釣り ヨーヨー釣り

    親子で力を合わせて「ヨーヨー釣り」に挑戦しました。

  • パネル展 パネル展

    来場者は職員の説明を聞きながら、パネルに関心を寄せていました。

「道路ふれあい月間」街頭清掃活動(8月2日)

国道沿いの清掃活動に汗を流す参加者たち

国道沿いの清掃活動に汗を流す参加者たち

 国土交通省では、毎年8月を「道路ふれあい月間」として、道路利用者に道路の役割及び重要性を再認識していただき、さらには道路愛護思想の普及及び道路の正しい利用の啓発を図り、道路を常に広く美しく安全に利用する気運を高める取組を実施しております。
 その取組の一つとして、釧路開発建設部では、8月2日、釧路総合振興局、釧路市、各地元団体とともに、釧路市北大通を中心とした道路清掃活動を行いました。
 この日は、総勢で130名ほどの参加者たちがゴミ袋と火ばさみを持ち、道路脇に散乱する空き缶、プラスチック片、木くず等、2トントラックで1台分のゴミを約1時間にわたり丁寧に拾い集め、道路や商店街をきれいにしました。
  閉会式では、道路管理者を代表して釧路市から「道路は皆様の貴重な財産であります。私共道路管理者の責務として維持・管理を行ってまいりますが、より良い道路環境・道路空間を創り出すためには皆様のご理解・ご協力が必要であります。本日の清掃活動が道路愛護思想の普及、そして道路の正しい利用の啓蒙につながることを期待いたします」と挨拶がありました。

平成29年7月

みなとくしろパネル展(7月29~30日)

 国土交通省では、毎年7月を「海の月間」として海に親しむための様々な行事を実施しておりますが、 釧路開発建設部でも、その行事の一環として、7月29日から2日間、釧路市観光国際交流センターで行われた「海の日」記念児童絵画展(主催:釧路海の月間実行委員会)において、釧路港の役割などを紹介する「みなとくしろパネル展」を開催しました。
 釧路港は、北海道の太平洋側東部に位置し、わが国有数の食料供給基地である東北海道を背後に抱えており、東北海道の物流拠点としての役割を担っています。特に西港区第2埠頭では、平成23年に穀物の国際バルク戦略港湾に選定されており、穀物の安定的かつ安価な輸送を実現することを目的に、大型船舶による穀物の大量一括輸送を可能とする国際物流ターミナルの整備を推進しています。
 当日は、このような釧路港の役割や機能を紹介するパネルの他、災害対策として行っている耐震強化岸壁の整備、西港区島防波堤で進めている「エコポートモデル事業」等に関するパネルの展示を行い、来場した市民はパネルを興味深く見学していました。
 また、会場では、釧路海の月間実行委員会による広報活動が行われ、観葉植物等の記念グッズの無料配布や海に関するクイズラリーが実施されました。特に抽選で景品が当たるクイズラリーは大人気で、「釧路港ではどのように乳牛のエサを用意しているか」「釧路港には大型客船が何隻入港するか」等のクイズに取り組む大勢の市民で会場はとても賑わっていました。
  • パネル展 パネル展

    クイズのヒントがパネル展の中にあり、釧路港の役割などをクイズ形式で楽しく学びました。

  • 児童絵画展 児童絵画展

    来場者はクイズラリーに挑戦しながら、力作揃いの絵画を熱心に眺めていました。

釧路開発建設部優良工事等表彰式(7月26日)

表彰状授与の様子

19社の代表者と技術者に表彰状が授与されました。

 7月26日、釧路地方合同庁舎 5階会議室において、平成29年度釧路開発建設部優良工事等表彰式を開催しました。
 釧路開発建設部では、例年工事等に係る技術の向上を図ることなどを目的として、前年度に完成した工事及び完了した業務を対象とした中から、優秀な成果を収めた企業及び技術者を表彰することとしています。
 本年度は、平成28年度に完成した工事175件及び完了した業務245件を対象に選考し、優良工事等表彰予定者として工事9件(11社)、業務8件(8社)を選定しました。
 表彰式では、桑島部長が各企業の代表者と技術者に表彰状を授与し、功績をたたえました。桑島部長は「他の模範となる極めて優秀な成績を収められ、住民生活の安全・安心の確保や当部管内の社会経済の発展を支える質の高い社会資本の整備に寄与されました」と受賞各社に敬意を表し、「今後も一層の技術開発や優れた人材の育成にご尽力いただき、第8期北海道総合開発計画の実現に向けて、北海道の良質な社会資本整備のため、ますます活躍されることをお願い申し上げます」と期待を寄せました。

