「公共建築の日」 フォーラム2012 イベント記録
イベント記録
公共建築の日フォーラム2012 「サステイナブル社会と公共建築」
◆開催日 2012年11月16日(金曜日)
◆開催地 札幌第1合同庁舎 2階講堂
◆来場者数 約100名
◆開催地 札幌第1合同庁舎 2階講堂
◆来場者数 約100名
主 催 :
「公共建築の日 」及び「公共建築月間」北海道地方実行委員会、北海道開発局
後 援 :
北海道、札幌市、江別市、石狩市、北海道大学、(独)道立総合研究機構北方建築総合研究所、(社)北海道建築士会、(社)日本建築家協会北海道支部、(社)北海道建築士事務所協会、(一社)札幌建設業協会、(社)北海道電業協会、(一社)北海道空調衛生工事協会、(社)北海道技能士会、(一財)北海道開発協会
「公共建築の日 」及び「公共建築月間」北海道地方実行委員会、北海道開発局
後 援 :
北海道、札幌市、江別市、石狩市、北海道大学、(独)道立総合研究機構北方建築総合研究所、(社)北海道建築士会、(社)日本建築家協会北海道支部、(社)北海道建築士事務所協会、(一社)札幌建設業協会、(社)北海道電業協会、(一社)北海道空調衛生工事協会、(社)北海道技能士会、(一財)北海道開発協会
「公共建築の日」及び「公共建築月間」北海道地方実行委員会及び北海道開発局では、今年度の「公共建築の日フェスティバル」を、旭川、札幌、釧路と道内各地で実施して参りましたが、一連のイベントの締めくくりとして、「公共建築の日フォーラム2012」を、札幌第1合同庁舎2階講堂で開催しました。
その様子を少しだけ紹介します。
今年度の公共建築の日フォーラムは、メインテーマを「サステイナブル社会と公共建築」と題し、平成24年11月16日(金曜日)に札幌第1地方合同庁舎2階講堂において実施しました。
「サステイナブル」とは「持続可能であるさま」を示す言葉で、特に地球環境の保全の分野では、次世代の利益を損なわない範囲の中で、どのように社会の発展を進めていくかが検討されているところであります。
本フォーラムでは、北海道大学サステイナブルキャンパス推進本部から特任准教授兼プロジェクトマネージャーの横山隆氏をお招きし、基調講演「低炭素社会への取り組み ~大学キャンパスを実験場とした試み~」をお話しいただきました。
北海道大学では、2010年11月からサステイナブルキャンパス推進本部を立ち上げ、数々の取り組みをしているところですが、今年度も「サステナビリティウィーク2012」として、9月初旬から11月下旬まで様々なイベントを実施しており、今回の基調講演では、公共建築において活用できそうな事例を、様々な角度からご提案いただきました。
「サステイナブル」とは「持続可能であるさま」を示す言葉で、特に地球環境の保全の分野では、次世代の利益を損なわない範囲の中で、どのように社会の発展を進めていくかが検討されているところであります。
本フォーラムでは、北海道大学サステイナブルキャンパス推進本部から特任准教授兼プロジェクトマネージャーの横山隆氏をお招きし、基調講演「低炭素社会への取り組み ~大学キャンパスを実験場とした試み~」をお話しいただきました。
北海道大学では、2010年11月からサステイナブルキャンパス推進本部を立ち上げ、数々の取り組みをしているところですが、今年度も「サステナビリティウィーク2012」として、9月初旬から11月下旬まで様々なイベントを実施しており、今回の基調講演では、公共建築において活用できそうな事例を、様々な角度からご提案いただきました。
◆主催者代表 挨拶
まず始めに、フォーラム主催者を代表して、内野井北海道開発局営繕部長より挨拶がありました。
挨拶では、10年目を迎える公共建築の日に関して、今年度道内3カ所で実施された「公共建築の日フェスティバル」が、全地域において例年以上の盛況ぶりであったことを報告され、とりわけその中でも、札幌でのイベントである「公共建築の日フォトコンテスト」と「公共建築の日ポスターコンテスト」の作品数について、「年度を経るごとに数が増えていって、公共建築がより皆さんの関心を深めて多くなっていければ・・・」と話されました。
