4.北海道開発局における地震津波対策の進め方
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4.北海道開発局における地震津波対策の進め方
4-1.被害想定
○ 避難意識の違いによる死者数の比較(500年間隔地震・夏12時)
避難意識の違いにより約880人→約100人に減少
避難意識の違いにより約880人→約100人に減少
【死者率の設定】
浸水深別死者数は、北海道南西沖地震の集落別死者率と津波高さの関係を元にモデル化
【避難意識レベルの設定と避難行動】
避難意識が高い場合は、北海道南西沖地震、避難意識が低い場合は、日本海中部地震を想定し、避難未完了率をモデル化
○ 避難路の圧雪・凍結による死者数の比較(500年間隔地震・避難意識が高い場合)
夏12時の約100人→冬12時の約720人
浸水深別死者数は、北海道南西沖地震の集落別死者率と津波高さの関係を元にモデル化
【避難意識レベルの設定と避難行動】
避難意識が高い場合は、北海道南西沖地震、避難意識が低い場合は、日本海中部地震を想定し、避難未完了率をモデル化
○ 避難路の圧雪・凍結による死者数の比較(500年間隔地震・避難意識が高い場合)
夏12時の約100人→冬12時の約720人
【冬期死者数】
冬期は、路面凍結の影響により、避難に要する時間が長くなるとして、避難意識の高い場合は、冬 期避難完了時間を「2倍程度」と想定。
冬期は、路面凍結の影響により、避難に要する時間が長くなるとして、避難意識の高い場合は、冬 期避難完了時間を「2倍程度」と想定。
「日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震に関する専門調査会報告」
(平成18年1月25日)(P23)より
被害想定は、ある条件を仮定して算出したものであること、さらには、対象が住民のみで観光客は含まれていないこと、ライフラインが寸断された場合の暖房などの冬期避難環境は考慮されていないことなどから、想定を超える被害を意識し、出来ることを可能な限り対応していく必要がある。