「幌呂地区湿原再生」現地見学会(7月26日)

 7月26日、鶴居村字幌呂下幌呂で「幌呂地区湿原再生」現地見学会を開催しました。
 幌呂地区では、経済活動により失われた湿原面積の回復を目的に、かつて農地として開発され、現在は土地利用されていない幌呂川沿いの河川区域を湿原に再生する事業を実施しています。現地見学会は、地域の方々にこの湿原環境の保全・再生事業について理解を深めてもらおうと平成25年度から毎年開催しているもので、この日は事前に申し込みのあった20名が参加しました。

 はじめに、参加者たちはオオアワダチソウの駆除を体験しました。幌呂地区では、一部の土地に外来種のオオアワダチソウの侵入が確認されており在来の植物が被圧される恐れがあるため、確実に除去する必要があります。今回は駆除効果の高い「地中の根を含む引き抜き」の方法により駆除しましたが、参加者たちは地中深くまで伸びている根を抜くのに苦労しながら、駆除作業に汗を流していました。
 次に、湿原再生事業の現場を見学しました。参加者たちは湿原再生工事の概要や幌呂地区の植物について説明を受けたり、植物の名前や特徴を質問しながら、湿原性植物への理解を深めました。また、過去に植えたヨシの生育状況も見学し、湿原再生の効果を実際に目で見て確認しました。
 引き続いて、ヨシの移植体験を行いました。ヨシは湿原を代表する植物ですが、釧路湿原では外来種の侵入により湿原植生の減少が確認されており、湿原植生に早く戻す取組が必要です。今回は定着率の高い「地上茎を用いた緑化方法」を用いて移植を行い、参加者たちは湿地帯に小さい苗を丁寧に植えていきました。
 また午後には、ハンノキ調査を行いました。幌呂地区の自然再生事業では「未利用地の再湿原化」と「ハンノキの生長抑制」を目標としており、その目標達成のため「未利用排水路の埋め戻し」と「地盤の切り下げ」を実施しています。そして、このモニタリング調査はハンノキの生長量の変化について把握し、事業実施の効果を検証するために行うものです。参加者たちは、講師の説明を受けながら、樹高、周囲長、萌芽本数、根の高さを計測したり、樹木や枝の状態などを調査して記録用紙に記入していました。

 この日は気温が上昇し非常に暑い一日となりましたが、参加者たちは暑さに負けず、とても熱心にヨシの移植体験、外来種防除体験などに取り組んでいました。みなさんは普段の生活ではできないヨシの移植などを実際に体験できたことに大いに満足した様子で、今回の見学会に参加して釧路湿原や自然再生事業についてより深く理解することができたようです。
  • 外来種防除 外来種防除

    根元に近い部分を持って、地中の根を含むように垂直に引き抜きました。

  • 湿原再生現場見学 湿原再生現場見学

    湿原再生工事の概要や幌呂地区の湿原性植物などについて学びました。

  • ヨシの移植 ヨシの移植

    シャベルで穴を掘り、根を傷つけないよう注意しながら、1本ずつ丁寧に植えていきました。

  • ハンノキ調査 ハンノキ調査

    樹高、周囲長、萌芽本数、根の高さを計測して、前回調査の数値との変化を調べました。

釧路川水生生物による水質調査(7月25日)

 釧路開発建設部では、釧路川において、釧路川流域(釧路市・標茶町・弟子屈町)の小中学校等の協力を得て、「水生生物による水質調査」を実施しております。
 この調査は、昭和59年度から日本の主要な河川で実施している全国水生生物調査の一環で、水生生物の種類や数を調べることによって、川の水質状況を簡易的に把握するとともに、地域の方々に川に親しみ、川の環境などについて関心を高めてもらうことを目的に行っているものです。