最後に「このフォーラムがよりよい公共建築を考えていくに当たって、何かの良いきっかけになれば・・・」と期待を込めて挨拶を終了されました。
挨拶では、10年目を迎える公共建築の日に関して、今年度道内3カ所で実施された「公共建築の日フェスティバル」が、全地域において例年以上の盛況ぶりであったことを報告され、とりわけその中でも、札幌でのイベントである「公共建築の日フォトコンテスト」と「公共建築の日ポスターコンテスト」の作品数について、「年度を経るごとに数が増えていって、公共建築がより皆さんの関心を深めて多くなっていければ・・・」と話されました。
最後に「このフォーラムがよりよい公共建築を考えていくに当たって、何かの良いきっかけになれば・・・」と期待を込めて挨拶を終了されました。
◆基調講演
低炭素社会への取り組み ~大学キャンパスを実験場としての試み~
北海道大学サステイナブルキャンパス推進本部より横山隆特任准教授兼プロジェクトマネージャーをお招きし、キャンパス内でのサステイナブルに関する取り組み事例を紹介いただきました。
冒頭には、北海道大学は低炭素社会や省エネ、食糧増産のために様々な教育・研究がなされておりますが、その反面、電気のつけっぱなしや水の出しっぱなしだったことに触れ、サステイナブルキャンパス推進本部が創設された経緯をご説明くださいました。
続いて、横山プロジェクトマネージャー(本人がこちらの肩書きで表現されることをご希望されました。)は、元々、株式会社清水建設で技術職をされていた経歴をお持ちで、若い頃に政府開発援助(ODA)でネパールの病院を建設された際のエピソードを笑いを交えて紹介いただきました。そこでの経験で、数年後にネパールを再訪し病院を見に行かれた際、当時日本から取り寄せた資材がことごとく劣化しているのに対し、現地で仕上げたモルタルや塗装は効果を継続していたことを話され、「建物にも地産地消がある」とおっしゃっておりました。
本題のサステイナブル社会については、生態系を守ろうとするエコロジーとの違いに触れ、経済的側面にも考慮したサステイナブルで、「未来のこどもたちに、今ある便利を享受できる権利をきちんと残そう」と、「誰でもが平等に利便を享受できるようにしよう」とお話しされ、それは公共建築のイメージと合致していると説明されました。
また、「北海道大学キャンパスマスタープラン」や「サステイナブルキャンパス構築のためのアクションプラン」から様々な事例を紹介いただき、90分の講演はあっという間に終了いたしました。
北海道大学サステイナブルキャンパス推進本部より横山隆特任准教授兼プロジェクトマネージャーをお招きし、キャンパス内でのサステイナブルに関する取り組み事例を紹介いただきました。
冒頭には、北海道大学は低炭素社会や省エネ、食糧増産のために様々な教育・研究がなされておりますが、その反面、電気のつけっぱなしや水の出しっぱなしだったことに触れ、サステイナブルキャンパス推進本部が創設された経緯をご説明くださいました。
続いて、横山プロジェクトマネージャー(本人がこちらの肩書きで表現されることをご希望されました。)は、元々、株式会社清水建設で技術職をされていた経歴をお持ちで、若い頃に政府開発援助(ODA)でネパールの病院を建設された際のエピソードを笑いを交えて紹介いただきました。そこでの経験で、数年後にネパールを再訪し病院を見に行かれた際、当時日本から取り寄せた資材がことごとく劣化しているのに対し、現地で仕上げたモルタルや塗装は効果を継続していたことを話され、「建物にも地産地消がある」とおっしゃっておりました。
本題のサステイナブル社会については、生態系を守ろうとするエコロジーとの違いに触れ、経済的側面にも考慮したサステイナブルで、「未来のこどもたちに、今ある便利を享受できる権利をきちんと残そう」と、「誰でもが平等に利便を享受できるようにしよう」とお話しされ、それは公共建築のイメージと合致していると説明されました。
また、「北海道大学キャンパスマスタープラン」や「サステイナブルキャンパス構築のためのアクションプラン」から様々な事例を紹介いただき、90分の講演はあっという間に終了いたしました。
