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WEB広報誌 かいはつグラフ2010夏休み自由研究号 石狩川はこの100年で短くなっていた

石狩川はこの100年で短くなっていた?それってどういうこと?

  • 大塚さん

昔の石狩川って?

 昔の石狩川は、大雨が降ると大きな洪水(こうずい)をおこす「あばれ川」で、まわりには湿地(しっち)というじめじめした土地が広がっていました。
 北海道の開たく時代、開たく者たちは、湿地(しっち)を豊かな田んぼや畑に変えるために、大変な努力をしたけれど、せっかく作った田んぼや畑が洪水のたびに流されてしまって、本当に苦労したんだよ。
 昔と今の石狩川の地図を見てみよう。変わったところが発見できるかな?  
  • 昔の石狩川 昔の石狩川
  • 今の石狩川 今の石狩川
  • 大塚さん

ひさんな洪水がくり返された

 今、石狩川のまわりには札幌市や旭川市などのまちができ、大きく発展しているね。
 石狩川の水は僕たちの生活になくてはならないものだけど、この100年間は石狩川の洪水とのたたかいの歴史でもあったんだ。
  • isikarisikouzui2 1898年(明治31)の洪水の様子(砂川市)家が水につかってしまっているね。
  • isikarisikouzui 1904年(明治37)の洪水の様子(滝川市)まちの中の道路も水びたしだね。

曲がりくねった川では、どんなことがおきるの?

 石狩川は、ぐねぐね曲がった川だったので、大雨が降って川の水が増えたとき、洪水がおきやすかったんだ。
 
 まっすぐの川と曲がった川では、水はどちらが流れやすいかな?
 曲がったところでは、水が流れにくそうだね。
 大雨が降って川の水が増えたとき、水が流れづらいと、洪水がおきやすいんだ。
 そこで、川をできるだけまっすぐにすることで、大雨で増えた水が海に流れやすくなるようにしたんだ。

 それから、川の水が流れやすくなることで、川の水かさもへったんだよ。
 水かさがへると、じめじめした湿地(しっち)の土のなかの水分もへって、田んぼや畑を作ることができるようになったんだ。
  • magattakawa
  • massugunakawa

石狩川の流域は100年でこんなに変わった

 今年(2010年(平成22))は、石狩川で洪水を防ぐための工事が1910年(明治43)に始まってから、ちょうど100年になるんだよ。
 
 上流の山のなかにダムを造ったり、曲がった川の流れをまっすぐにしたり、川の水がまちや畑まで流れていかないように堤防(ていぼう)を造ったりしているんだ。
 
 こうした対策(たいさく)によって、石狩川のまわりのまちでは洪水の被害(ひがい)がへってきた。
 今では、たくさんの人が石狩川のそばのまちに住んでいるし、石狩川の水を使って、おいしいお米や野菜も作られてるんだ。

 石狩川のまわりの変化(農地や人の住める土地が増えたのわかるかな?)
  • ryuuikiimage
 青色は湿地(しっち) 湿地とは水が多くてじめじめした土地のこと。人が住んだり、農地にするには向かない土地。黄色は田んぼや畑などの「農地」で、赤色は人が住んでいる「まち」を表している。現在は農地やまちが増えているのがわかるかな?

田んぼの中に「三日月」がたくさん、これはなんだ??

mikazukiko
 ところで、石狩川の近くにはこんな地形をみることができる。    
 三日月やクロワッサンみたいな変わった形の湖がたくさんあるね。  
 これを三日月湖といって、川がぐねぐね曲がっていたところで、洪水が多かったところにみられる湖なんだ。
 石狩川の近くには、こうした三日月湖がたくさんあるんだよ。

 

 石狩川の歴史について、みんなも調べてみよう。
 次のページでは、石狩川のまわりの農地が日本一のお米の産地になっていった歴史について紹介するよ。
【こんなことも調べてみよう】
 洪水を防ぐためにはどのような対策(たいさく)があるか調べてみよう      
 これまで石狩川では何年ごろにどんな洪水があったのか調べてみよう
 石狩川の生きものについて調べてみよう

 ★石狩川について調べてみたい人はこちらも参考にしてね。



お問合せ先

開発監理部 広報室

  • 電話番号:011-709-2311
  • ファクシミリ:011-709-8995

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