インタビュー~ホタテの種苗供給基地~
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WEB広報誌 かいはつグラフ2015.09

(写真:遠別漁業協同組合 千葉組合長)

遠別漁港の役割及び特色についてお聞かせ下さい
遠別漁港は、昭和26年に第1種漁港の指定を受け、約30年後の昭和57年に第4種漁港へ変更されました。以来、避難港としての役割を持つ当漁港ですが、漂砂の問題については悩まされました。ハンデがあった当漁港ですが、漁港整備にあたり北海道開発局には親身になっていただき、現在は20トンクラスの外来船も受け入れられる漁港となりました。
また、当漁港はホタテ養殖漁業、小型定置網等の沿岸漁業の生産拠点漁港です。
当漁業協同組合の組合員数は、北海道内の漁業協同組合の中では非常に少なく、20~30人程です。組合員はホタテ漁を主としており、当漁業協同組合における漁獲の主な魚種は、95%がホタテとなっております。
また、当漁港はホタテ養殖漁業、小型定置網等の沿岸漁業の生産拠点漁港です。
当漁業協同組合の組合員数は、北海道内の漁業協同組合の中では非常に少なく、20~30人程です。組合員はホタテ漁を主としており、当漁業協同組合における漁獲の主な魚種は、95%がホタテとなっております。

衛生管理対策として整備された『屋根付き岸壁』について、整備前と整備後のホタテの生産量の変化についてお聞かせ下さい
生産量は、非常に伸びています。『屋根付き岸壁』が整備されたことによって、ホタテ稚貝については、出荷前作業、出荷方法、時間等が大きく改善され、健苗貝としての評価が確立されました。ホタテ成貝についても、『屋根付き岸壁』の利点を最大限活用することで活貝としての評価も高く、更に輸出向けとして市場拡大へと繋がりました。
整備される前、当組合としては、整備後の生産量を整備前の30パーセント以上増加を目標にしておりました。
生産量増加については、やはり『屋根付き岸壁』が整備されたことにより、仕事の効率化と異物混入の防止が図られ、整備前よりも鮮度が良い状態で、高品質なホタテを出荷できるようになったことが大きな要因かと思われます。
私たちは、屋根付き岸壁が整備されたことに、とても感謝しております。
整備される前、当組合としては、整備後の生産量を整備前の30パーセント以上増加を目標にしておりました。
生産量増加については、やはり『屋根付き岸壁』が整備されたことにより、仕事の効率化と異物混入の防止が図られ、整備前よりも鮮度が良い状態で、高品質なホタテを出荷できるようになったことが大きな要因かと思われます。
私たちは、屋根付き岸壁が整備されたことに、とても感謝しております。

『屋根付き岸壁』整備後の就業者の方々の反応や反響についてお聞かせ下さい

当漁港では、ホタテの出荷作業で女性の割合が高く、女性の力は非常に大事です。女性はパワーがあります。皆さん、活力が漲っており、非常に良い影響をもたらしていると思います。

ホタテ稚貝を道内へ出荷され、ほかにも半成貝や成貝を各地へ出荷されているとの事ですが、それぞれの主な出荷先についてお聞かせ下さい
ホタテ稚貝については、北海道内のオホーツク海沿岸部へ出荷しております。ホタテ半成貝については宮城や岩手へ出荷、ホタテ成貝については韓国へ出荷しております。
おかげさまで、遠別のホタテは、活きが良い、品質が良い等と、好評を得ております。
おかげさまで、遠別のホタテは、活きが良い、品質が良い等と、好評を得ております。

遠別漁港として取り組まれていることがあればお聞かせ下さい
当漁港で従事する漁業協同組合の組合員が少ないので、様々な取り組みをしていかなければなりません。過去には、日本全国から漁業者を募集しました。その中には漁業の未経験者もおりました。数十名の応募があり、1ヵ月の研修を行って、そのうち数名が現在も当漁港で漁業に従事しております。
遠別町は人口が少なく漁業の就業人口も少ないので、色々と智恵を絞り、素晴らしい『漁業の魅力』を伝えながら、漁業の担い手の確保をしていきたいです。
遠別町は人口が少なく漁業の就業人口も少ないので、色々と智恵を絞り、素晴らしい『漁業の魅力』を伝えながら、漁業の担い手の確保をしていきたいです。

今後の遠別漁港について期待されていることや抱負をお聞かせ下さい

今後も、色々と整備がされていく予定ですが、生産性の面でだけでなく、就業者や生産物そのものにとって良い漁港となるように期待しております。
また、漁港の整備にあたっては、現在の状況だけを考慮して判断するのではなく、将来を見据え漁港のあり方を考えていくことが大事です。
今後、10年先20年先を見据え、働き手を確保しなければならないと思います。私の最終的な考え方としては、雇用問題を解決すべく海外からの就業者、労働者を積極的に受け入れるため、組合員が団結し、環境改善を図り体制づくりを構築していくことです。
また、漁港の整備にあたっては、現在の状況だけを考慮して判断するのではなく、将来を見据え漁港のあり方を考えていくことが大事です。
今後、10年先20年先を見据え、働き手を確保しなければならないと思います。私の最終的な考え方としては、雇用問題を解決すべく海外からの就業者、労働者を積極的に受け入れるため、組合員が団結し、環境改善を図り体制づくりを構築していくことです。

遠別漁港のPRをお願いします
漁業は厳しいと言われておりますが、漁業は大事な産業です。一人でも二人でも多くの人が、この遠別で漁業に携わっていただければと思います。私自身、漁業一筋で、今の仕事は天命だと思っております。
遠別漁港はホタテ養殖業を基幹産業とした漁港です。ホタテ以外にも、サケ、ヒラメ、タコなども水揚げしています。毎年6月には、『ヒラメ底建網オーナーin遠別』を開催しており、全国各地の多くの方々からオーナーの応募があります。イベント開催時は、漁港内の会場で一般来場者の方々にも楽しんでいただける内容となっておりますので、是非皆さま遠別にいらっしゃって下さい。
遠別漁港はホタテ養殖業を基幹産業とした漁港です。ホタテ以外にも、サケ、ヒラメ、タコなども水揚げしています。毎年6月には、『ヒラメ底建網オーナーin遠別』を開催しており、全国各地の多くの方々からオーナーの応募があります。イベント開催時は、漁港内の会場で一般来場者の方々にも楽しんでいただける内容となっておりますので、是非皆さま遠別にいらっしゃって下さい。