第4回 北国の冬を楽しもう
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WEB広報誌 かいはつグラフ 2015.03
体験型ツーリズムで北海道を堪能しよう
北海道には、広大な大地と豊かな自然、おいしい農水産品などを背景とした豊富な観光資源があります。
サイクルツーリズムを始めとした体験型ツーリズムは、こうした北海道の魅力を全力で感じることのできる北海道にうってつけの観光です。
サイクルツーリズムを始めとした体験型ツーリズムは、こうした北海道の魅力を全力で感じることのできる北海道にうってつけの観光です。
冬の北海道は、スキーやスケートなどのウィンタースポーツ、ワカサギ釣りや冬に飛来する野鳥観察など、北国ならではの様々な楽しみがあります。
今回は、網走方面の体験型観光を紹介します。
今回は、網走方面の体験型観光を紹介します。
- 冬の網走湖(左) と ガリンコ号Ⅱ(右)(平成27年2月)
雄大な自然を満喫できる網走エリア
網走は、札幌から北海道縦貫自動車道と旭川・紋別自動車道を使って車で約5時間、JRで約5時間30分の位置にあります。
周辺には世界自然遺産の知床国立公園やラムサール条約登録湿地の濤沸(とうふつ)湖などがあり、また、オジロワシやオオワシなどの希少な野生動物が生息する自然あふれる地域です。
周辺には世界自然遺産の知床国立公園やラムサール条約登録湿地の濤沸(とうふつ)湖などがあり、また、オジロワシやオオワシなどの希少な野生動物が生息する自然あふれる地域です。
網走湖のワカサギ釣り
網走湖は網走駅から国道39号を通って10分程度、一級河川網走川の河口から約7㎞に位置します。内水面漁業で全道一の漁獲量を誇り、中でもワカサギは全道の漁獲量の約7割を占めます。
網走湖のワカサギ釣りは、12月下旬から1月上旬頃に解禁となり(平成27年は1月5日)、多くの観光客や釣り愛好家が訪れます。湖の上にたくさんのテントが立ち並ぶ風景は、冬の網走の風物詩ともなっています。
網走湖のワカサギ釣りは、12月下旬から1月上旬頃に解禁となり(平成27年は1月5日)、多くの観光客や釣り愛好家が訪れます。湖の上にたくさんのテントが立ち並ぶ風景は、冬の網走の風物詩ともなっています。
遊漁規則を守って楽しみましょう
ワカサギ釣り会場に着いたら、最初に遊漁承認証の交付を受けることになります。
河川や湖沼の内水面では、漁協が共同漁業権の免許を受けている水面があります。そうした漁場では、水産資源の保護・培養等の観点から、漁協組合員以外の者が行う漁業権対象魚種の採捕(遊漁)に対して知事の認可を受けて遊漁規則を定め、一定の制限を行っています。
遊漁規則には、遊漁料、遊漁承認証、遊漁期間などが定められていますので、規則に従って楽しみましょう。
河川や湖沼の内水面では、漁協が共同漁業権の免許を受けている水面があります。そうした漁場では、水産資源の保護・培養等の観点から、漁協組合員以外の者が行う漁業権対象魚種の採捕(遊漁)に対して知事の認可を受けて遊漁規則を定め、一定の制限を行っています。
遊漁規則には、遊漁料、遊漁承認証、遊漁期間などが定められていますので、規則に従って楽しみましょう。
- 家族連れ、友人同士など、たくさんの釣り客で賑わいます。
- 網走湖のワカサギ釣り管理事務所。遊漁承認証の発行のほか、ワカサギ釣りに必要な道具のレンタルなども行っています。
遊漁料を支払い、湖上に入ったら、釣り場所を決めてアイスドリルで氷に穴をあけます。
- 穴を開けてもらえるサービスもあります(有料)。
- 穴が開いたら、穴に落ちた氷や雪をすくいます。
穴を開けたら、仕掛けにエサを付けて、釣り糸を垂らします。
これで準備完了です。
これで準備完了です。
- エサは、白さしや紅さし、赤虫など。
- 釣り糸を垂らす際は、釣り針が穴の壁に引っかからないように注意しましょう。
- 網走湖のワカサギ。たくさん釣って天ぷらにしたくなります。
鍋や油などのレンタルもありますので、首尾良く釣れたら、その場で天ぷらにして釣れたてのワカサギを食べることもできます。
今年の網走湖のワカサギ釣りは、3月中旬頃まで楽しむことができるようです。
今年の網走湖のワカサギ釣りは、3月中旬頃まで楽しむことができるようです。
流氷観光を楽しもう
流氷はオホーツク海北部のアムール川の河口でできた氷の結晶が成長しながら南下してきたもので、1月下旬から3月中頃まで、主に北海道のオホーツク地域で見ることができます。
氷に含まれる植物プランクトンは、オホーツクの海に豊かな水産資源をもたらすとともに、クリオネやオオワシ、ゴマフアザラシなどの野生動物も連れてきます。
網走市の道の駅「流氷街道網走」から出航する「オーロラ」や紋別市の海洋公園から出港する「ガリンコ号Ⅱ」などの流氷砕氷船には、日本では北海道でしか見られない風景を観るため、国内外からの多くの観光客が乗船しています。
氷に含まれる植物プランクトンは、オホーツクの海に豊かな水産資源をもたらすとともに、クリオネやオオワシ、ゴマフアザラシなどの野生動物も連れてきます。
網走市の道の駅「流氷街道網走」から出航する「オーロラ」や紋別市の海洋公園から出港する「ガリンコ号Ⅱ」などの流氷砕氷船には、日本では北海道でしか見られない風景を観るため、国内外からの多くの観光客が乗船しています。
網走の「オーロラ」(写真左)と紋別の「ガリンコ号Ⅱ」(写真右)。オーロラが船の重さで流氷を砕くのに対して、ガリンコ号Ⅱは船の前部に取り付けられたドリル状のスクリューを回転させて砕きます。
冬のオホーツク方面は、新鮮な海の幸や流氷観光、ワカサギ釣りなど楽しみが満載です。北国ならではの冬を楽しんでみてはいかがでしょうか?