現在位置の階層

  1. トップページ
  2. 広報室
  3. WEB広報誌 かいはつグラフ
  4. WEB広報誌 かいはつグラフ2016.2
  5. インタビュー~函館商工会議所~

インタビュー~函館商工会議所~

WEB広報誌 かいはつグラフ2016.2(3)

  • インタビュー~函館商工会議所~
永澤課長
 今回は、函館商工会議所の永澤新幹線函館開業対策室長兼地域振興課長に、開業が直前に迫る北海道新幹線について、現在の心境等、幅広くお話を伺いました。

(写真:函館商工会議所 永澤新幹線函館開業対策室長兼地域振興課長)
北海道新幹線開業直前
間もなく北海道新幹線が開業しますが、開業直前の現在の心境についてお聞かせください。
 私自身、10年という長きに渡り、新幹線開業対策に携わっており、新たな時代が到来するという期待があります。しかし、その反面で、実現できていない部分や間に合っていない部分があり、正直気持ちの焦りがあります。色々筋道を立てていき、函館の魅力を更に向上させ稼ぐ力をつけていくことが、今後の課題となります。
 北海道新幹線開業後にも、引き続き課題解決に向けて取り組んでいきたいと考えております。

開業による期待
北海道新幹線が開業することにより、期待されていることについてお聞かせください。
 観光振興、産業振興、交通アクセスの3分野26施策を盛り込んだ地域活性化のための行動計画「北海道新幹線開業はこだて活性化アクションプラン」を平成20年に策定しています。観光振興では、首都圏と直結するということで、主に北関東地域へ集中的にプロモーションを行い誘客してきました。7年もの長き間、積極的にプロモーションを行ってきているので、入込に期待が持てると考えています。次に、インバウンド観光です。PR事業として、海外の旅行博などで英語版リーフレットを外国人の方々へ配布することにより、外国人観光客の『本州-北海道』という、新たなゴールデンルートとなるよう期待しています。
 産業振興では、新幹線開業により本州と繋がることから、地場産品の市場開拓や販路拡大が図られるよう期待しています。
 逆に、本州の企業も新幹線開業によって、北海道を市場に捉えているので、地元資本についても本州に負けないよう競争力を高めていき、顧客のニーズに応えられる事業者がもっと増えていくことを願っています。
 交通アクセスについては、函館は陸、海、空の全てに対応していて、交通拠点とまちなかがスムーズに移動できるように整えられてきていますので、二次交通の分かり易さや利用し易さを向上させて、少しでも長く滞在して貰えるよう取り組みます。

開業に関連して、当局へ期待
北海道新幹線開業に関連して、当局へ期待されることはございますか?ございましたら、お聞かせください。
  • 永澤課長
 道路整備ですね。北海道縦貫自動車道、函館新外環状道路、函館・江差自動車道の整備については、とても期待しています。特に、函館新外環状道路の赤川IC-函館空港IC間の開通には、かなり期待できるものと思われます。移動時間が短縮されることにより、その分、滞在時間が長くなります。滞在時間が長くなるということは、その場所での消費に繋がります。
 また、道の駅の情報提供機能も充実化されています。このような情報提供はとても重要です。個人の情報収集は、人によって様々です。遊ぶ、食べる、観るといったことに対しての情報を分かり易く提供することが大事だと考えます。

外国人観光客への対策

昨今増えている外国人観光客への対策等についてお聞かせください。

 市やその他の機関と一体となって取り組んでいますが、商工会議所では、経営者や従業員の方々を対象として、英語や中国語の外国語講座を行っています。また、免税店を増やしたり、海外おみやげ宅急便の募集、Wi-Fiスポットの設置等も行っています。あと、外国人留学生の方々に、実際に観光地の現場へ入っていただき、ご意見等を頂戴するなどして、インバウンド観光対策を行っています。

最後に、道南地域について一言
最後に、道南地域について一言お願いします。
 先日、道の駅「みそぎの郷きこない」がオープンした木古内町は、戦略的にPRを行っており、地域の方々の北海道新幹線開業に向けての意識が着々と高まっています。また、木古内駅の目の前にある道の駅が、立ち寄り機能として、とても効果があると思います。函館市内においては、事業者が抱える課題解決のための事業や基盤整備を行っていきたいと思います。
 函館市は、隣の都市圏と150㎞もあります。北海道新幹線が開業することで、隣の都市圏とより近くなるので、市場拡大を目標として、地域の意識を高めることが大事かと考えます。魅力を積極的に伝え、観光消費を取り込み、地域で循環させていくのが次のテーマと思います。

お問合せ先

開発監理部 広報室

  • 電話番号:011-709-2311
  • ファクシミリ:011-709-8995

現在位置の階層

  1. トップページ
  2. 広報室
  3. WEB広報誌 かいはつグラフ
  4. WEB広報誌 かいはつグラフ2016.2
  5. インタビュー~函館商工会議所~