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平成27年6月10日局長記者会見

記者会見内容

北海道開発局長の会見時の画像
平成27年6月10日局長記者会見の内容
  1. 道東自動車道の利用状況について
  2. 大雨に伴う災害に注意を!
  3. 北海道新幹線の開業・延伸に向けた北海道開発局の取組

会見日時・場所

日時: 平成27年6月10日(水曜日) 11時00分~11時46分
場所: 札幌市北区北8条西2丁目札幌第1合同庁舎17F 北海道開発記者クラブ

配布資料

3. 北海道新幹線の開業・延伸に向けた北海道開発局の取組

話題1

道東自動車道の利用状況について

 最初の話題は、道東自動車道の延伸に伴う効果です。資料をご覧いただきたいと思いますが、皆様ご承知のとおり、釧路の方に向かって作っている高速道路、道東自動車道と言っておりますが、今年の3月29日に白糠ICまで開通しました。釧路管内に初めて高速道路が到達したということでありますが、この高速道路のゴールデンウィーク時の利用状況等のデータが揃いましたので、そのことを皆様にご報告したいと考えております。この地図をご覧いただければありがたいのですが、この赤いところが、3月29日に開通したところです。もう少しで釧路までというところですが、このゴールデンウィークに通過する車の台数を計測しております。その結果が下の図のとおり3段となっており、上から、22年のゴールデンウィーク時、2段目が24年のゴールデンウィーク時、一番下段が今年のゴールデンウィーク時のそれぞれの区間の交通量です。
 一番上の22年の時は、ご覧いただきますとおり、夕張と占冠の間がまだつながっていない時で、2段目が丁度その間がつながったとき、3段目が今回、右の方に白糠インターまで伸びた時です。
 皆様ご記憶にあるかも知れませんが、この夕張と占冠の間がつながった時に、特に帯広地域、十勝地域に随分入り込みが増えたという話がありました。
 数字を見てもお分かりのように、例えば真ん中のところの占冠インターから池田インター、ちょうどこの間に帯広が挟まっておりますが、そこのところの交通量が、不通区間が開通する前が10,700台、それに対して、夕張と占冠の間がつながったときは14,800台ということで38%の増になっております。
 そして、今回新たに白糠まで伸びたときのその区間の交通量が17,500台ということで、中段に比べても18%の伸びとなっています。同じようにその隣の池田から本別の区間についても、延伸の前が4,800台だったものが8,900台ということで、これはプラス85%です。
 更に地図でいうと東側になりますが、本別から浦幌までの間は1,600台だったものが6,400台ということで、約4倍になっております。 その先の白糠までが6,600台ということです。これはゴールデンウィーク中の一日の平均台数です。ゴールデンウィーク中ですから、普段よりかなり多い台数ですが、特に観光の方が多かったのではないかと思いますが、このようなことで、白糠までの高速道路が延びたことで、釧路・根室地域までへのアクセスが良くなったことが材料になって、道東道を利用されて東方面に行かれた方が増えたと理解しております。
 それから、これは車の台数ですが、2ページ目をお開きいただくと、道東地域の観光施設、主に道の駅ですが、そこの入り込みのお客様の数の比較です。それぞれの道の駅のところに青いグラフと赤いグラフがありますが、青いグラフは白糠まで開通する前の26年のゴールデンウィークの時の数字、赤い数字が開通後の今年のゴールデンウィークの時の数字ですけれども、例えば、右側の真ん中に道の駅阿寒丹頂の里というところがありますが、ここは開通前に比べると200%ということでかなりの入り込み客の増がありました。元々ここは入り込みが少ないですが、増えて4,000人と200%増えています。
 それから、真ん中の下のところにあります、白糠町の道の駅しらぬか恋問ですが、ここは32%増で、お客様が40,000人を超えたということです。
 その他、右の下の釧路市内にありますフィッシャーマンズワーフMOOがありますが、ここも47%お客様が増えて、20,000人に達したということです。それから右の一番上のところに道の駅の知床らうすがあります。これは、今回開通したところからみると、かなり距離があるのですが、53%増ということで、かなり入り込み客が増えております。