 今年度は7月下旬から8月上旬にかけて3回実施し、このうち、7月25日には標茶町栄の釧路川右岸において、釧路市立景雲中学校の生徒12名が参加して調査が行われました。
 当日は、生徒たちは最初に川での安全対策講習を受けた後、川の中に入り、目視で水温、川幅、水深、流速などを計測したり、透視度計で水の透視度を調べたりしました。
 次に、川から水のサンプルを取り、簡易水質試験用具(パックテスト)を使って水素イオン濃度、化学的酸素要求量、アンモニウム態窒素などの項目を計測し、水質環境の状況を調査しました。その結果、釧路川の水は魚類等の生息環境として「良好」で、きれいな水質であることがわかりました。
 この後、川底の石や布網に付着した水生生物を採取して、その種類と数を基に水質を判定し、「きれいな水」の指標生物であるカワゲラ類、ヒラタカゲロウ類、ヨコエビ類などの生息を確認しました。
 また、投網で魚やエビなどを捕獲し、どのような魚類等が生息しているのかを調べたところ、ヤマメやウグイなどが見つかり、きれいな水質であることを確認しました。
 今回の調査の結果、釧路川の水質は4段階で最も上位の「きれいな水」と判定されました。

 普段、川と触れ合う機会の少ない生徒たちは最初は緊張気味でしたが、だんだん水に慣れてくると楽しそうに調査に取り組んでいました。水生生物の調査では、石や網についた生物を見つけると歓声が起こり、いろんな水生生物が生息していることにとても驚いた様子でした。生徒たちは今回、川の水質や生物の調査を自ら体験したことにより、身近な河川への関心を高め、河川環境保全の重要性を実感することができたようです。
  • 河川状況調査 河川状況調査

    先に浮きがついたひもを川に流して「ピン」と張るまでの時間を計り、流速を調べます。

  • 簡易水質調査 簡易水質調査

    川から採取した水のサンプルに試薬を入れて振り混ぜ、標準色の上にのせて色を比べます。

  • 水生生物調査 水生生物調査

    採取した石や網に付着した生物を容器に入れ、観察用下敷きに記載された指標生物がいないか観察します。

  • 魚類等調査 魚類等調査

    投網(円錐形で袋状の網に重りを付けたもの)を水面に投げ広げ、かぶせて魚を引き上げます。

地震・津波対応図上訓練(7月21日)

 7月21日、釧路地方合同庁舎 5階会議室において、大規模地震と津波の発生を想定した図上訓練を実施しました。
 本訓練は、管内に大きな被害をもたらす地震・津波を想定した訓練シナリオに基づき、想定される被害状況、被害への対応事項、解決策等を検討することにより、災害対策本部や各応急対策班における対応事項及び役割分担等について理解を深め、今後の災害対応能力の向上を図ることを目的として行うものです。

 今回の訓練は、付与された条件の下、グループで議論して被害予想や対応方法などを発表し、参加者全体で意見交換を行う「防災グループワーク」という方法で実施しました。
 訓練では、根室沖・釧路沖でマグニチュード8.3の地震が発生し、太平洋沿岸東部に大津波警報が発令されたとの想定の下で、56名の職員が情報・調整班、施設整備班、河川対策班、道路対策班などの10班に分かれて討議を行いました。討議では、平成24年6月に北海道が公表した「北海道太平洋沿岸に係る津波浸水予測図」による浸水があった場合を想定して、開建本部・事務所庁舎の被害や管内自治体での一般被害状況を検討し、対応すべき事項及び優先する事項について各班で意見を整理していきました。その後、災害対策本部会議で各班の討議結果について発表し、災害対策本部としての優先対応事項、及び各班の連携・調整事項について討議しました。
 訓練の最後には、桑島部長から「災害時は初動体制が大事で、いろいろな被害状況を想定して、災害対応をシミュレーションしておく必要がある。制度や予算措置としてすぐできることもあるので、訓練を通じて、いろんな選択肢の中でどの対応が一番いいのかを判断し実施できるようにしてほしい」と講評がありました。

 平成5年1月の釧路沖地震、平成6年10月の北海道東方沖地震など、釧路地方では過去に大きな地震が発生しています。そのため、釧路開発建設部としても、今後ともいつ起こるかわからない地震・津波災害に備え、日頃から訓練を積み重ねてその都度課題を検証し、災害対応能力を高めておくことが重要となります。
  • 各対策班での討議 各対策班での討議

    各班の具体的な対応、優先順位及び連携事項等を検討し、整理しました。

  • 災害対策本部会議 災害対策本部会議

    各班から検討結果を発表し、全員で討議を行いました。

根室港「海とみなとパネル展」(7月16日)

