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道南圏のH18達成度報告書/H19業績計画書 06

道南圏のH18達成度報告書/H19業績計画書 06

冬期転倒防止啓発活動~転倒防止啓発パンフレット・ポスター「ここがポイント 函館冬道歩きガイド」~

1.現況と課題、対策方針の立案
 函館市は北海道内において比較的温暖・小雪ですが、毎年のように冬道の歩行者転倒事故が発生しています。特に平成17年度は例年にない大雪の影響で冬期転倒事故件数が大きく増加しました。
 このような状況を踏まえ、従来から実施している横断歩道周辺等での砂箱設置に加え、冬道の転倒防止に資するパンフレットを作成、配布することで地域住民に広く啓発し、冬期転倒事故の削減を図る必要があると考えました。
  • 函館市内の転倒事故救急搬送件数と降雪深
 H17年度に作成・配布したパンフレット、および従来から実施している砂箱に関する取り組みの評価を行うために実施したアンケート調査結果をもとに、今年度の取り組み方針について検討しました。
項目 昨年度アンケート調査結果より
得られた知見
今年度の取り組み方針
パンフレット

・パンフレットについては
読みやすいとの回答が
5割程度に留まっている
・ 転倒事故防止方策として、
除雪強化や防滑舗装の設置などの
ほか、「転ばないように気をつけて
歩くこと」に対する意識も高い
 

⇒ より読みやすくすることが重要
⇒ パンフレット作成による
  転倒防止支援が重要
 
砂箱 ・ 砂箱は認知されているものの、
自ら砂撒きをする意見は約5割程度
・ 砂箱デザインや置く位置を工夫する
必要があるとの意見が多い
・ 砂箱に砂が入っていないことがある
との意見があった
⇒ 砂箱の利用協力の呼びかけが重要
⇒ 砂箱自体の利用促進に向けた
工夫が必要
その他 ・ 観光客は市民とは異なり
パンフレットを見る機会が極めて
限定されてしまうので、
別の広報方法があった方が良い
⇒ パンフレット以外の広報方法が必要
⇒ “函館らしさ”を意識し、函館の駅前、
ベイエリアを中心としたイラストと
函館の代表的な観光地を付加・紹介
2.具体的な対策
■転倒防止啓発パンフレットの改善・配布
・ イラスト・写真を多用し“見せる”を意識した構成としました。
・ 転ばないで歩くためのポイントを『すべるポイント』、『服装ポイント』、『歩き方ポイント』の3つに分けて解説しています。
・ “函館らしさ”を意識し、函館の駅前、ベイエリアを中心としたイラストと函館の代表的な観光地を付加・紹介しました。
・ 砂箱利用促進に向けパンフレットにおいて砂箱の紹介もしました。
  • 転倒防止啓発パンフレットなど
■砂箱の利用促進に向けた工夫
・ 函館土木現業所、函館市との調整、協働により砂箱の各管理者共通のステッカーを砂箱に添付し、利用協力を呼びかけました。

■転倒防止啓発についての広報媒体の拡大
・ 冬道に不慣れな観光客をはじめとして、より多くの道路利用者の目に入るようパンフレットの配布と合わせて、駅や空港などの交通拠点や官公庁に掲示したほか、市電や市内循環バス(レクサ元町)の車内にも掲示しました。
3.効果検証
 JR函館駅、クリスマスファンタジー会場、はこだて冬フェスティバル会場などにて、転倒防止に関する事項やパンフレットの内容についてアンケート調査を実施しました。
 その結果、約6割の方から、パンフレットを配布したことは転倒防止に役立つとの回答を得ることができました。特に、パンフレットの情報量、読みやすさともに昨年より高い評価となり、砂箱の利用促進に向けた工夫についても約半数の人が参考になったとの回答を得ました。
 また、函館市内の電停やバス停での乗降客に対するアンケート調査の結果、ポスターやパンフレットの設置場所について様々なご意見を頂くことができました。
  • パンフレットの効果調査結果
4.得られた知見・次への反映
■転倒防止啓発についての広報手法の検討
 皆様から頂いたポスター、パンフレットの設置場所に関する様々な意見を参考にし、より効果的な広報手法について検討します。

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