「公共建築の日」 フェスティバル2012 in 釧路 イベント記録
イベント記録
「公共建築の日」フェスティバル2012in釧路
- 開催日 2012年11月3日(土祝)
- 開催地 釧路地方合同庁舎 1階アトリウム
- 来場者数 453名
主 催 :
「公共建築の日 」及び「公共建築月間」北海道地方実行委員会、北海道開発局
後 援 :
釧路地方気象台、北海道、釧路市、(社)北海道建築士会釧路支部、(社)北海道建築士事務所協会釧路支部、釧路建設業協会、(財)北海道開発協会
「公共建築の日 」及び「公共建築月間」北海道地方実行委員会、北海道開発局
後 援 :
釧路地方気象台、北海道、釧路市、(社)北海道建築士会釧路支部、(社)北海道建築士事務所協会釧路支部、釧路建設業協会、(財)北海道開発協会
釧路での公共建築の日イベントは、例年、隣接するこども遊学館で開催されるイベントと連携して同時開催とすることで、毎年多くの来場者で地区全体が賑わう特別な1日です。5回目の開催である今回は、こども遊学館イベント「第13回サイエンス屋台村」と協働し開催しました 。
当イベントの会場である「釧路地方合同庁舎」と「こども遊学館」、これらの間の「シビックコア広場」などがあるこの地区は、「釧路シビックコア地区」といいます。日当たりが良くキラキラとまぶしい芝生、そこにちりばめられた楽しげなパブリックアート、釧路地方合同庁舎の品格のあるリズミカルな列柱、こども遊学館のガラスによる美しい曲線の対比が印象的なこの地区は、夏場には噴水で水遊びをしたり芝生の上でピクニックをする子どもたちで賑わい、屋根のあるベンチにちょっと立ち寄って読書をする人などが訪れ、普段から地域市民の憩いの場となっています。
イベントを開催した11月は、美しい紅葉も終わりにさしかかり、長く厳しい冬を間近に控えた時期で、イベント当日は肌寒く風の強い天候でしたが、釧路の子どもたちにとっては慣れっこのようで、元気いっぱい多くの来場者にお越し頂きました。
当イベントの会場である「釧路地方合同庁舎」と「こども遊学館」、これらの間の「シビックコア広場」などがあるこの地区は、「釧路シビックコア地区」といいます。日当たりが良くキラキラとまぶしい芝生、そこにちりばめられた楽しげなパブリックアート、釧路地方合同庁舎の品格のあるリズミカルな列柱、こども遊学館のガラスによる美しい曲線の対比が印象的なこの地区は、夏場には噴水で水遊びをしたり芝生の上でピクニックをする子どもたちで賑わい、屋根のあるベンチにちょっと立ち寄って読書をする人などが訪れ、普段から地域市民の憩いの場となっています。
イベントを開催した11月は、美しい紅葉も終わりにさしかかり、長く厳しい冬を間近に控えた時期で、イベント当日は肌寒く風の強い天候でしたが、釧路の子どもたちにとっては慣れっこのようで、元気いっぱい多くの来場者にお越し頂きました。
今年の釧路でのイベントは、市民にとって親しみやすいようイベント名称を『「公共建築の日」みんなのたてものフェスティバル』に改め、公共建築について、その“魅力”や“役割”を自然に伝えることができるよう工夫した参加型企画を中心に、内容を大幅リニューアルして実施しました。
イベント開催にあたっては、昨年度のアンケート内容や、地元の後援団体との打合せ等を踏まえて、開催回数を重ねるごとに釧路においても独自のアイデアによる取り組みが増えてきました。
当イベントの恒例の「飛びだすたてものを作ろう」、「たてものまちがいさがし」のほか、見学会「地震のゆれを吸収!たてもの地下装置」、「公共建築パネル展」、「公共建築ミニシアター」や、今年度の新企画「グラグラたてものチャレンジカップ」、「たてもの探検クイズ」を実施し、例年以上の市民の方にご来場いただき、大盛況となりました。