 国土交通省では、毎年7月を「海の月間」として、四面を海に囲まれた日本にとって生活と密接に結びついている「海」の重要性を国民にアピールし、関心と理解を深めてもらうことを目的に、海に親しむための様々な行事を実施しております。
 釧路開発建設部でも、その行事の一環として、7月16日、根室市で行われた「海のフェスティバル」(主催:根室港海の日の会)において、根室港の役割などを紹介する「海とみなとパネル展」を開催しました。
 北海道最東端の根室半島に位置する根室港は、サンマの水揚げ量が平成10年から同20年まで11年連続日本一となるなど全国有数の水産拠点であると同時に、ロシアとの物流拠点という重要な役割も担っています。 さらに、平成4年から行われている北方領土との「ビザなし交流」を始めとするロシアとの交流拠点として、また耐震強化岸壁を備えた防災拠点としての役割も果たしています。
 当日は、このような根室港の役割や機能を紹介するパネルの他、根室半島の航空写真や根室港の風景、日本一のサンマ漁等に関するパネルの展示を行い、来場した市民や観光客はパネルに興味深く見入っていました。
 また、会場では、北海道開発局のみなとのマスコットキャラクター「ぽーとん」と「べいくりん」が来場者をお出迎えし、子供たちと記念撮影をするなど会場は賑わいを見せていました。
  • パネル展 パネル展

    来場者のみなさんはパネルを熱心に眺めていました。

  • 「ぽーとん」と「べいくりん」 「ぽーとん」と「べいくりん」

    子供たちも記念撮影をするなどして、港で楽しいひとときを過ごしました。

釧路港「港内見学会」(7月11日)

 7月11日、釧路市立中央小学校の5年生29名を招いて、釧路港「港内見学会」を開催しました。 
  この見学会は、国土交通省が毎年7月を「海の月間」と定めたことに合わせ、海や船舶、港の仕事に関心と理解を深めてもらうことを目的に、「釧路海の月間実行委員会」(釧路開発建設部、釧路運輸支局、釧路市などにより構成)が毎年実施しているものです。

 はじめに、釧路港湾事務所の飯田所長が「今日は海から港を見学してもらいますが、陸から見る港とは違った様子で見えると思います。みなさんの生活と釧路港の役割がどのように結びついているか学んでください」と挨拶しました。この後、児童たちは4つの班に分かれ、各見学場所に向かいました。
 港内見学では、港湾業務艇「たんちょう」に乗船し、釧路港西港区の見学を行いました。児童たちは船内から西港区の石油基地や飼料基地、防波堤などを見学し、釧路港湾事務所の職員から、釧路港が釧路の基幹産業である製紙業や東北海道地域の酪農業、エネルギー供給を支えている役割について説明を受けました。その後デッキに出て、児童たちは普段見ることのできない、海上からの港や街並みの様子を見学し、大きな歓声を上げていました。
 この後、「港資料館」を訪れ、釧路港や船の模型、歴史的な写真パネル、建設工事で使用していた工具など釧路港に関する資料を見て回りました。児童たちは防波堤の作り方やエコポートモデル事業の説明を受けたり、展示物に実際に触れたりしながら、釧路港の歴史や地域に果たす役割を学びました。
 また、この他にバスによる西港見学や「マリン・トポスくしろ」の見学も行われ、海や港の仕事への関心を深めてもらいました。

 今回の見学会は児童のみなさんに大変好評だったようで、児童の代表は「普段はなかなか見られない景色を見ることができてよかったです。船の上から西港の様子を知ることができて、貴重な体験になりました」と喜んでいました。
  • 港内見学 港内見学

    港湾業務艇「たんちょう」に乗って西港区の施設を見学しました。海上から見る港の様子は児童たちの目に新鮮に映ったようです。

  • 港資料館見学 港資料館見学

    熱心にメモを取ったり質問しながら、防波堤の役割や作り方を学びました。

別海中央小学校と協働した「生きもの調査」(7月6日)

 7月6日、別海地区第三清丸別排水路及び遊水池周辺で、別海中央小学校との協働による「生きもの調査」を実施しました。
 この調査は農業農村整備事業や地域の自然環境の保全について地域の将来を担う子供たちに関心を持ってもらうことを目的として、平成17年から毎年実施しております。別海中央小学校では、総合的な学習の時間を使って、別海町の産業発展に関わる地域の自然環境を維持するシステムについて学習しており、「生きもの調査」もこの学習の一環として、実際にフィールドに出て自然と触れ合うことで地域の自然環境の現状について学んでいるものです。

