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「公共建築の日」ポスターコンテスト審査結果

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審査概要

 11月11日は「公共建築の日」をテーマに一般市民の方々に広く公共建築を知っていただくためのポスターを募集したところ、札幌市内の高校生、専門学校生、大学生から119作品の応募がありました。
 多数のご応募ありがとうございました。また来年のご応募をお待ちしております。

日 時: 平成26年10月9日(木)
場 所: (一財)北海道開発協会 2階会議室にて
審査員: ■札幌市立大学デザイン学部 教授
石崎 友紀
■北海道デザイン協議会 会長
後藤 精二
■国土交通省北海道開発局営繕部長
吉野 裕宏
■北海道建設部建築局 建築整備課長
田中 淳一
■札幌市都市局建築部長
京谷 篤
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平成26年度 公共建築の日ポスターコンテスト入賞作品

毎日目にする使ってる
★★★ グランプリ ★★★

『毎日目にする使ってる』
樋郡 絢乃
北海道芸術デザイン専門学校


■作者コメント
身近にある公共建築物を知らない人が多いと思うので、Tシャツという身近なものに公共建築を描くことで、こんなに近くにあるんだよというのを伝えるポスターにしました。


■審査委員講評

●技術的には幼さがあるが、アイディアとしては分かりやすく、子どもから大人まで理解しやすい。人間の写真部分の色を改善すればもっと良い作品となる。●シンプルなTシャツに素朴なイラストを重ねたアイデアが成功しています。誰にでも親しみやすく理解されやすい作品です。率直で素直な表現に好感が持てます。難はアイデアが類型的で訴求力が弱いことです。消去法的グランプリです。今後の成長に期待しています。切磋琢磨を重ね、シンプルさを洗練してください。

みんなの公共建築
★★ 準グランプリ ★★
『みんなの公共建築』
小田島 耀
北海道芸術デザイン専門学校

■作者コメント

公共建築の日が11月11日ということを覚えてもらえるようにシンプルかつインパクトのある作品にしました。
「1」を人で表し、頭にはテレビ塔をモチーフにした帽子をかぶりました。友人3人と撮った写真はみんな笑顔であたたかみのある作品になったと思います。

■審査委員講評

●公共建築という意味合いを、ビジュアルにプラスすることで作品がもっと良くなる。レイアウト・デザインは非常に綺麗で、優れたものとして評価できる。●爽快で綺麗な印象です。ポスターとしてのレイアウト・デザインが纏まっており、優れた資質を感じさせます。しかし、テーマである公共建築の意味合いを伝える工夫が足りません。画面の下に公共建築物を配置するなどすると、もっと良くなると思います。

In Your Imagination
★★ 準グランプリ ★★

『In Your Imagination』
吉口 周吾
北海道芸術デザイン専門学校


■作者コメント

「意識すれば、そこにも」あるのは、「築」という字の中に見える札幌の時計台であり、日常の中の公共建築である。

■審査委員講評

●「築」という文字を上手くデザインしていこうという考えが、アイデアとして評価できる。全体のレイアウト、文字の入れ方などは未熟な部分が見える。●「築」という漢字から、札幌時計台を連想させるアイデアがユニークで大変優れています。シンプルな画面構成も知的で好印象です。惜しむのは詰めが甘く、文字の選択と配置が単調すぎて魅力に欠けることです。デザイン作品として、もう一ひねりがあるとよかったです。今後に期待します。

いつもそばであなたの暮らしを彩ります
★★ 準グランプリ ★★

『いつもそばであなたの暮らしを彩ります』
小野 穂奈美
札幌大谷大学

■作者コメント

ここ数年で札幌の公共建築事情は大きく変化したように思えます。例えば創成川やチカホや赤れんが前など、人々がのびのびと過ごせる公園的な空間が増え、札幌市の公共建築というのは特に人々の暮らしを彩るところが多いなと気づいたのが今回の制作の大きなテーマです。市役所や病院など公的なものを入れつつも人々が公共都市の中にのびのびとした札幌の彩り豊かな暮らしをイメージして制作に当たりました。見て頂く方々がこのポスターを見て楽しんで頂けるようなそんな作品になることを強く意識しました。また、札幌の公共建築要素と札幌らしさを同時にたくさん取り入れてみたのでそれを探すことも楽しんで頂けたらと思います。

■審査委員講評

●イラストとしては大変うまく表現されているが、組み合わせ方は「総花的」で中心部が見えてこない。賑やかという意味では一般の方々も理解しやすいデザインとなっている。●札幌市を代表する公共建築を総花的に組み合わせて、絵本の中の世界のように表現した楽しいイラストレーション作品として大変優れています。ポスター作品として評価すると、文字の選択と表現に難があり、惜しいと思います。誰にでも好かれる絵が描ける資質を活かして、デザインに一層の洗練を期待します。
街には公共建築がたくさんあります
★ 佳作 ★

