けんせつの現場から(建設産業に携わる方々の活躍 角田さん)
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角田さん(平成30年2月27日掲載)
・氏名 :角田 英輔(東海建設株式会社[室蘭市])
・主な担当業務 :現場代理人、監理技術者
・年齢 :39才
・業界歴 :21年
・紹介コメント :“今年で40歳になるけど若者になるのかな?”と仰っていましたが、とても若々しく爽やかなお兄さんという感じでした。現在は、現場代理人として河川改修の工事に携わっており、月曜日から週末まで長期出張で鵡川の現場事務所に勤務しています。今回は業界歴約21年の「中堅どころ」角田英輔さんにお話を伺ってきました。
・主な担当業務 :現場代理人、監理技術者
・年齢 :39才
・業界歴 :21年
・紹介コメント :“今年で40歳になるけど若者になるのかな?”と仰っていましたが、とても若々しく爽やかなお兄さんという感じでした。現在は、現場代理人として河川改修の工事に携わっており、月曜日から週末まで長期出張で鵡川の現場事務所に勤務しています。今回は業界歴約21年の「中堅どころ」角田英輔さんにお話を伺ってきました。
1 この業界に入った(目指した)きっかけは何ですか。
多くの人たちと話し合い、協力しながらモノを造ることに興味がありました。
また、自分はモノを造ることに向いているのかなと思ったからです。
また、自分はモノを造ることに向いているのかなと思ったからです。
2 仕事に「やりがい」を感じるのはどんな時ですか。
自分が担当する現場の成果品(品質向上・出来高精度)が満足のいく結果を得られ、評定点として結果につながったときはやりがいを感じます。究極は北海道開発局長表彰や室蘭開発建設部長表彰を受賞できると最高に光栄ですね(笑)。
また、この業界の仕事は、工事が竣工して自分が担当した橋や道路が将来に亘って形として残るという喜びがあります。
それから、工事を進めるに当たっては、地元の皆さんに説明し理解してもらうことが非常に大事です。できるだけトラブルなく工事を進めることが、発注者にとっても受注者にとっても良いことです。地域との調整に苦労することもありますが、地域貢献等を通じて地元関係者や地域住民の方から直接感謝の言葉を掛けていただいたときは、とても嬉しいですし、この仕事をして良かったなと思います。
また、この業界の仕事は、工事が竣工して自分が担当した橋や道路が将来に亘って形として残るという喜びがあります。
それから、工事を進めるに当たっては、地元の皆さんに説明し理解してもらうことが非常に大事です。できるだけトラブルなく工事を進めることが、発注者にとっても受注者にとっても良いことです。地域との調整に苦労することもありますが、地域貢献等を通じて地元関係者や地域住民の方から直接感謝の言葉を掛けていただいたときは、とても嬉しいですし、この仕事をして良かったなと思います。
3 仕事で、苦労している(した)点はありますか。
近年は労働者不足が深刻化し、特に土木作業員・型枠工・鉄筋工・重機オペレーター不足による工程の調整、突発的な応急復旧の対応に苦労しています。
また、職人さんたちが高齢化しており、ほとんどが60歳を過ぎています。20~30代のこれからという世代が少ないため、人のやりくりに苦労しています。
高校生や大学生に声を掛けていますが、なかなかこの業界に入ってくれません。
就職説明会で建設業の仕事の楽しみ方やICTについて説明しているのですが、まだ入りづらいイメージがあるのかもしれませんね。
また、職人さんたちが高齢化しており、ほとんどが60歳を過ぎています。20~30代のこれからという世代が少ないため、人のやりくりに苦労しています。
高校生や大学生に声を掛けていますが、なかなかこの業界に入ってくれません。
就職説明会で建設業の仕事の楽しみ方やICTについて説明しているのですが、まだ入りづらいイメージがあるのかもしれませんね。
4 仕事をする上で、普段心がけていることはありますか。
工事の目的を作業関係者は基より、近隣住民の多くの方に説明し、理解していただいた上で工事に着手するよう心がけています。
また、インフラ整備の必要性・地域防災の安全を理解してもらえるように工事を進めています。
5 この業界を目指している若者へのアドバイスがあれば、お願いします。