 特に、今年のゴールデンウィークは天気が良かったというようなこともあって、それも後押ししたのではと思いますし、釧路管内の市町村長さんが結束して、テレビコマーシャルをやったりして、随分力を入れたPRをされまして、その効果もあったのではと思いますが、非常に釧路・根室方面の観光施設への入り込みが増えたということがデータでお分かりいただけるかと思います。
 それから、もうひとつの観点ですが、左側に池田ワイン城と十勝エコロジーパークというのがあります。これは十勝管内の観光施設ですけれども、池田のワイン城が22%増、それから十勝エコロジーパークが13%増ということになっておりまして、十勝管内もお客様が増えております。
 道東道が延びると、今まで十勝に来ていたお客様がそのまま素通りして、釧路根室方面に行ってしまうのではないかという心配されていた方もいたのですが、結果からいくと十勝管内も増えていまして、延びたことによって、十勝と釧路の魅力の相乗効果みたいなものが出たのかなと思いますし、今、周遊観光なんかも随分話題になっておりますが、そういった意味でも非常に効果があったと思っているところです。
 それから、3ページ目をご覧いただきたいのですが、これはゴールデンウィークということじゃなくて、物流の関係者に開通した後に色々ヒアリングをした結果ではありますが、こちらも様々なプラス効果が出ているのではないかと思っております。
 一番左の下に書いてありますが、背高コンテナと言って、コンテナを積んだトラックは高さが随分高くなるのですが、この地図でいきますと四角で囲んでいる、直別トンネル・上厚内トンネル・浦幌トンネルというのが国道38号にあるのですが、ここのトンネルはかなり古いトンネルで、小さいトンネルです。そうすると大きいコンテナを積んだ車が通れないというような実情があったのですが、道東道が開通したことで、そこを通ることができるようになって、コンテナを積載したトレーラーが走行できなかったのが、道東道を経由することで行けるようになったということで、例えば十勝圏の荷主さんが釧路港に物を運んで、釧路港から物を出すといったようなことができるようになったという話です。
 それから、真ん中のところは木材のチップの輸送ですけれども、これは足寄町のところで木材のチップ加工をやっている方の声ですけれども、地図にもありますが木材チップ加工工場というのが足寄のところにありますが、今まではその青いルート、これは国道240号ですが、それをぐるっと通って釧路まで、製紙工場とか港に持って行くのですが、今度は道東道を通れるようになって、かなり近くなったということで、輸送時間が片道で30分以上短縮されたという声が来ております。
 更に、今年度に、この高速道路が阿寒インターまで延びるのですが、そちらまで延びると更に20分短縮されるのではということで、非常に効果が大きいという声が来ております。
 それから、一番右側は、家畜の飼料などを輸送する業者の方々ですが、釧路港に色々飼料が入り、それを十勝まで輸送するということをやっていたのですが、これまでは、釧路~十勝間を1日に2回転させるのが精一杯でしたが、それが余裕を持ってやれるようになったと、燃費も良くなったと、そんな声がインタビューの中では出てきておりまして、道東方面の物流に非常に新しい動きが出てきているということだと思います。効率化されたということでありますが、我々としてはこういうことをきっかけにして、更に道東方面の産業に新しい動きが出てくることも期待したいと思っているところであります。
 4ページ目ですが、今の話と続くような話ですが、地域の中で、今白糠まで行ったものが阿寒インターまで延びて、やがて、釧路まで延びるということを見込んで、地域の中で様々な動きも出てきているということです。これは先ほどもありました、阿寒丹頂の里というところの例でありますが、白糠まで伸びたことでお客様が非常に増えたのですが、そんなことを踏まえながら、地元で官民連携して、この阿寒丹頂の里をリニューアルして、もっと良い施設にして、お客様をもっと入れられるようにしたいという検討が盛んに進められております。地元の商工会や農協など関係者が関わって、ぜひここを観光客が大勢来る拠点にしたいということでリニューアルのプランが進んでいるということです。
 開発局としましては、今回の道東道の延伸によって、道東方面の観光や物流に大きな効果が出ているのではないかと思っています。もちろん観光、物流だけでなく、救急医療の面でも地元で歓迎されていると思っています。このような効果を地域でさらに出していくべく、道東道の延伸、あるいは道内の何箇所かで道路建設をやっておりますが、それを鋭意進めて、北海道内の観光、物流、医療などに役に立つ整備を重点的に進めて参りたいと考えています。
  • 道東自動車道の利用状況について

話題2

大雨に伴う災害に注意を!