◆フォトコンテスト 講評・表彰
この日は、「公共建築の日フェスティバルinモエレwithチカホ」で展示した「公共建築の日フォトコンテスト」の入賞作品を、審査員である (有)フォートアクト 代表取締役 佐藤雅英氏よりご紹介いただきました。
ステージ上のスクリーンに映し出された作品はどれも素晴らしいもので、佐藤氏曰く、「作品のレベルが年々向上している。また、札幌駅前地下歩行空間に展示したことも出展者のモチベーションにつながっている。」とお褒めの言葉を述べてらっしゃいました。
ステージ上のスクリーンに映し出された作品はどれも素晴らしいもので、佐藤氏曰く、「作品のレベルが年々向上している。また、札幌駅前地下歩行空間に展示したことも出展者のモチベーションにつながっている。」とお褒めの言葉を述べてらっしゃいました。
作品は、佳作から順次紹介され、最後にグランプリを獲得された山内佳子さんの作品「大きな扉(北海道立文学館)」について、「扉のように見える建築のディテールを上手にとらえ、今にも扉が開きそうな印象を与える。超広角レンズの使い方が秀逸で、青の深さや周りの木立、子供を取り入れたことで、建物のスケール感や迫力がより一層際だっている。」と大いに評価されました。
講評の後には表彰式が行われ、来場されていた準グランプリを獲得された高岡文子さんと桑原吉行さん、グランプリを獲得された山内佳子さんに表彰状と副賞が授与されました。
講評の後には表彰式が行われ、来場されていた準グランプリを獲得された高岡文子さんと桑原吉行さん、グランプリを獲得された山内佳子さんに表彰状と副賞が授与されました。
作品の前で記念撮影
- グランプリの山内佳子さん
- 準グランプリの高岡文子さん
- 準グランプリの桑原吉行さん
◆ポスターコンテスト 講評・表彰
またこの日は、同じく「公共建築の日フェスティバルinモエレwithチカホ」で展示した「公共建築の日ポスターコンテスト」の入賞作品も、審査員である 美専学園 北海道芸術デザイン専門学校 校長 後藤精二氏よりご紹介いただきました。
こちらもステージ上のスクリーンに個性的な素晴らしい作品が大きく映し出され、後藤氏よりそれぞれ講評がなされました。
こちらもステージ上のスクリーンに個性的な素晴らしい作品が大きく映し出され、後藤氏よりそれぞれ講評がなされました。
作品は、同じように佳作から順次紹介され、最後にグランプリを獲得された湯本美沙さんの作品「いつもあなたの身近に」について、「時計台とテレビ塔という広く知られた公共建築を、ペーパークラフトで親しみやすく表現して、美味しい郷土料理のように皿に盛ったアイデアが面白い。ポスター作品として、誰にでもわかりやすい構図と心地良い配色でデザインされており、まとまりが良い。あえて注文するとすれば、「みぢか」は「身近」のほうがよかった。」と評価されました。
フォトコンテストと同じく講評の後には表彰式が行われ、来場された準グランプリを獲得された因幡美穂さん、石川里奈さん、奥平志織さんと、グランプリを獲得された湯本美沙さんに表彰状と副賞が授与されました。
フォトコンテストと同じく講評の後には表彰式が行われ、来場された準グランプリを獲得された因幡美穂さん、石川里奈さん、奥平志織さんと、グランプリを獲得された湯本美沙さんに表彰状と副賞が授与されました。
作品の前で記念撮影
- グランプリの湯本美沙さん
- 準グランプリの因幡美穂さん
- 準グランプリの石川里奈さん
- 準グランプリの奥平志織さん
あいにくにもフォーラムの開催された11月16日は、札幌市内で積雪を観測し、大変寒い日となりましたが、関係団体や関係業界の方々にたくさんお越しいただきました。
足下の悪い中ご来場いただいた方々には、この場を借りてお礼申し上げます。
- 「公共建築の日」フェスティバル2012in北彩都 のイベントの報告
- 「公共建築の日」フェスティバル2012inモエレwithチカホ の報告
- 「公共建築の日」フェスティバル2012in釧路 のイベントの報告
過年度の「公共建築の日」フェスティバル及び「公共建築の日」フォーラムをご覧いただけます。
以下のホームページより、ご確認ください。