イベント開催にあたっては、昨年度のアンケート内容や、地元の後援団体との打合せ等を踏まえて、開催回数を重ねるごとに釧路においても独自のアイデアによる取り組みが増えてきました。
当イベントの恒例の「飛びだすたてものを作ろう」、「たてものまちがいさがし」のほか、見学会「地震のゆれを吸収!たてもの地下装置」、「公共建築パネル展」、「公共建築ミニシアター」や、今年度の新企画「グラグラたてものチャレンジカップ」、「たてもの探検クイズ」を実施し、例年以上の市民の方にご来場いただき、大盛況となりました。
- 釧路地方合同庁舎
- 釧路地方合同庁舎から見たこども遊学館
●飛びだすたてものを作ろう
昨年度まで「折り紙建築」として実施をしていた当イベントの定番の企画が、名前を新たにリニューアルしました。北海道建築士会釧路支部スタッフがリーダーとなり、紙に描かれた建物のイラストを元に、色を塗ったりはさみで切ったりして、飛びだす絵本のように折り曲げて立ち上がる“たてもの”を製作しました。今年度も、釧路の公共建築を題材とした新作が追加され、子どもたちは楽しみながら、ものづくりの初歩に触れることができました。
昨年度まで「折り紙建築」として実施をしていた当イベントの定番の企画が、名前を新たにリニューアルしました。北海道建築士会釧路支部スタッフがリーダーとなり、紙に描かれた建物のイラストを元に、色を塗ったりはさみで切ったりして、飛びだす絵本のように折り曲げて立ち上がる“たてもの”を製作しました。今年度も、釧路の公共建築を題材とした新作が追加され、子どもたちは楽しみながら、ものづくりの初歩に触れることができました。
- たくさんの種類の“とびだすたてもの”
- 丁寧な指導を受けながらの制作風景
●たてものまちがいさがし
こちらは、昨年度まで「まちがい探し」として実施をしていた、誰でも気軽に参加できる人気企画です。全国的にも有名なものも多数存在する釧路の公共建築を題材に、身の回りの“みんなのたてもの”の写真を加工したものを並べて、間違いを探すものです。
中には大人でも間違いを見つけづらいものもありましたが、全問正解をすると「公共建築の日オリジナル風船」をもらえることもあり、子どもたちは釧路の公共建築の写真を熱心に見較べて間違いを探し、子どもたちの「見つけた!」「このたてもの知ってる!」の嬉しそうな声や、スタッフたちの優しい笑顔に包まれていました。
こちらは、昨年度まで「まちがい探し」として実施をしていた、誰でも気軽に参加できる人気企画です。全国的にも有名なものも多数存在する釧路の公共建築を題材に、身の回りの“みんなのたてもの”の写真を加工したものを並べて、間違いを探すものです。
中には大人でも間違いを見つけづらいものもありましたが、全問正解をすると「公共建築の日オリジナル風船」をもらえることもあり、子どもたちは釧路の公共建築の写真を熱心に見較べて間違いを探し、子どもたちの「見つけた!」「このたてもの知ってる!」の嬉しそうな声や、スタッフたちの優しい笑顔に包まれていました。
●グラグラたてものチャレンジカップ
今年度の新企画です。子どもたちにミニチュアながら、実際に建物の模型の補強や、振動台での耐力の計測実験を通して、建物の構造に自然に触れて欲しいとの願いで準備・製作した力作です。もちろん、模型も振動台もスタッフの設計による手作りです。
まず、小さな蝶つがいと木材で作られた2階建ての建物の模型に、子どもたちが決められた数量の材料で補強を行います。つぎに、スタッフが壊れないよう慎重に振動台に乗せて小さなボルトで固定したら、振動台のスイッチオン。ゆれの強さや載せる重りを調節して、グラグラ揺れる建物の模型が壊れるまでの耐力を測り、その記録を“震度”として競うチャレンジカップ形式です。子どもたちは、振動台の上で揺さぶられる、自分が作った“たてもの”を、かたずを飲んで見守っていました。だんだん補強材料がたわみ、破断をした瞬間、ガチャンと音を立てて壊れる様はかなりリアルなもの。毎回、「わっ!」と歓声が上がっていました。