 2つ目の話題は、大雨に伴う災害に注意をということです。1枚目は、皆様に既に投げ込みでお知らせしている内容ですので、あまり詳細に説明しませんが、夕張川の総合水防演習を6月20日に長沼町で行います。ここで洪水に関するいろいろな対策の演習を行います。これは、国、道、市町村、その他に消防団ですとか、自衛隊ですとか、道警、あるいは、赤十字といった方々に参加していただいて、大雨で洪水被害が出たりすることへの対応の訓練をするものです。
 今回の演習の特徴は、左の下にありますけれども、最近、随分集中豪雨が多くなっておりまして、土砂災害も多くなっておりますので、土砂災害、土砂崩れの発生も新たに想定した訓練をやりたいということです。具体的内容は、山間部で土砂崩落が発生したと、それによって家屋が倒壊したり、走行中の車両が埋まったり、あるいは、道路の橋が流出してしまったりということを想定した訓練をやるということです。もう一つは、左の下に戻りますけれども、緊急速報のエリアメールによる避難勧告メールの配信訓練も新たにやりたいと思っております。
 ただ、この訓練はどちらかというと防災関係者、いわゆるプロの訓練ですけれども、今日の話題提供の主旨は、一般の住民の方々にも色々注意をしていただきたいということのメッセージです。一般の住民の方々が防災についての知識だとか、意識だとか、あるいは、いざという時に行動をとってもらうということが非常に重要だという風に考えているところです。
 その話の前提として、2ページ目ですが、最近の北海道の雨の状況です。北海道でも雨の降り方が変わってきておりまして、非常に強い雨が多くなってきています。具体的なデータですが、左側中段の棒グラフは、北海道内のアメダスの観測地点で1時間当たり30mm以上の雨が降った回数を年間毎に集計した数字です。ご覧いただくと分かるのですが、だんだん増えてきています。年によって減ったり増えたりしていますが、平均してみると、ずっと増えてきている傾向にあります。一番最初は、昭和53年になっておりますが、15回位観測されていますけれども、一番右端の平成26年のところは30回位になっていまして、この間が約40年で15回位だったのが30回位と倍位の頻度に増えているということです。30mmというと相当強い雨で、傘をさしていても歩くのが大変で、びしょびしょになるような雨ですけれども、そういう雨が徐々に増えてきているというのがこれをご覧いただけると分かると思います。それと似たような話ですが左の下に記録的短時間大雨情報というのがあります。これは気象台が出す情報ですけれども、その地域にとって災害の発生につながるような希にしか観測しない雨量の時に、記録的短時間大雨情報というのを出すことになっています。その頻度が北海道の中の合計値ですが、そのグラフにありますように、ここ5年位で随分急増している傾向にあります。17年からのデータがありますが、過去10年でいくと去年は最大だったということです。そういう強い雨、災害を起こすような強い雨がだんだん増えてきている傾向にあるのがお分かりいただけるかと思います。
 それから、右に日本地図がありますが、過去から1日に何ミリ降ったかというデータを積み重ねてきている訳ですが、その中で26年度に24時間の既往最大の雨を観測した観測所に赤丸を付けてあります。北海道で18地点、これまでの最高を記録したところがあります。全国でも49箇所記録したのですが、そのうち18箇所が北海道ということです。道北地域で随分新記録となっております。道央地域、支笏湖とか千歳あたりでも新記録となっておりますが、非常に強い雨が降る頻度が増えてきて過去最大となっています。それを踏まえて、3ページ目ですが、昨年も色々な災害が発生いたしました。左上にありますように札幌周辺に92万人に避難勧告が出たということがありました。国道453号線という南区から支笏湖に行く道路が土砂崩れで1ヶ月に亘って通行止めにもなりました。それから道北地方の名寄付近でも大雨によって畑や住宅が冠水するような被害も出ています。
 また、右側は土砂災害ですが、皆様ご承知のとおり、昨年8月に広島で70人以上の方が亡くなるという悲惨な災害が起きていますし、北海道でも右下にあるように礼文町でも土砂崩れで2人の方が亡くなるという災害が起きています。このような状況が頻繁に起こるようになっています。先週の大雨でもJRの千歳線、エアポートなどが運休しましたが、この時も江別や夕張の方で記録が出るような大雨が降っています。
