厚岸の水産物:カキえもん・大黒さんま
カキえもん

丸みのある殻、ふっくらとした身と大きい貝柱、そして独特の甘み。厚岸産カキ「カキえもん」の大きな特徴です。
この「カキえもん」は、通常のカキの養殖法と違って、国内で厚岸が最初に導入したシングルシードと呼ばれる技術を使って作られます。

さらに、豊かな自然に囲まれた厚岸の海で丹精込めて育てることで、独特の味付けがされます。
~姉妹都市クラレンスから導入した養殖技術~
シングルシード技術との出会いは、北海道から遠く離れたオーストラリアのクラレンス市。当時、厚岸生まれ厚岸育ちのカキを復活させるため、新しいカキの養殖技術を模索していた厚岸漁協の有志が、クラレンス市との交流の中でこの技術の存在を知り、北海道の気候に合うように改良を重ねました。
実はクラレンス市との縁は古い。1850年クラレンス市の捕鯨船イーモント号が末広沖で遭難した時、この時厚岸町民が乗組員32名を救助。これが縁となり遭難から132年後の1982年に姉妹都市締結がされ、互いに交流を深めています。
シングルシード技術との出会いは、北海道から遠く離れたオーストラリアのクラレンス市。当時、厚岸生まれ厚岸育ちのカキを復活させるため、新しいカキの養殖技術を模索していた厚岸漁協の有志が、クラレンス市との交流の中でこの技術の存在を知り、北海道の気候に合うように改良を重ねました。
実はクラレンス市との縁は古い。1850年クラレンス市の捕鯨船イーモント号が末広沖で遭難した時、この時厚岸町民が乗組員32名を救助。これが縁となり遭難から132年後の1982年に姉妹都市締結がされ、互いに交流を深めています。

カキの代表的な食べ方は、生食。厚岸では、安心して生食できるカキを出荷するため、水揚げされたカキを、紫外線を照射して殺菌された清浄海水の中で48時間畜養しています。
さらに、定期的な食品検査も実施しています。この検査結果に関しては「北海道産かき安心情報」で公開しています。
こうした取り組みによって、安心でおいしいカキを食卓にお届けできるのです。
カキが年中出荷ができるのは厚岸だけ
厚岸のカキの自慢は日本国内で唯一、年中出荷できること!
その秘密は海水温です。一般にカキの旬は、秋と冬といわれています。しかし、厚岸では、夏でも寒流の影響で海水温が上がりにくい海域があり、ここを使ってカキの成熟をコントロールすることで、秋や冬以外の時期でもおいしいカキを提供できるのです。また低水温であるということはじっくり時間をかけて育つということ。だから栄養と旨みがたっぷり詰まったおいしいカキとなるのでしょう。
大黒さんま

■天を仰ぐサンマ
厚岸ブランド「大黒さんま」。新鮮な上にとても太いので垂直につかむと頭が天を仰いで立つ!
厚岸ブランド「大黒さんま」。新鮮な上にとても太いので垂直につかむと頭が天を仰いで立つ!

「大黒さんま」の食べ方一押しは、なんと言っても刺身。大黒さんまの鮮度を保つため、水揚げされたらすぐに船上で発泡詰めします。

厚岸ではトレーサビリティシステムを導入。商品シールのQRコードで、漁獲日や漁場、船主などの生産情報から調理法まで簡単に検索。衛生管理対策のひとつとして情報発信に取り組み、おいしさと一緒に安心も届けています。