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特集

観光客で賑わう新千歳空港国際ターミナルのぎょれん直営店
                
 新千歳空港の国際線ターミナルは、冬の北海道観光を楽しみにやってきたアジアなどからの旅行客で賑わっています。  国際ターミナル内のお土産売り場でもひときわ目を引くのが水産品コーナー。ホタテやタラバガニなどがお土産に人気です。 
 北海道の農水産物は、おいしさはもちろんクリーンで安全・安心と人気が高く、アジアのデパートで開催される北海道物産展も盛況とのこと。
 今回は、アジアなどの海外に輸出される北海道ブランドの水産品の「安全・安心」、「鮮度」を守る取組みを紹介します。


 

               
 道南の八雲町熊石は、日本海に面した漁業のまち。
 イカやスケソウダラ、エゾバカ貝(青柳)の漁やアワビの養殖が盛んです。
 なかでも、スケソウダラは品質がよいと国内外の市場関係者から高い評価を得ており、お隣の国、韓国では「鮮釣助宗(せんつりすけそう)」のブランド名で人気が高いそうです。
 韓国まで運んでも新鮮で品質が落ちない。その背景には、陸揚げから出荷までの徹底した衛生管理があります。 ひやま漁業協同組合熊石支所長の佐藤さん、八雲町熊石総合支所産業課の田村さんに お話を伺いました。



              
(佐藤支所長)
 平成13年頃からです。日本ではスケソウダラといえば、タラコのとれるメスが高値で売れますが、オスは単価が低いのです。そこで、オスの販路を求めていて、韓国に輸出することにしました。
 韓国ではスケソウダラのチゲ(鍋もの)がないと正月がこないというほどで、オスも高値で売れるんですよ。ここの浜値でキロあたり80円のオスのスケソウダラが、韓国への輸出となると、高い時でキロあたり250円という値がつくこともある。
 ただ、輸出するとなると、品質、つまり鮮度をどう保つかということが問題になったわけです。   

  


               
(田村係長)
 それまでは、埠頭で陸揚げしたものを200m以上離れた作業場までもっていって、箱詰めをしていました。作業効率も悪かったし、漁の最盛期には箱詰めされた魚を置いておく場所もなくて、道路に積み上げていたこともあったんです。
 雨や雪がかかったり、ホコリがついたりすると、魚は途端に鮮度が落ちてしまいますからね。きちんと衛生管理のできる港が必要だったのです。   

 

  


               
(田村係長)
 日光や雨をさえぎる屋根が必要ですし、陸揚げから荷さばきそして出荷までの作業を衛生的で効率的に行える作業スペースが必要です。 熊石漁港では平成15年に衛生管理型の漁港として、屋根付きの岸壁や荷さばき場など一連の施設が整備されました。
 また、鮮度を保つために一役かっているのが、熊石の冷たくて良質な海洋深層水です。
 海洋深層水を荷さばき場などに導水することにし、魚体を深層水できれいに洗い、氷を詰めた発砲スチロールに入れて、再度、深層水を散布して出荷しますので、雑菌が抑えられ鮮度が保たれるのです。
 


               
(佐藤支所長)
 韓国では肝や白子もチゲに入れますから、鮮度がよくないといけません。
 もともと、はえ縄漁で獲ったものですから、比較的鮮度はいいのですが、トラックで下関まで行って、船で韓国の釜山(プサン)まで運ぶとなると3,4日はかかってしまう。それでも、熊石のスケソウダラは鮮度の目安となる魚体のたてしま模様がはっきりしていて、目も白くなってなく、えらの黒ずみも少ないとのことで、評判もいいですね。だから、釜山からさらに内陸のまちでも売れるそうです。
 熊石のスケソウダラは魚体がそれほど大きくないのですが、「鮮度」がいいことから、北海道檜山産「鮮釣助宗」としてブランド化ができたわけです。
 

  


               
(佐藤支所長)
 そうですね。衛生管理型の漁港になってから、漁業者の衛生管理、鮮度の保持に対する意識が大きく変わりました。港もきれいになって、漁の最盛期でも魚の生臭くなくなりました。
 最近では、スケソウダラ以外にも、サクラマスやヒラメに一手間かけて、熊石産活〆サクラマスや活〆ヒラメとしてブランド化も行い、札幌などの市場に出しています。
 これも衛生的な施設で荷さばきや海洋深層水を使った洗浄ができるので、実現したものですが、生産者がみずからが、こうしたブランド化にも取り組むようになったというのは大きな変化です。 施設によって人がつくられるというか、施設ができたことでみんなの意識が変わるということを実感しました。
 




               
 (佐藤支所長)
  地域の元気は浜の元気から。今後も色々な魚のブランド化を図っていくことで、漁業の収益が安定し、まちの振興にもつながるようがんばっていきたいですね。
 なにより新鮮な魚はおいしい。熊石のおいしい魚を日本国内、国外をとわず、もっとたくさんの人たちに食べてもらいたいです。

  
  スケソウダラの漁は11月から1月までが最盛期。陸揚げから出荷まで、作業に従事する人も出入りするトラックにも衛生対策をとっています。さらに熊石の海洋深層水で洗って箱詰めされ出荷。トラックで下関まで運ばれ、船で韓国へ輸出されます。


※スケソウダラ
  正式には「スケトウダラ」ですが、地方によっては「スケソウダラ」とも呼ばれています。
  ここでは「鮮釣助宗(せんつりすけそう)」の呼び名にあわせ、スケソウダラと標記しました。
 
 熊石漁港(函館開発建設部江差港湾事務所) 


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■電話 011-709-2311(内線5816) ■FAX 011-709-8995

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