 ちょっと飛びますが7ページを見ていただいて、こういうことを踏まえて、開発局ではハード整備、ダムとか遊水地を盛んにやっていますが、なかなか時間がかかりますし、相手が自然ですから、これをやっていれば十分だとか万全だということはあり得ない訳です。そういう意味で1人1人の住民の方が大雨に備えてどのようなことを準備していただけるのかということが非常に重要だと考えます。
 4ページに戻りますが、大雨の時にどんなことに注意してもらえるとありがたいのかということを4ページから5ページにつけております。4ページ目は、日頃からどういうことを準備して欲しいかという話、5ページ目は、いざ避難する時にどうしてもらうのが安全かという話を載せています。日頃からの準備という点では、一つはハザードマップというものがあります。大雨が降ると、どういうところがどれくらい浸水するかということをわかりやすくした地図です。それは各市町村が作っていて、市町村に行くと入手できますので、ぜひハザードマップを入手して見ていただくのが大事かなと思います。ハザードマップを見ていただくと、例えばご自分のお宅がどのくらい浸水可能性があるのかとか、浸水する時に避難場所がどこなのかというような情報が出ています。さらに言いますと、避難場所までどういうところを歩いて行けばよいのかという所まで確認いただけると、いざというときに非常に役に立つと思います。
 2番目ですが。非常の時に持ち出す防災グッズなども事前に準備していただけるとありがたいと思っています。避難所に行けばいろいろな物が揃っていますが、非常食、ラジオ、常備薬なども持ち出せるように準備していただけると、いざという時に役立つと思います。
 また、防災についての知識を高めていただくことも重要だと思っております。私どもが見ていてわかりやすいものとして、北海道庁さんのホームページに「ほっかいどうの防災教育」というコーナーがあります。そこに非常にわかりやすく書いてありますので、ぜひ見ていただけるとありがたいです。それからハザードマップや市町村が出しているパンフレットにいろいろな役に立つ情報が出ていますので、ご覧いただければと思います。また、開発局は出前講座をやっておりまして、防災担当の職員が、地域からリクエストをしていただければそこに行って、防災関係のいろいろな情報を提供しています。
 5ページ目のいざという時の話です。災害の時にどうするかということで、1つは、避難に必要な情報をちゃんと得てください。まず基本は避難準備情報や避難勧告、避難指示は市町村の防災無線・広報車、自治体を通じての連絡で伝達されるので注意していただければと思いますが、また、それがなかなか充分に届ききっていない例も多いのではないかと思っております。従って、自ら情報を入手する方法もありまして、「気象情報」、「災害情報」や避難に関する情報などは、テレビ、ラジオ、インターネットなどからも情報がたくさん出ています。後ほど具体例を紹介しますが、相当強い雨が降っている時に自分のところが大丈夫かという場合などに活用していただきたい。
 また、避難するときに注意すべき点は、なるべく早く明るいうちに避難する、出来れば1人ではなく2人以上で動きやすい服装で避難していただきたい。水が流れたり、水が溜まっている場所は、見えないマンホールや排水溝があるので注意が必要です。夜の避難で大雨の場合は、自宅の二階や付近の丈夫な建物で高い場所に避難することが効果的です。暗くて危険な時にわざわざ遠くの避難所に行くよりは良いとされています。積極的に情報を取るということで、資料6ページに出ているように、テレビやラジオ放送、最近ではデータ放送もあり、河川の水位状況や大雨の情報がでていますので、かなりの情報は取れます。資料の右側に、気象庁のホームページがありますが、天気予報はもちろん、台風の進路予測、どういった雨がどういった地域に降っているのかという情報があります。資料にある高解像度降水ナウキャストとは、1時間先までの雨の量がわかる画像が動画で出ます。自分の居る場所の雨がこれから強くなるのか、弱くなるのか、ということが分かるようになっています。
 資料左下は、国交省の「川の防災情報」というサイトで、そこには、レーダーの情報や、水位の情報、ダム情報が出ています。絵にあるように川の断面図を示していますが、両側に堤防の高さがあり、青い部分は水でいっぱいになっている、それが更に上がっていくのか、下がりつつあるのかが分かるようになっています。資料右下は、北海道の「土砂災害警戒情報システム」というサイトで、土砂災害警戒情報の発表や地図でどのエリアがどのくらい危険かを提供しています。ぜひこのようなものを活用していただき、自らの住まいの状況を把握し、行動していただくことが効果的と考えます。
 これから台風も来る季節になるので、是非、このようなサイトを活用していただきたいと思います。
  • 大雨に伴う災害に注意を!