 当日は、別海中央小学校の5年生58名が参加し、午前の部と午後の部に分かれ、魚類調査や水質調査、カエル調査を行いました。
 魚類調査では、排水路の中に入って、魚類を足で追い込んでから網を使って捕獲していきました。児童たちは次々と魚を捕まえると、あちこちから大きな歓声が上がりました。この後、排水路周辺で捕らえた魚類を水槽で観察しました。児童たちは水の中にはいろいろな種類の魚類が棲んでいることに驚いたようで、今回見つかった魚類はフクドジョウ、エゾホトケドジョウ、ヤマメ、フナなど9種類で絶滅危惧種も多く確認され、魚類の生息しやすい豊かな自然環境が保全されていることを知りました。
 また遊水池周辺では水質調査を行い、ペットボトルで作った簡易透視度計で遊水池の水の透視度(透き通り度合)を計測しました。児童たちは遊水池を通った下流の水の透視度が高いことを確認し、遊水池が土砂や肥料の河川への流出を防いで、川の水質を改善する役割を持っていることを学びました。
 この後、排水路横の林帯に移動し、カエルの調査を行いました。講師から「カエルが棲んでいる、ということは、近くに湿った場所と池や湿地、川などの水辺があり、そこにエサとなるたくさんの虫も棲んでいる証拠になります」と説明を受けた後、児童たちは虫かごを手に草むらをかき分けながら、カエルを一生懸命探していました。

 最後に、児童の代表が「魚類調査でいろいろな種類の魚がいることがとても印象に残りました。今日の調査を今後の総合学習に生かしていきたいです」と感想を述べました。今回の調査に参加した児童たちは、たくさんの生きものが生きていける地元の自然の豊かさを改めて実感するとともに、別海町の酪農業発展と地域の自然環境との関わりについて大いに学ぶことができたようです。
  • 魚類調査 魚類調査

    興味津々の様子で網の中をのぞき込む児童たち。網に魚が入るたびに大きな歓声を上げていました。

  • 魚類観察 魚類観察

    別海町に生息する川の魚の種類や特徴を学ぶ様子。たくさんの種類の魚が見つかったことにびっくりしていました。

  • 水質調査 水質調査

    簡易透視度計で遊水池の水の透視度を計測する様子。水のきれいさにとても驚いていました。

  • カエル調査 カエル調査

    苦労の甲斐あって、ようやくエゾアカガエルを見つけた児童たちは大喜びでした。

平成29年6月

春の「花咲かじいさんプロジェクト」(6月27日)

 6月27日、釧路町立遠矢小学校との協働による河川環境保全の取組として、春の「花咲かじいさんプロジェクト」を開催しました。
 このプロジェクトは、新釧路川流域に生息する自然木から児童が種を採取し、その種から育てた苗木を植樹する活動で、地域の将来を担う次世代に治水や環境保全の重要さを伝えることを目的として、年2回(春・秋)開催しているものです。遠矢小学校の児童による植樹活動は平成8年から開始し、これまで延べ5,000名を超える児童が参加しております。また、遠矢小学校は北海道内の小中学校として初めて「緑化推進運動功労者」に選ばれ、 4月28日に内閣総理大臣から表彰されました。

 この日は天候に恵まれ、5・6年生74名が釧路湿原川レンジャー27名とともに、新釧路川岩保木水門周辺で植樹活動に汗を流しました。参加者たちは午前に、講師の説明を受けながら樹木の生育観察を行った後、新釧路川の堤防で植樹を行う目的や植樹の実施方法、川で遊ぶ際の注意点などについて学習しました。この後、植樹場所に移動し、エゾヤマザクラ、ヤチダモ、カラコギカエデなどの苗木340本の植樹活動を行いました。児童たちは、担当者の指示に従って、各サークルに自分たちが選んだ10種類の苗木を植えていきました。
 また、午後には、4・5年生70名が遠矢小学校で「ポット苗作り」を行い、ヤチダモ、エゾヤマハギ、ツリバナ、ヤマモミジなどの苗床をポットに移していきました。今回移植した苗床は4・5年生が3・4年生だった昨年の秋に作ったもので、来年の春には新釧路川周辺に植樹することになっています。