これからは、働き方改革が施行され、技術者育成型、女性登用モデル工事が増加する傾向にあり、多くの若手技術者・女性に興味を持ってもらえるような建設業界に変わっていくことになると思います。今、現場で働いている私たちが率先して週休2日工事の実施・ICTの活用・快適トイレの導入などを積極的に実践し、これからの建設業のイメージUPに寄与できるように取り組みたいと考えています。
週休2日は、下請企業等とどこまで詰めていけるか課題はありますが、今年から試行する予定です。
最近は現場見学会で女性の見学者が増えているので、快適トイレの導入を進めています。
また、当社では、女性の職員が月1回現場のパトロールに来るので、女性職員も交えながら現場の改善に取り組んでいます。女性の目線で現場を見ると視点が違うので、いろいろな気づきがあります。トイレも汚れていると指摘されます(笑)。そういうことで私たちの意識も変わっていきます。
建設業界の魅力向上のため積極的に環境改善に取り組んでいますので、多くの若者や女性に建設業界を目指してほしいと思います。
週休2日は、下請企業等とどこまで詰めていけるか課題はありますが、今年から試行する予定です。
最近は現場見学会で女性の見学者が増えているので、快適トイレの導入を進めています。
また、当社では、女性の職員が月1回現場のパトロールに来るので、女性職員も交えながら現場の改善に取り組んでいます。女性の目線で現場を見ると視点が違うので、いろいろな気づきがあります。トイレも汚れていると指摘されます(笑)。そういうことで私たちの意識も変わっていきます。
建設業界の魅力向上のため積極的に環境改善に取り組んでいますので、多くの若者や女性に建設業界を目指してほしいと思います。
6 最後に一言
平成28年1月にICT活用工事を室蘭開発建設部の第1号として実施しましたが、多くのメリットと多少の改善点があると実感しました。
冬季施工では、降雪後の出来高確認(UAV・LS)が履行できないことや発注時に3Dデータが公示できないことによる着手の遅れなどの問題を感じました。冬はUAVで空撮しても雪が積もると雪で反射して、現況の地盤高を精度良く拾えなくなります。どのように解消していくかは、これからの課題だと思います。
また、現在は2次元のデータで設計書を頂きますが、将来的には設計データを公示する段階で3Dデータを組み込んでいかないと工事がスムーズにいかないと思います。3Dデータの準備等のため、すぐに工事に着手できないのが課題だと思います。
いずれにしろ、ICTはこれから盛んになると思います。ICT活用工事の実施結果の良い点・悪い点をたくさん集計し、フィードバックすることで、今後の発注にどう活かしていけるかが重要だと考えます。
※UAV:無人航空機。通称ドローン。
※LS:レーザースキャナー
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現場事務所で作業中の角田さん
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工事現場の様子
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工事現場で河道の掘削について説明する角田さん
【インタビューした感想】
多くの若者や女性が建設業界に入ってもらえるように、就職説明会や現場説明会など様々な機会を利用して建設業界のPRに取り組んでいる角田さん。お話を伺い、大変な熱意を感じるとともに、労働者不足の深刻さを痛感しました。
角田さんの努力が実って、建設業界に多くの新規就業者が増えることを願います。
今回のインタビューは鵡川の現場事務所で行いましたが、事務所の壁には「むろけんRUN」のカレンダーが貼ってあり、とても嬉しく、ありがたいと思いました。
多くの若者や女性が建設業界に入ってもらえるように、就職説明会や現場説明会など様々な機会を利用して建設業界のPRに取り組んでいる角田さん。お話を伺い、大変な熱意を感じるとともに、労働者不足の深刻さを痛感しました。
角田さんの努力が実って、建設業界に多くの新規就業者が増えることを願います。
今回のインタビューは鵡川の現場事務所で行いましたが、事務所の壁には「むろけんRUN」のカレンダーが貼ってあり、とても嬉しく、ありがたいと思いました。