話題3

北海道新幹線の開業・延伸に向けた北海道開発局の取組

 最後の話題です。北海道新幹線が来年の3月新函館北斗まで開業し、5年短縮されて2030年度に札幌まで延伸ということになっていますが、開発局も様々な取組をして行こうと考えております。
 北海道新幹線は、北海道の観光や人流、交流に大きくインパクトがあるプロジェクトだと思っておりまして、国土交通省が調整して閣議決定する北海道総合開発計画にも記載されています。
 ただ重要なのは、新幹線による波及効果を新幹線沿線だけではなく、北海道内に広く波及させていくということと理解しております。北海道開発局は新幹線の事業主体ではないですが、北海道を活性化していく上で、新幹線の効果をどう道内に広めていくかという点で積極的に取り組んで参りたいと考えています。
 開発局の取組として大きく分けて2つあります。1つは、新幹線の建設事業をJRTTさんで盛んに進めておりまして、札幌までの延伸工事が本格的になってきているのではないかと思いますが、そのような工事との円滑な調整ということです。例えば、新幹線と道路の交差する所がたくさんありまして、国道ですと、札幌までの間で15箇所位ありますが、そのようなところの調整や協議がありまして、北海道にとって重要なプロジェクトである新幹線の工事が円滑に進むように積極的に迅速に調整してまいりたいと思っております。新幹線の延伸工事をする近傍で開発局も色々な工事を行っております。工事同士の錯綜も柔軟な調整をしながら、2030年度までに札幌まで延伸されるという工事が順調に進むように、開発局も協力支援して参りたいというのが、まず1つ目です。
 もう1つが、北海道にできる新幹線の効果を道内に広く広めていこうということです。その点で開発局の役割もあるのではないかと思っております。例えば、新幹線の駅から道内各地へのアクセスという面です。二次交通と言われますが、新幹線の駅で降りた方が次に色々な交通機関を使って道内に広く行っていただく上で、我々が整備している高規格道路なども重要だと思っております。具体例で言いますと、今年の3月に報道されたと思いますが、函館の方で函館新外環状道路を整備しております。今年の3月に赤川ICがオープンしましたが、その先まで延びて函館空港ICまで伸ばすことになっております。
 それができると、新幹線で新函館北斗まで来ていただいた方が、高速道路を通って短時間で函館空港にアクセスできるようになりますが、函館空港から道内の色々な地域に飛ぶ航空路線が話題になっております。実際にどのように実現していくかは難しいところもあるのですが、函館まで来た新幹線の効果として、道内の道北や道東に観光客を呼び込むことにもなるのではないかと思っております。
 また、函館から日本海側に行く道路で、函館・江差自動車道の建設を進めております。この道路が出来れば、道南の日本海側にも観光客を呼び込むことが出来る利便性が上がります。そのため、新幹線からの二次交通がスムーズに行くような道路整備が開発局の重要な役割だと思っております。
 新幹線の駅の周辺整備については、開発局が直接関わっているわけではないですが、都市開発系の交付金事業を国土交通省で行っております。交付金の交付を通じて、事業を応援することによって、駅前の賑わいを作り、新幹線で来た方の利便性を増進できると思っております。
 他には、観光の拠点としてお客様が行きたくなるような場所をどのように作っていくかを地域と連携して進めたいと思っております。我々と関係があるところは、シーニックバイウェイや道の駅、北海道みなとオアシスなどを地域と連携してさらに推進し、地域の魅力をアップさせることも行っていきたいと思っております。インバウンドでいうと道路標識の英語表記改善や、道の駅のWI-FI 整備も取り組んでいきたい。このようなことを行うことによって、北海道新幹線の波及効果を道内になるべく広げていきたいと思っております。
 開発局内部の組織として、関係する部署を集めた北海道新幹線関連連絡会を作っております。関係する本局の各課と新幹線沿線の開発建設部(札幌、函館、室蘭、小樽)とで、課題を解決する連絡会を設けております。今年度の4月に設置しました。新幹線の工事が円滑に行われるような支援や、波及効果をどのように広めていくかを取り組んでいきたいと考えています。
 このような取組を行っていますので、よろしくお願いします。