今年度の新企画です。子どもたちにミニチュアながら、実際に建物の模型の補強や、振動台での耐力の計測実験を通して、建物の構造に自然に触れて欲しいとの願いで準備・製作した力作です。もちろん、模型も振動台もスタッフの設計による手作りです。
まず、小さな蝶つがいと木材で作られた2階建ての建物の模型に、子どもたちが決められた数量の材料で補強を行います。つぎに、スタッフが壊れないよう慎重に振動台に乗せて小さなボルトで固定したら、振動台のスイッチオン。ゆれの強さや載せる重りを調節して、グラグラ揺れる建物の模型が壊れるまでの耐力を測り、その記録を“震度”として競うチャレンジカップ形式です。子どもたちは、振動台の上で揺さぶられる、自分が作った“たてもの”を、かたずを飲んで見守っていました。だんだん補強材料がたわみ、破断をした瞬間、ガチャンと音を立てて壊れる様はかなりリアルなもの。毎回、「わっ!」と歓声が上がっていました。
- みんな真剣、制作風景
- 振動台へ慎重 にセット
- 2棟同時で振動台のスイッチオン どっちが強いかな?
●見学会「地震のゆれを吸収!たてもの地下装置
本イベント会場である釧路地方合同庁舎の免震装置について映像・模型を使って解説し、実際に見学する企画です。こちらも名前を新たにリニューアルしたうえで、「グラグラたてものチャレンジカップ」の挑戦者に声をかけ参加頂くことで、模型を作りながら自然に考えていた建築構造について、今度は実際に見学をして学ぶことができるよう、連携した内容としました。普段は見ることができない合同庁舎地下の免震装置について、大人も子供も興味深そうに説明を聞いて頂きました。子どもたちにとっては、普段は教わることのないちょっと難しい「社会科見学」でしたが、将来建築に興味を持つきっかけとなることを願っています。
本イベント会場である釧路地方合同庁舎の免震装置について映像・模型を使って解説し、実際に見学する企画です。こちらも名前を新たにリニューアルしたうえで、「グラグラたてものチャレンジカップ」の挑戦者に声をかけ参加頂くことで、模型を作りながら自然に考えていた建築構造について、今度は実際に見学をして学ぶことができるよう、連携した内容としました。普段は見ることができない合同庁舎地下の免震装置について、大人も子供も興味深そうに説明を聞いて頂きました。子どもたちにとっては、普段は教わることのないちょっと難しい「社会科見学」でしたが、将来建築に興味を持つきっかけとなることを願っています。
●たてもの探検クイズ
こちらも、今年度の新企画です。当イベント会場と、こども遊学館、シビックコア広場のあちこちに隠されたクイズ問題を、受付で貰ったヒントを頼りに探し出し、答えを集めるラリー形式のクイズです。問題は公共建築に関する簡単なものとし、問題の設置された場所や、パネル展・模型などにちなんだ内容としました。寒い中でしたが、子どもたちはイベント会場、こども遊学館、広場をかけまわって夢中で答えを集めました。気付いたらみんなが全問正解し「公共建築の達人」となり、お目当てのおもちゃの当てクジに挑戦することができました。
こちらも、今年度の新企画です。当イベント会場と、こども遊学館、シビックコア広場のあちこちに隠されたクイズ問題を、受付で貰ったヒントを頼りに探し出し、答えを集めるラリー形式のクイズです。問題は公共建築に関する簡単なものとし、問題の設置された場所や、パネル展・模型などにちなんだ内容としました。寒い中でしたが、子どもたちはイベント会場、こども遊学館、広場をかけまわって夢中で答えを集めました。気付いたらみんなが全問正解し「公共建築の達人」となり、お目当てのおもちゃの当てクジに挑戦することができました。