 児童の代表は「去年、釧路湿原のことを学習し、自然が減少している問題を知りました。そして今年、植樹したことがこの問題の解決に役立ってよかったです」と植樹作業の感想を述べました。釧路湿原はわが国最大の湿原で、国の特別天然記念物のタンチョウやイトウ等約2,000種の野生生物が生息していますが、一方で近年、流域の経済活動の拡大に伴い、湿原面積が著しく減少しています。このため、児童たちは今回の植樹活動を通じて、湿原や河川の自然環境の大切さを学び、湿原環境保全への理解を深めることができたようです。
  • 樹木の生育観察 樹木の生育観察

    ハルニレ、ケヤマハンノキなどの湿原植物を観察し、樹種による生長の違いを学びました。

  • 川の学習 川の学習

    釧路川堤防での植樹が環境を保全し、洪水から街を守る役割を担っていることを学びました。

  • 苗木の植樹 苗木の植樹

    シャベルで砂利を取り除き穴を掘った後、ポットから苗を取り出し、一本ずつ丁寧に植えていきました。

  • ポット苗作り ポット苗作り

    昨年の秋に苗床に種をまいて生長した苗をポットに移していきました。

釧路川総合水防演習・広域連携防災訓練(6月17日)

 6月の水防月間に合わせ、6月17日、標茶町を始めとする釧路・根室管内13市町村、北海道、各防災機関、及び地域住民等から1,630名が参加して、標茶町と釧路市の2会場において「釧路川総合水防演習・広域連携防災訓練」を実施しました。
 この演習は、水防機関の密接な連携及び水防技術の向上、並びに水防意識の高揚を図るとともに、水防に対する地域住民の理解と協力を深めることを目的に実施しており、釧路川では平成19年度以来3回目の実施となりました。また、今回は道内初の試みとして、地震・津波を想定して河川・港湾事業者が広域的に連携した防災訓練も実施しました。

 当日の演習は洪水編と地震・津波編の2部構成で行われました。洪水編では、標茶町ルルランの演習会場で、台風の発生に伴う大雨により釧路川の水位が上昇し、氾濫注意情報が発表されたとの想定の下で、各市町村の水防隊や消防団等による水防工法訓練のほか、高齢者等の住民避難訓練、地域住民による住宅浸水防止訓練、自衛隊への災害派遣要請など様々な訓練が行われ、参加者たちは災害時の対応手順を確認していきました。
 地震・津波編では、釧路沖を震源とするマグニチュード8.2の地震により釧路地方北部・中南部で震度6強を観測し、太平洋沿岸東部に大津波警報が発令されたと想定して、標茶町の演習会場で、ヘリコプターによる被災者救助訓練や転落車両救助訓練、仮設橋設置訓練、堤防の応急対策工法などを実施しました。
 一方、釧路港東港区のサテライト会場では、港湾関係者の津波避難訓練や臨港道路での冠水通行止め訓練、巡視船等による漂流者捜索・救助訓練などを実施しました。また、海上起重機船による航路啓開訓練の様子は標茶町の演習会場で大型ビジョンにより中継され、河川・港湾事業者による相互の連携体制を確認しました。
 この他に、災害時の地下浸水や流速、降雨を体験できるコーナー、災害対策車試乗コーナー、各種展示ブースなども催され、地域住民のみなさんに災害の恐ろしさや水防活動について身近に感じてもらいました。

 自然災害はいつ、誰の身に起こるかわからないもので、万一の備えが大切です。北海道では昨年8月の豪雨によって道内各地に大きな被害がもたらされており、標茶町で避難判断水位を上回るなど釧路川流域でも過去最大の水位を観測しました。参加者たちは今回の演習・訓練を通じて、災害への備えの重要性を改めて認識するとともに、水防活動に対する意識を新たにしていました。

  • 漏水対策工法(釜段工法) 漏水対策工法(釜段工法)

    漏水した水が居住地側の平場から噴き出した場合に行う工法です。土のうを円形に積んで噴き出し口を囲み、噴き出した水を貯めて、水圧により水の噴出を抑えます。

  • 越水対策工法(積土のう工法) 越水対策工法(積土のう工法)

    川の水が堤防からあふれる恐れがある場合に行われる工法です。堤防の上面に土のうを積むことにより、堤防から川の水があふれるのを防ぎます。

  • 転落車両救助訓練 転落車両救助訓練

    救助工作車で車両を撤去し、車内に閉じ込められた負傷者を救助します。

  • 漂流者捜索・救助訓練 漂流者捜索・救助訓練

    津波により被災を受けた漂流者を船舶により捜索し、発見した生存者を関係機関が連携して、洋上で救助します。

平成29年5月

釧路湿原川レンジャー認証式(5月29日)

