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油流出事故に備えて

油流出事故に備えてサロマ湖で実証実験を実施

流氷の流入を防ぐアイスブーム施設の活用

 平成18年12月12日に網走開発建設部や海上保安部などの関係機関が連携して、オホーツク海での油流出事故の際にサロマ湖内への油流入を防ぐため、湧別町三里浜のサロマ湖第1湖口にあるアイスブーム施設に「外洋型」、「B型」の2種類のオイルフェンスを設置して、効果が得られるかなどの実証実験を行いました。

 ※アイスブームとは、冬期間に湖内へ流氷が流入するのを防ぐため設置する施設です。
  • 位置図
 この実験は、網走開発建設部網走港湾事務所、紋別海上保安部・網走海上保安署、サロマ湖養殖協同組合が連携し、若築・テトラ経常JVと株式会社西村組の協力を得て行ったもので、平成9年1月に日本海で発生したロシアのタンカー「ナホトカ号」からの大規模油流出事故のような場合に、サロマ湖への油流入を防ぐ方策を検討するため実施しました。
 実験では、多くの自治体関係者や漁業関係者が見守るなか、タグボートで300mのオイルフェンスをえい航しアイスブーム施設に固定する作業を行いました。実験の結果、サロマ湖においては、アイスブーム施設にオイルフェンスを設置することで効果があることが確認されましたが、今回の実験を踏まえて、緊急時における関係者の役割分担、使用するオイルフェンスの確保等について、今後さらに検討を進めていきます。
  • オイルフェンス1
  • オイルフェンス2
  • オイルフェンス3
  • オイルフェンス4
 オホーツク海沿岸には、汽水湖(海水が流入する湖)が点在し、湖内では多くの養殖漁業等が行われていますが、今後ロシアのサハリン2プロジェクトの進展にともない、日本や韓国、中国に向かうタンカーが、石油で4日に1隻、LNGで2日に1隻、積出港プルモロドエからサハリン南部アリア湾を経由し、稚内沖、日本海を通過すると考えられています。大規模な油流出事故が発生した場合、流出した油は半日で宗谷岬、2日で雄武沖、3日でサロマ湖、4日で網走沖に到達すると予想され、その油が汽水湖内に流入した場合には外海と違い油が分解するのに数年間かかるなど漁業活動への被害が甚大であることから、海上保安部の主導のもと、流入を防除する構想を検討してきました。今回は、より高い防除システムの構築に向け、本来流氷の流入を防止するために設置されているサロマ湖漁港1湖口のアイスブーム施設を利用して実験を行ったものです。
  • (サロマ湖第1湖口上空からのオイルフェンス設置場所) 
【外洋型】
  • 外洋型オイルフェンス
 外洋型オイルフェンスは、外洋荒天下でも設置、撤去が可能なもので、函館海上保安部所有の外洋型オイルフェンス長さ300mを函館から1日かけ陸送し使用しました。

 実証の結果、海面下のスカート部が1mと長く油流入防止効果は高く見込めるものの、大規模であるが故にその設置・撤去に時間、労力を要するという課題が明らかになりました。
【オイルフェンス(B型)】
  • オイルフェンス(B型)
 通常のオイルフェンス(B型)は、消防、自治体等で一般に所有されている汎用型で、紋別海上保安部所有のものを紋別から陸送し、1スパン20mのオイルフェンスを300mにつなぎ合わせて使用しました。

 実証の結果、アイスブーム施設との密着性が良いこと、設置・撤去が容易であることが検証され、一定の油流入防止効果があること、緊急時にも対応しやすいことが確認されました。

お問合せ先

築港課

  • 住所:北海道網走市新町2丁目6番1号
  • 電話番号:0152-44-6625(港湾整備事業(網走港・紋別港)の実施などに関すること) 0152-44-6629(漁港漁場整備事業(ウトロ地区・能取地区・サロマ湖地区・元稲府地区)の実施などに関すること)

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