- 風船の束について 浮いていたクイズ問題
- クイズ問題は冬仕度を終えた こんなところにも
- おもちゃはもちろん、大人気
●「公共建築パネル展」「公共建築ミニシアター」
公共建築パネル展では、北海道開発局、北海道釧路総合振興局、釧路市、釧路地方気象台、日本銀行釧路支店より、釧路の公共建築に関する展示や、様々な施策紹介などがありました。パネル展の中には「たてもの探検クイズ」の問題の一部も隠れており、答えは付近のパネルの中から探す仕掛けをしました。また、昨年度の来場者からのリクエストを受け、特別展示として、東北地方整備局製作の東日本大震災と救命・救援ルート確保、復旧への記録「忘れない。」パネル展を行いました。
公共建築ミニシアターでは、釧路地方合同庁舎建設の記録などの公共建築に関する映像や、気象庁製作の津波防災啓発ビデオ「津波からにげる」などの防災・減災に関する映像を上映しました。
公共建築パネル展では、北海道開発局、北海道釧路総合振興局、釧路市、釧路地方気象台、日本銀行釧路支店より、釧路の公共建築に関する展示や、様々な施策紹介などがありました。パネル展の中には「たてもの探検クイズ」の問題の一部も隠れており、答えは付近のパネルの中から探す仕掛けをしました。また、昨年度の来場者からのリクエストを受け、特別展示として、東北地方整備局製作の東日本大震災と救命・救援ルート確保、復旧への記録「忘れない。」パネル展を行いました。
公共建築ミニシアターでは、釧路地方合同庁舎建設の記録などの公共建築に関する映像や、気象庁製作の津波防災啓発ビデオ「津波からにげる」などの防災・減災に関する映像を上映しました。
- 公共建築パネル展
- 照明がついて、見やすくなりました
- パネル展でクイズ問題発見。 ヒントはとなりのパネルに?
●最後に
今回は、こども遊学館「サイエンス屋台村」との同時開催で、両会場ともにたくさんの来場者にお越しいただきました。子どもたちは、当イベントでの“みんなのたてもの”に関する様々な企画や、サイエンス屋台村でのたくさんの科学実験などを通して、自然に学び、楽しんで頂くことが出来たと思います。当日の会場は、風船を持った子どもたちや、それを見守るご家族などの笑顔にあふれ、スタッフ一同も嬉しく思っております。
釧路においても、来年も同イベントの開催を予定しています。今回ご参加頂いた方も、この記事を読んで頂いた方も、是非ご来場頂けましたら幸いです。スタッフ一同、皆様のご来場を心よりお待ち致しております。
今回は、こども遊学館「サイエンス屋台村」との同時開催で、両会場ともにたくさんの来場者にお越しいただきました。子どもたちは、当イベントでの“みんなのたてもの”に関する様々な企画や、サイエンス屋台村でのたくさんの科学実験などを通して、自然に学び、楽しんで頂くことが出来たと思います。当日の会場は、風船を持った子どもたちや、それを見守るご家族などの笑顔にあふれ、スタッフ一同も嬉しく思っております。
釧路においても、来年も同イベントの開催を予定しています。今回ご参加頂いた方も、この記事を読んで頂いた方も、是非ご来場頂けましたら幸いです。スタッフ一同、皆様のご来場を心よりお待ち致しております。
- こども遊学館のロケット発射実験。 気象台マスコット「はれるん」も見守ります。
- シビックコア広場のにぎわい
- 合同庁舎、こども遊学館を行き来する子どもたち
過年度の「公共建築の日」フェスティバル及び「公共建築の日」フォーラムをご覧いただけます。
以下のホームページより、ご確認ください。