 5月29日、平成29年度釧路湿原川レンジャー認証式が釧路地方合同庁舎で行われ、出席者46名に認定証が手渡されました。
 釧路湿原川レンジャーとは、釧路湿原の良好な河川環境づくりに貢献するボランティア活動のことです。川レンジャーの主な活動は、日常生活で釧路湿原や釧路川に出かけた際に状況を観察し、異常や気づいたことを事務局に報告する「観察活動」や、釧路湿原や河川環境などについてより理解を深める学習会や体験活動を行う「学習活動」で、今年度は122名の方々にご登録いただきました。平成28年度の観察活動の報告件数はゴミの不法投棄や看板の倒壊など15件で、川レンジャーから寄せられたこれらの情報は河川管理に役立てられています。

 認証式では、はじめに、梅沢部長が「川レンジャーの活動は今年で18年目になりますが、登録人数は延べ2,000名を超え、大変多くの方々にご協力いただいております。釧路湿原や釧路川を守り続ける、育てるという皆様方の川に対する愛着の深さに感銘を受けております。河川の観察や結果報告など河川管理に関わるお手伝いをいただいていることに厚く御礼申し上げます」と挨拶した後、佐々木次長が出席者に認定証を手渡しました。
 この後、多年にわたり釧路湿原川レンジャーとして活動し、特に環境保全に貢献された方2名に感謝状を贈呈しました。
 今年度は、日常の「観察活動」のほか、植樹活動、外来種防除、水質調査など年4回程度「学習活動」を開催する予定で、釧路湿原や釧路川を守る川レンジャーのみなさんの活躍が期待されています。
  • 認定証を受け取る川レンジャー

    認定証を受け取る川レンジャー

  • 川レンジャーによる外来種防除作業

    川レンジャーによる外来種防除作業

「緑化推進運動功労者」表彰 受賞報告(5月9日)

 釧路町立遠矢小学校では、平成8年から釧路河川事務所と協働で、釧路湿原の東側に位置する岩保木地区において、「花咲かじいさんプロジェクト」と称した植樹活動を行っています。今回この活動が評価され、北海道内の小中学校としては初めて「緑化推進運動功労者」に選ばれ、内閣総理大臣から表彰されることになりました。
 同賞は、緑化活動の推進や緑化思想の普及啓発について顕著な功績のあった個人又は団体を、緑化推進運動功労者として内閣総理大臣が表彰するもので、4月28日、東京都で開催された「みどりの式典」にて、同校に表彰状と楯が授与されました。
 「花咲かじいさんプロジェクト」とは、新釧路川流域に生息する自然木から児童が種を採取し、その種から育てた苗木を植樹するまでの一連の作業を学年を経て継続して行う活動で、遠矢小学校は平成8年からこの活動に参加しております。活動期間は20年を超え、これまで延べ5,000名を超える児童が植樹活動を行い、植樹した樹種はハルニレやヤチダモなど50種類を超えました。子供たちが湿原や河川、自然環境の大切さを学びながら、湿原周辺での植樹活動に積極的に取り組み、その活動を通じて、自然の大切さを先輩から後輩へつなぐことで学校全体での社会教育に貢献している点が今回評価されたものです。

 5月9日には、遠矢小学校の学校関係者や児童の代表3名が当部を訪問し、受賞の報告を行いました。
 児童の代表は「釧路湿原の木々が森の開発などで減少していることを知りました。『花咲かじいさんプロジェクト』での植樹は湿原を守ることにつながるので、『湿原を豊かにしてね』という気持ちを込めて植樹しました」とこれまでの活動の様子を紹介し、「今まで頑張ってきてよかった」と今回の受賞を喜びました。
 また、大島校長は「釧路湿原が確実に子供たちの心の成長につながっています。20年を超えて継続してきたことの価値を感じており、この子たちが下の学年に引き継いでまた5年、10年と続けてくれたらと思います。また、昨年の大雨を経験して、子供たちの行っている植樹が堤防を強化する役割も担っていることを改めて知りました」と受賞の感想を語りました。
  • 記念撮影