『街には公共建築がたくさんあります』
横田 初美
北海道芸術デザイン専門学校

■作者コメント

意外と、街を見渡してみると、公共の建築物がたくさんあります。このポスターを見て「あ、私も街にもこんなに公共建築があるんだ!!」と思ってもらうためのポスターに仕上がったと思います。広い青空にたくさんの建築フラッグが気持ちよく風になびいている爽やかなポスターです。

■審査委員講評

洗濯物のように空にたなびく公共建築、アイデアがとても良い。空の青さ、それぞれの公共建築がもっとくっきりと表現する工夫が必要。

広がる公共建築
★ 佳作 ★

『広がる公共建築』
加藤 稚奈
北海道芸術デザイン専門学校


■作者コメント

アクリル絵の具で描いたパターンの上に文字をのせてかわいらしい感じにした。テレビ塔、時計台、旧北海道庁などを描き、地図記号も散りばめてポップなデザインにした。パターンをあえて手で描いたことであたたかみが出て親しみやすさが出たと思う。

■審査委員講評

イラストのアイデアはとても良いが、同じものが繰り返されており、もっと種類を多くしたい、タイトル文字がイラストに埋没しない工夫が必要。

くらしのなかに
★ 佳作 ★

『くらしのなかに』
久保 真夏
北海道芸術デザイン専門学校

■作者コメント

暮らしの中に密接に関わっている公共建築を表すには、暮らしの中に取り入れるのが一番だろうと思い、人間にとって大切な食事の中にひっそりと忍びこませて公共建築も同じくらい大切だということを表現しました。実際に朝ご飯を作ってカメラで撮りました。食パンにチーズをのせて食べるのが好きで、その時にチーズを型どって焼き目をつけたらおもしろいと思いつきました。チーズにテレビ塔を型どったのですが、わかりにくかったので窓やデジタル時計をつけ加えました。11月11日は普通に打ち込んだらつまらないのでカトラリーのナイフとフォークで数字を作りました。キャッチコピーは「公共建築」が漢字なのでバランスを考えて全てひらがなにし、やわらかさを出しました。

■審査委員講評

食卓に11月11日をアレンジしたアイデアがとても楽しく、自由さがある。写真の色が加工し過ぎ、もっと自然に表現する工夫が必要。

みんなでつくる公共建築
★ 佳作 ★

『みんなでつくる公共建築』
葭原 栞海
北海道芸術デザイン専門学校

■作者コメント

この作品は、公共建築はつくる人もつかう人もみんながいて成り立っているというコンセプトで制作しました。公共建築や、他の建造物を消しゴムはんこで作り、そのはんこを押している様子を街を作っている様子に見たてることで、みんなで作る街、公共建築のある街を表現しました。

■審査委員講評

公共建築を落書きのような表現でまとめたアイデアはとても良いが、文字とビジュアルのレイアウトが散漫、もっと何を知らせたいのか工夫が必要。

探してみよう、公共建築
★ 佳作 ★

『探してみよう、公共建築』
佐々木 彩乃
北海道芸術デザイン専門学校


■作者コメント

街の中に絶対1つはある公共建築を探してみようと思うあまり、夢の中で探してよろこぶ女の子のポスターです。背景が夜なのは夢の中だからです。やわらかい印象にしたかったので下地を布にしました。

■審査委員講評

フェルトの生地に縫い込みのあるイラストがとても可愛く、今風のデザインとなっているがインパクトに欠ける。知らせるための工夫が必要。

こちら公共建築前
★ 佳作 ★

『こちら公共建築前』
小甲 雅博
北海道芸術デザイン専門学校


■作者コメント

11月11日に「公共建築の日」という日があること、何気なく通る道に、何気なく利用している公共建築があることを11月11日が終わる前に気付いてほしい、そんなアピールのために、よく目にしている案内標識をモチーフにデザインしました。


■審査委員講評

面白いアイディアだが、公共建築というものが、どこか忘れられていている。公共建築の建物などを取り入れれば、もっと良い作品になる。

審査委員 全体総評
 インターネットの普及により、私たちを取りまく社会は大きく変化しました。グローバル化が叫ばれています。しかし、グローバル=ユニバーサル(普遍)ではありません。地域の公共建築を対象とするときはローカルでパティキュラー(特殊)な視座も必要と考えて、今回の審査に臨みました。
 主観に基づく偏向に留意し、審査は公正を心がけました。年々、レベルの高い応募作品が揃うことは頼もしいのですが、結果は、もう一歩の詰めの甘さを感じました。大多数の人達は公共建築の維持や保存に、特別な興味も関心も示しません。だからこそ、未来を担う若いデザイナーと、そのタマゴたちは、地域の公共建築物固有の歴史や価値をもっと考え、若さと元気ある作品で市民に発信して欲しいと思います。

お問合せ先

営繕部 営繕計画課 総括係

  • 電話番号:011-709-2311(内線5720)
  • ファクシミリ:011-709-2148

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