波高 |
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波に含まれる一番高い峰と一番低い谷との差を波高といいます。
一般的に観測時刻の前10分から後10分の20分間のデータから算出します。
(10時の波高:9時50分から10時10分までの20分間データから算出します)
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周期 |
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波が上下するのにかかる時間をいいます。
峰から峰、谷から谷までにかかる時間を指します。
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波向 |
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波が向かってくる方向(波の進む方向ではない)をいいます。
波向が北の場合、北から南に波が向かっていることになります。
波向は一般に16方位で表します。方位のアルファベットの頭文字を用いて、北をN、南をS、東をE、西をWで表しています。
また、波向が観測されないほど静穏な場合はCで表しています。(例:北北東→NNE、西南西→WSW、静穏→C)
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最高波(最高波高、最高波周期) |
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ある期間(観測時刻の前後10分間の計20分間)の波の中で最大の波高を示す波をいいます。その波の波高及び周期をそれぞれ最高波高及び最高波周期といいます。
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有義波(有義波高、有義波周期) |
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ある期間(正時の前後10分間の計20分間)の波の中で波高の大きい方から数えて、 全体の波の数の1/3の数の波を選び出し、これらの波高及び周期を平均したものを有義波(有義波高、有義波周期)といいます。
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潮位 |
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海面の高さを、基準面から測った値のことです。
本サイトでは、特に選択しなければ始めにC.D.L.表示となりますが、必要に応じてT.P(T.M.S.L.)表示にすることもできます。
本サイトでは、観測値(1分間(10個:6秒毎)のサンプルデータから、最高値と最低値を抽出して平均した値)を表示しています。
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最低水面(旧称 基本水準面)(C.D.L.)(Chart Datum Level) |
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海図に記載されている水深の基準面のことで、港ごとに決められています。
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東京湾平均海面(T.P.)(Tokyo Peil)または(T.M.S.L.)(Tokyo Mean Sea Level) |
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陸地の標高の基準となった面のことです。
明治時代に東京湾の潮位観測を行って定めた平均水位で、現在の東京湾の平均水位と一致するものではありません。
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天文潮位 |
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月や太陽による万有引力や地球の公転による遠心力を受けて満潮と干潮が生じますが、
観測データから調和分解により潮汐定数を求め、この定数を用いて潮汐を予測計算した潮位を天文潮位といいます。
推算潮位、潮汐予報ということもあります。
実際の潮汐現象には低気圧や台風などの気象の影響や海流による海面変動等が含まれていますが、
天文潮位にはこの変動が含まれていないので利用する際には注意が必要です。
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偏差(潮位偏差) |
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観測された潮位と天文潮位との差を偏差(潮位偏差)といいます。観測潮位−天文潮位で算出されます。
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