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けんせつの現場から(災害対応 池野さん)

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池野さん(平成27年1月20日掲載)

 池野 智章 さんの写真
・氏名 : 池野 智章(門脇建設株式会社 [苫小牧市])
・主な担当業務 : 道路維持(1級土木施工管理技士)

・業界歴 : 約20年(入社後一貫として道路維持作業に従事)
・紹介コメント : 今年9月11日に道内初となる大雨特別警報が胆振地方に発表され、地域では大きな被害に見舞われました。国道でも路肩洗掘などによる被害が生じ、道路維持を担当する建設産業の方々に昼夜を問わず災害対応に当たっていただきました。

今回は、その中でも道央の大動脈である国道36号を担当した門脇建設株式会社の池野さんにお話を聞いてきました。

1 まず、H26.9.11大雨災害の対応状況と、苦労した点を教えてください。

 その日の対応状況は、
   6:30頃 大雨のため、出動準備
   8:30頃 36号で被災箇所3箇所発見(路肩洗掘1箇所、冠水2箇所)
   9:30頃 浸食を防ぐため、路肩洗掘箇所をブルーシートで応急処置
  10:00頃 雨が止むとともに現地確認し、関係機関と協議
  12:00頃 応急復旧作業開始
  21:00頃 応急復旧が完了。 

 苦労した点といっても特に思い当たりませんが、昼夜、飯抜きで作業に当たりました。こうしたことは、災害時では多かれ少なかれあることなので覚悟しています。 ただ、私たちが担当している地域は、雨による路肩洗掘などはあまり記憶になく、今回の被災は少し驚きでした。

2 この業界に入った(目指した)きっかけは何ですか。

 とにかく重機が好きで、重機のオペレーターに憧れて入社しました。その後1級土木施工管理技士を取得し、平成14年から現在の現場代理人に従事。入社後一貫として道路維持を担当しています。

3 普段の仕事で、苦労している(した)点はありますか。

 除雪作業がある冬場では、いつも道路監視カメラと天気予報をチェックしています。いつ出動するのか分からないので夜眠れないことも度々ありますし、酒は基本的に飲みません。正月をパトロールカーで過ごしたこともあります。,息子は泣いていますが、妻は既にあきらめて「またか」と笑っています。

 除雪作業ではクレームも多いです。住民の方々にはきちんと説明し、協力をいただきながら進めています。

4 仕事に「やりがい」を感じるのはどんな時ですか。

 今回のような災害対応などで、ドライバーが安全に走行できるよう復旧できた時や、除雪が終わり、車が安全に通行している姿を見た時はやってよかったと感じます。一方で苦労してきれいに除雪した道を快適に走っている姿は、少し悔しいような一種の「羨望の目」で見ています(笑)。これもやりがいの一つです。

5 仕事をする上で、普段心がけていることはありますか。

 なんと言っても、無事故無災害です。仕事が遅れても安全第一で作業するよう指示しています。そういう努力もあり、幸い当社では、約10年間無事故無災害で作業をやらせていただいています。

6 この業界を目指している若者へのアドバイスがあれば、お願いします。

 やってみると建設業は楽しい。構造物が完成した時や、除雪が終わってきれいな道路を見た時はうれしいし、楽しい。

 重機のオペレーターはカッコいいよ。また、経験を重ね全体を見ながら目的に向かって作業を進めていくことは、とても楽しいし、カッコいい・・・と思うんだけどな(笑)。 確かに大変な時もあるけど、若い人も希望をもって入れる業界です。

7 最後、に一言

 仕事で家を空けることが多い分、休日にはたくさん家族サービスをしています!  仕事も大事だけど家族が一番! 家族は大切にしましょ----
  みなさん!仕事モードのON・OFFも大切に〜〜〜
  • 復旧作業の写真 H26年9月11日 R36復旧作業

    (指示する池野さん:右から3番目)

  • 大型土のう設置の写真 H26年9月11日 R36号復旧作業

    (大型土のう設置)

【インタビューした感想】
 とにかく重機が好き! と明るく話す池野さんはまるで昔の子供のようでした。災害時や普段の仕事の苦労を忘れるぐらい、本当に重機とこの仕事が好きで、プライドを持って道路維持に当たっているんだなあと感じました。

お問合せ先

広報官

  • 住所:室蘭市入江町1番地14
  • 電話番号:0143-25-7051

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