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元稲府漁港

WEB広報誌 かいはつグラフ 2015.03

  • 元稲府漁港
  • 航空写真 上空から見た元稲府漁港(平成26年10月撮影)
  • オホーツク最北端の街 雄武町
地図
 雄武(おうむ)町は、オホーツク管内の最北端に位置し、漁業や農業など一次産業を基幹産業とした町です。
 ホタテ貝の底引き網などの沖合漁業を中心に、コンブやウニなどの採貝藻(さいかいそう)漁業・タコ漁業などの沿海漁業や、冷涼な気候を活かした大規模土地利用型の酪農業が盛んです。
  雄武漁業協同組合(以下、「漁協」という。)では、「雄武地域マリンビジョン(※1)」にも位置づけている水産物の品質・衛生管理の強化や増養殖などの「つくり育てる漁業」の取組を積極的に推進しています。
  漁協直営の水産加工場はHACCP(ハサップ)(※2)にも対応し、加工から貯蔵まで一貫した衛生・品質管理に努めており、現在は更なる衛生管理強化に向け、地域一体で取り組んでいます。また、天然水産資源を増養殖するため、港内での実証実験にも取り組んでいるところです。
  こうした地域の水産品は、地元の商業とも連携しながら地域ブランドとして発信されています。
  • 雄武地位金拠点漁港 元稲府漁港の整備
漁港地図
※漁港の種類について

 雄武地域には、第1種漁港の沢木漁港と幌内漁港、第2種漁港の雄武漁港、第4種漁港の元稲府漁港の4つの漁港があります。

 元稲府漁港は、オホーツク中部海域の漁場開発及び漁船の避難の必要性から、昭和26年に第4種漁港に指定されて整備が進められ、平成14~23年の特定漁港漁場整備事業により、二重堤構造の防波堤などが整備されました。

  二重堤により新たに生み出された静穏域はコンブやウニなどの漁場となっています。
  現在、開発局では地域の取組と連携し、衛生管理施設の整備や防波堤延伸による越波対策などの漁港整備を実施しています。
  • (図)元稲府漁港の整備箇所
  • 開発局
  • 元稲府漁港の衛生管理対策
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屋根付き岸壁
 岸壁に屋根を付けることで、陸揚げの際に漁獲物が雨風にさらされず、異物の混入を防いだり、温度上昇抑制による鮮度保持の効果があります。また、防鳥設備などの鳥獣侵入防止対策も同時に図ることができます。 

 元稲府漁港では、平成23年度にサケ・マス等の陸揚げ、平成25年度にホタテ種苗の養殖作業に対応した2カ所の「屋根付き岸壁」が整備されており、雄武産水産物の水揚げに貢献しています。
  • ホタテ種苗用の岸壁
  • サケ・マス等の陸揚岸壁
     ホタテ種苗用の岸壁(左)とサケ・マス等の陸揚岸壁(右)。
     屋根の上には防鳥用の剣山がビッシリ設置されています。
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清浄海水導入施設
 岸壁での漁獲物の洗浄などに使用する水は、以前は港内の海水をくみ上げて行われていました。港内は水の動きが少ないため、港外の海水より不純物を多く含みます。
 「清浄海水導入施設」により港外から海水を取水することで、よりきれいな海水を使用することができます。
 また、「ろ過・滅菌設備」によりろ過・滅菌した海水を使って漁獲物や施設を洗浄することで、より安全・安心な水産物の供給につながります。
  • 清浄海水導入関係施設1 平成25年度に整備した清浄海水導入施設のポンプ室
  • 清浄海水導入関係施設2
  • 現在の元稲府漁港の様子(平成27年2月)
 現在、元稲府漁港ではホタテ貝の成貝の水揚げに対応した屋根付き岸壁の整備を進めています。

 今年度の工事では既設の岸壁を重機により破砕し(写真①)、新たな岸壁(写真②)を設置します。

 新しい岸壁に設置する屋根は、EU向けのホタテ貝の輸出に対応した衛生管理対策(※2)を講じるため、他の屋根付き岸壁に比べ、より海側に張り出した構造としています。
  • 重機破砕 (写真①)
  • 新たな岸壁設置 (写真②)
 これらの衛生管理対策により、より安全・安心なオホーツクの海の幸を国内外に供給することができるようになります。
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お問合せ先

開発監理部 広報室

  • 電話番号:011-709-2311
  • ファクシミリ:011-709-8995

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