質疑応答

(記者)
北海道新幹線関連連絡会に関してですが、これは局内に設置しているいろいろな部署の横断的な組織ということですか。

(局長)
はいそうです。

(記者)
4月に設置して2030年くらいまで活動するとして、直近の何かスケジュールですとか、今後の方針を示したり、中間報告を出すなどの予定はありますか。

(局長)
第1回の連絡会を明日開く予定です。4月に設置して、これまでJRTTさんといろいろ打合せなどをさせていただいて、例えば新幹線の工事がどういうエリアでどのように進むのかという基礎的なデータをいただき、そのような情報を局内で共有し、どういう課題があるか、どういうところで協力すると効果的なのかというような話をしています。

(記者)
新幹線の質問に関連してですが、外の機関、例えば、道、札幌市、JRなどと連携するような組織を新たに設けるような予定はありますか。

(局長)
既に北海道新幹線開業戦略推進会議という組織が出来ていて、これは北海道庁さんと、関係する行政機関がみんな入っていて、観光関係の団体も入っており、そこで総合的にやることになっています。その中で開発局がこんなことが出来ないかというオーダーがあれば、局内の連絡会に持ち帰り、どうやって解決しようかとそんな話になっていくと思います。この会議では二次交通の話が結構話題になっていて、新幹線で大勢来てくれたお客様をその先どうするのかという話がありました。二次交通を充実させないと来たお客様も困るし、道内にその効果をちゃんと波及させるという意味で重要なのは二次交通というのが、私が会議に出た時の話題でした。

(記者)
少しお伺いづらいことですが、2次交通の関係で、先日、木古内町の工事現場で事故があり、今、検証などが現場で行われていますけど、今後のスケジュールに影響が出てくる可能性などはありますか。

(局長)
新聞報道にも出ましたけど、函館から日本海側に行く道路の工事をしており、その工事の内の橋梁工事を行っている場所で工事中の事故がありました。作業員が20メートルくらいの高さから転落し、一人が亡くなったという非常に残念な事故が起きました。6月4日に発生し、その後、警察や労働基準監督署の現地調査が入り、現地の調査が行われたところで、これから原因究明といった話になると思います。開発局としても学識経験者を入れた事故技術検討会を現地の函館開発建設部に設置して現地調査を行うこととしており、ちょうど今日の13時から検討会が現地で調査を行います。これから原因を明らかにした上で再発防止策をどう立てていくかという話になります。橋梁工事については、今のところ工事の再開時期は未定です。やはり原因がわかって、どう防いでいくかということを見極めた上で工事再開となります。全体としての工程では、木古内までの工事を平成31年度までに完成する予定として公表しています。直接のこの工事をいつ再開出来るかと言うこととは別に、できるだけ31年度の完成予定に影響のないようにしようと思っています。再開まで長引く場合は、工程の組み替えなども考えながら、できるだけ31年度に開通させるということは変えないように努力したいと考えているところです。

(話題及び質疑応答は要旨です。)

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