網走港 川筋地区 小型船だまり整備事業 (印刷用ページ)
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【網走港 新港地区 防波堤改良事業】
事業の概要
事業の目的
■港の概要■
網走港は、北海道北東部網走湾の西端、網走川の河口部に位置する、網走市が管理する重要港湾です。
本港は、昭和53年に重要港湾に指定され、現在では、北網地域の産業・生活に係わる物流を支える港湾として、また、沖合、沿岸漁業の基地として重要な役割を果たしています。
網走港は、北海道北東部網走湾の西端、網走川の河口部に位置する、網走市が管理する重要港湾です。
本港は、昭和53年に重要港湾に指定され、現在では、北網地域の産業・生活に係わる物流を支える港湾として、また、沖合、沿岸漁業の基地として重要な役割を果たしています。
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網走港位置図
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網走港全景
■事業の目的■
小型船だまりの整備により、小型船の混雑の解消による水産活動の効率化とともに、冬季の流氷観光に対応した観光・交流拠点の形成による地域の振興を図る。
網走港には、冬季の流氷等を目的に多くの観光客が訪れていますが、流氷観光砕氷船の発着場所が市街地から離れた貨物船岸壁であることから、利便性やアクセス等が課題となっています。
また、川筋地区の物揚場は整備から50年以上が経過し、老朽化が著しい状況となっている。そのため、係留の禁止により施設が不足し、非効率な水産活動を強いられています。
本事業では、こうした問題荷対処するため、川筋地区において、老朽化した小型船だまりを改良整備するもので、水産業にかかる作業コストの削減とともに、流氷観光需要に対応した地域の観光・交流空間の形成を目的として、平成11年度から着工しています。
小型船だまりの整備により、小型船の混雑の解消による水産活動の効率化とともに、冬季の流氷観光に対応した観光・交流拠点の形成による地域の振興を図る。
網走港には、冬季の流氷等を目的に多くの観光客が訪れていますが、流氷観光砕氷船の発着場所が市街地から離れた貨物船岸壁であることから、利便性やアクセス等が課題となっています。
また、川筋地区の物揚場は整備から50年以上が経過し、老朽化が著しい状況となっている。そのため、係留の禁止により施設が不足し、非効率な水産活動を強いられています。
本事業では、こうした問題荷対処するため、川筋地区において、老朽化した小型船だまりを改良整備するもので、水産業にかかる作業コストの削減とともに、流氷観光需要に対応した地域の観光・交流空間の形成を目的として、平成11年度から着工しています。
事業の概要
施設規模
施設名 | 規模 |
---|---|
物揚場(-4.0メートル)(改良) | 170メートル |
泊地(-4.0メートル) | 27,400 平方メートル |
港湾施設用地(北) | 17,100 平方メートル |
物揚場(-2.0メートル)(改良) | 500メートル |
道路(補助事業) | 350メートル |
整備進捗状況
図の通り (平成24年12月末現在)
事業の必要性等
A 流氷観光砕氷船の欠航数減少による待機コストの削減
本整備事業の実施により、乗船ターミナルが静穏度のより高い川筋地区に移転されると、年間当たりの欠航回数が減少し、乗船客の待機費用、従業員の作業費用及び流氷観光砕氷船の移動費用が削減されます。
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整備前
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整備後
B 流氷観光砕氷船乗船客の移動コストの削減
本整備事業の実施により、乗船客は観光の主要幹線ルートに隣接した、移転後の乗船ターミナルへの質の高いアクセスとなったことから、乗船客の移動時間が短縮され、移動費用の削減が図られます。
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整備前
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整備後
C 交流機会の増加
本整備事業の実施により、一年を通して地域の住民や観光客が、憩い楽しむことのできる空間が一体的に創出されることで、港湾への来訪者が増えることによる交流機会が増加し、交流・レクリェーション効果が発生します。また、これらを中心市街地に近い場所で整備することにより、地域経済の活性化にもつながります。
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整備前
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整備後
D 滞船・多そう係留コストの削減
本整備事業の実施(物揚げ場改良)により、係留施設延長が確保されるため、小型船の準備・陸揚げ時の滞船や休憩時の多そう係留が改善され、滞船や多そう係留によって生じる時間コストの削減が図れます。
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整備前
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整備後
E みなと観光交流空間の形成による中心市街地の活性化
本整備事業の実施により、網走市の中心市街地に近い川筋地区に新たに市民や観光客が集まる空間ができ、中心市街地の活性化に寄与することが可能となります。
なお、網走港では平成22年3月、「みなとオアシス網走」に登録されており、エリア内の交流・レクリェーションにおいて、中心市街地と連携したサービスを実施するなど、市民や観光客に交流の機会を提供しています。
なお、網走港では平成22年3月、「みなとオアシス網走」に登録されており、エリア内の交流・レクリェーションにおいて、中心市街地と連携したサービスを実施するなど、市民や観光客に交流の機会を提供しています。
F 流氷観光砕氷船の乗船ターミナル移転による乗船客の集客効果
本整備事業の実施により、流氷観光砕氷船「おーろら」の乗船ターミナルでもある「みなと観光交流センター」では、地域の多様な情報発信や地元の農水産加工品の販売なども行っており、道の駅「流氷街道網走」の機能も有しています。
近年、流氷の到来日数の減少により乗船客が伸び悩んでいる状況下で、これらの効果による乗船客確保も期待できます。
近年、流氷の到来日数の減少により乗船客が伸び悩んでいる状況下で、これらの効果による乗船客確保も期待できます。