水素による再生可能エネルギーを活用した地域づくりの推進
水素による再生可能エネルギーを活用した地域づくりの推進
北海道は、風力、地熱、太陽光、水力、バイオマス等の再生可能エネルギー源が豊富に賦存しており、地球温暖化対策やエネルギー安全保障の観点から貢献することができることから、平成28年3月29日に閣議決定された「北海道総合開発計画」においても、更なる再生可能エネルギーの導入を促進することが必要であるとし、水素による再生可能エネルギーの利用促進を図る取組を推進することとしております。
北海道開発局では、産学官金連携の「北海道水素地域づくりプラットフォーム」を開催し、水素を活用した企業等の取組の情報提供をはじめ、水素を活用した地域づくりの方針に関する会員間の意見交換など、地域づくりに関する地方公共団体への支援を行っております。
北海道開発局では、産学官金連携の「北海道水素地域づくりプラットフォーム」を開催し、水素を活用した企業等の取組の情報提供をはじめ、水素を活用した地域づくりの方針に関する会員間の意見交換など、地域づくりに関する地方公共団体への支援を行っております。
我が国電力のエネルギー源は88%が海外からの化石燃料
→我が国は、エネルギーを巡る国内外の状況の変化に大きな影響を受けやすい構造
北海道の一人当たりのCO2排出量は全国の約1.1倍
→北海道は、積雪寒冷地であり、広い地域に人や市街地などが分散している地域特性から、暖房や自動車による化石燃料の使用が多い
北海道の再生可能エネルギーの賦存量は全国の約3割
→北海道には、風力、太陽光、地熱などの再生可能エネルギーが豊富に賦存
北海道に豊富に賦存する再生可能エネルギーが十分に活用されていない
→出力特性が不安定なエネルギー源であること等から導入可能量は限定的
再生可能エネルギーを活用するには水素が有効
→再生可能エネルギーを水素の形で貯蔵・輸送することにより、その活用範囲が広がれば、CO2排出量削減や海外からの化石燃料依存といった課題の解決に貢献
水素の可能性
水素は、水や化石燃料、再生可能エネルギー等から製造することができるエネルギー源で、気体、液体とあらゆる形態で貯蔵・輸送が可能であり、将来の二次エネルギーの中心的役割を担うことが期待されており、利便性やエネルギー効率が高く、また、利用段階で温室効果ガスの排出がないなど、多くの優れた特徴を持っています。
このような性質を利用し、再生可能エネルギーの出力変動を水素に変換することにより電力を貯蔵することができ、また、製造した水素を燃料電池自動車等に利用することによりCO2排出量を少なくすることができます。
水素を日常の生活や産業活動で利活用する社会、“水素社会”を実現していくためには、技術開発や低コスト化のほか、水素利用普及のための啓発活動が必要となります。
このような性質を利用し、再生可能エネルギーの出力変動を水素に変換することにより電力を貯蔵することができ、また、製造した水素を燃料電池自動車等に利用することによりCO2排出量を少なくすることができます。
水素を日常の生活や産業活動で利活用する社会、“水素社会”を実現していくためには、技術開発や低コスト化のほか、水素利用普及のための啓発活動が必要となります。
北海道水素地域づくりプラットフォーム
平成27年5月25日、北海道の豊富に賦存する再生可能エネルギーの活用を、水素を利用することにより促進させ、水素を活用した地域づくりを検討することを目的に、国、地方公共団体、有識者、民間企業等が参加する「北海道水素地域づくりプラットフォーム」が設立されました。
水素地域づくりプラットフォームは、目的に賛同し水素に関する事業に主体的に取り組む、今後の水素関連事業等展開の検討を目的とする、国、地方公共団体、有識者、民間企業、団体に会員として、参加いただいております。
参加団体数52団体(平成29.2.6現在)
参加団体数52団体(平成29.2.6現在)
意見交換、情報交換、視察の実施、地方公共団体及び民間企業による先進的取組の支援、普及啓発等
詳しい活動内容は、当局HPに掲載しております。(↓)
【北海道水素地域づくりプラットフォームの活動写真のご紹介】
- 北海道水素地域づくりプラットフォーム 第3回会合の様子
- 北海道水素地域づくりプラットフォーム 現場見学会の様子