道南圏のH18達成度報告書/H19業績計画書 05
道南圏のH18達成度報告書/H19業績計画書 05
電停の移設による混雑緩和対策~豊川交差点改良~
1.現況と課題
観光シーズンなど大型バスの往来が多くなる時期や冬期に雪で道路が狭くなる時期などに交差点で大型バスやトラックが右折待ちすると国道(1車線)の道路幅が電停によって狭くなるため、後続車が停滞し、渋滞となるケースがありました。
2.対策立案 具体的な対策
交差点手前の道路幅を拡充するために、電停の位置を交差点の先に移動しました。
電停の移設により、これまでより交差点手前の車道幅に余裕ができ、右折待ちの大型車両があっても後続の直進車や左折車の走行が容易になりました。
また、電車利用者の利便性・安全性の向上のために、バリアフリー化を考慮した形状としました。
電停の移設により、これまでより交差点手前の車道幅に余裕ができ、右折待ちの大型車両があっても後続の直進車や左折車の走行が容易になりました。
また、電車利用者の利便性・安全性の向上のために、バリアフリー化を考慮した形状としました。
3.効果検証
電停移設後の交差点部の交通環境の変化について、バスドライバーにインタビュー調査を実施したところ「観光客集中時期の混雑緩和」「右折時の安全性・円滑性向上」など、従来からの当該交差点箇所の課題が緩和し走行性及び安全性が向上したとして評価されています。
今後は、観光期や降雪期など、当該交差点部が混雑しやすくなる時期において、渋滞の緩和や安全性の向上といった効果がより一層発現されます。
【バスドライバーの声】
今後は、観光期や降雪期など、当該交差点部が混雑しやすくなる時期において、渋滞の緩和や安全性の向上といった効果がより一層発現されます。
【バスドライバーの声】
- 観光ピーク時やイベント開催時は、脇道への右折時に後続の直進車を停止させてしまうことがありました。整備後は右折専用レーンが設けられ、気持ちに余裕を持って走行することができます。
- 整備前は対向車線上の電停に電車が止まっていると対向車の確認が容易でありませんでしたが、整備後は電停が無くなったことにより対向車の見通し良くなり、スムーズな右折が可能となりました。
- 降雪で車道が特に狭くなる時期でも並走車両との間に余裕のある走行が可能になると思います。
4.得られた知見・次への反映
次年度に同様の整備を予定している大手町交差点改良において、豊川交差点改良での評価を活かし、道路利用者、電車利用者の安全性、利便性向上のための交差点整備を進めます。