    表彰状と楯を手に記念撮影を行う児童たち

  • 受賞報告

    植樹活動の様子を報告しました

平成29年4月

釧路・根室地域「道の駅」クリーンアップ大作戦 2017春の陣(4月17~26日)

厚岸グルメパーク周辺での清掃の様子

厚岸グルメパーク周辺での清掃の様子

 4月17日から26日にかけて、釧路・根室地域の5つの「道の駅」において、「釧路・根室地域『道の駅』連携会議」の関係市町・運営団体の職員が清掃活動を実施しました。
 この清掃活動は、より良い環境で利用者を迎え、利用者にゴミのないクリーンな道の駅をアピールすることで、ゴミを捨てにくい環境をつくることを目的として、平成20年から釧路・根室管内の5つの「道の駅」で春と秋の年2回実施しており、今年で10年目を迎えました。

 当部からも地域振興対策室や道路計画課、中標津道路事務所、根室道路事務所の職員が参加し、役場職員や運営団体の職員らとともに清掃活動に汗を流しました。雪解け時期の春先は雪に埋もれていたゴミが多い時期で、参加者たちは火ばさみ、ゴミ袋を手に、冬場にたまった落ち葉やペットボトル、空き缶、紙くずなどのたくさんのゴミを拾い集め、「道の駅」周辺の環境美化に貢献しました。
 近年、観光客等によるゴミの処理やポイ捨て対策が「道の駅」の運営上の課題となっており、今回の清掃活動によって「道の駅」利用者のマナー向上が図られることが期待されています。

知床雪壁ウォーク&道の駅パネル展(4月9日)

 4月9日、開通前の国道334号知床横断道路を楽しく歩くイベント「知床雪壁ウォーク2017」(同実行委員会主催)が今年も行われました。この日の山頂付近は霧に包まれ、気温は0度で、強風が吹き付けるあいにくの空模様となりましたが、羅臼コースには道外や海外からの参加者も含め218名が参加し、往復約10キロメートルのウォーキングに汗を流しました。
 はじめに、参加者たちはバスで移動し、知床峠頂上の4キロメートル手前から出発しました。頂上手前では高いところで約8メートルもの雪壁ができていましたが、参加者たちは見たことがないような高さの雪の壁に圧倒されたようで、雪壁の前で記念撮影をする姿もたくさん見られました。また、知床横断道路の除雪作業状況も公開され、ロータリ除雪車が空高く雪を吹き上げる様子に参加者から驚きの声や歓声が上がっていました。
 この後、羅臼市街地の方へ下りウォークを再開しましたが、この頃になると晴れ間がのぞいてきて羅臼岳や国後島も見えるようになり、参加者のみなさんは知床の雄大な自然を楽しみながら、ウォーキングを満喫したようでした。
 また、イベント会場では、「釧路・根室地域『道の駅』連携会議」の主催により、管内7つの「道の駅」の特産品の展示やパネル展も行われ、ウォーク参加者に「道の駅」の魅力をPRしました。

  • ロータリ除雪車による除雪作業の実演

    ロータリ除雪車による除雪作業の実演

  • 雪壁沿いにウォーキングを楽しむ参加者たち

    雪壁沿いにウォーキングを楽しむ参加者たち

知床横断道路 除雪作業公開(4月6日)

除雪作業

ロータリ除雪車が青空に雪を吹き飛ばす様子

  4月6日、冬期通行止めとなっている国道334号知床横断道路の除雪作業状況を報道機関に公開しました。
 国道334号知床横断道路の羅臼町湯ノ沢から斜里町字岩尾別道道交差点までの区間(23.8キロメートル)は昨年10月27日から冬期全面通行止めとなっていますが、釧路開発建設部では、4月下旬の開通を目指して、羅臼町側から知床峠頂上までの区間(13.4キロメートル)の除雪作業を3月10日から開始しました。
 この日の除雪作業公開は9社の報道機関が参加して行われ、油圧ショベル5台、ロータリ除雪車2台、除雪ドーザ1台を使って除雪作業を行いました。道路脇の積雪は最も深いところで12メートルもあり、油圧ショベルで雪壁を少しずつ崩していきながら、後続のロータリ除雪車が勢いよく雪を吹き飛ばしていきました。
 今年の除雪作業はこれまで悪天候による中断もなく順調に進んでおり、釧路開発建設部ではゴールデンウィーク前の開通を目指しております。
 

現在位置の階層

  1. トップページ
  2. 平成29年度の活動