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平成28年11月8日局長記者会見

記者会見内容

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平成28年11月8日局長記者会見の内容
  1. 新千歳空港国際線ターミナル地域再編事業着工記念式について
  2. 「平成28年8月北海道大雨激甚災害を踏まえた水防災対策検討委員会」の設置などについて

会見日時・場所

日時: 平成28年11月8日(火曜日) 13時00分~13時35分
場所: 札幌市北区北8条西2丁目札幌第1合同庁舎17F 北海道開発記者クラブ
会計実施者: 北海道開発局長 今 日出人

配布資料

話題1

新千歳空港国際線ターミナル地域再編事業着工記念式について

 まず、新千歳空港国際線ターミナル地域再編事業着工記念式からご説明いたします。資料の右のグラフをご覧ください。新千歳空港におきましては国際線の旅客が直近の3カ年で実績年平均で25パーセントぐらい増加を続けておりまして、今年も8月末の実績で対前年比21パーセントぐらいの増加を見ているところでございます。これに伴いまして写真で色分けしてございますけれども、この急激な増加によりまして駐機場や地上の走行の導線、あるいはCIQ関係の混雑の解消に対応するために、資料中の写真の色つきのところについて施設の整備を実施いたしまして空港の処理能力を向上させるということで動いているところでございます。
 今回、左下のところに書いてございますけれども、今年度事業着手に向けて準備を進める中で国際線のエプロンと南側の誘導路の工事について着手することになりましたので、これを機会といたしまして工事の安全とともに施設整備の早期完成に向けて、11月13日(日曜日)10時30分から着工の記念式を東京航空局と札幌開発建設部の共催で開催させていただくこととしたところでございます。
 開催の場所につきましては左下に書いてございますけれども新千歳空港国際線ターミナルビル2階のセタナリアを予定しております。お声掛けしているみなさまは、地元選出の国会議員の先生方、関係する自治体、当国土交通省関係や関係する各官庁のみなさま、それから空港に関連する事業主体の方々を予定しているところでございます。
  • 新千歳空港国際線ターミナル地域再編事業着工記念式について

話題2

「平成28年8月北海道大雨激甚災害を踏まえた水防災対策検討委員会」の設置などについて

 今年の8月の大雨を踏まえ、水防災対策検討委員会を設置いたしましたので、これについてご説明いたします。
 この委員会ですけれども、今後、水防災対策について検討を行うために、今回、あまり今まで例が無かったと思うのですけれども、北海道と共同で設置いたしました。先週になりますけれども、10月28日に第一回の委員会を開催いたしました。この中で、委員の先生方からは、資料を開いていただきますとコメントもありますけれども、気候変動による影響を顕著に受け始めたということで、北海道から新たなメッセージを発信すべきなどというようなご意見をいただいたところでございます。この委員会につきましては、年度内にあと2回程開催いたしまして、とりまとめた内容を今後の治水計画等に反映していきたいという風に考えているところでございます。
 では、資料に基づき簡単に委員会の資料の内容についてご説明させていただきます。1ページでは、委員の先生方と今後のスケジュールについて書いてあるところでございます。で、2枚捲っていただいて3ページ目でございます。この資料についてはホームページでも出しておりますけれども、今回、非常に短期間のうちに、年間の降水量に匹敵するような雨が道内の多くの地域であったということでございます。そういった中で、4ページになりますけども、私ども北海道開発局で管理しております直轄の河川でございますけれども、この夏の雨により道内の5水系6河川で、既往最高水位を記録しております。図で書いていますけれども、北海道の図に書いている赤いところについては、既往の最高水位を記録した観測したもの、それからオレンジ色については、支川関係でも同じように最高水位の記録を観測したものとなっております。5ページは、直轄の河川の被害状況の主なところを書いておりますけれども、昭和56年の水害というのを今までかなり大きな水害として捉えていたのですけれども、あれから35年経って、それ以来の直轄の河川の堤防決壊が発生しまして、氾濫、大きな被害が発生したところであります。それから6ページは北海道の管理する河川の被害状況を載せております。7ページでございますけども、そういった雨を受けまして、特に写真のとおり大きな被害が出たのですけれども、写真では左下の方に注目していただければと思いますが、今回、実際農地の被害もございました。その農地の被害も作物が被害を受けたというのはもちろんですが、農地の土壌が流出したり、あるいは缶詰工場が被災したということで、今までの普通の作物の被害というのと違って、被害を受けていないような作物も出せないというような非常に大きな農業被害が発生したところです。8ページはその結果として、例えばということで、にんじんの取扱と価格の推移を書いておりますけれども、8月の後半から10月いっぱいまででは、例えば東京市場ではほとんど9割、100パーセント弱位ですね、北海道内産のにんじんが占めているわけですけれども、今回出せなかったことによって、非常に大きな価格に対しての影響が出ているというグラフになっております。それから、9ページについては、この台風被害に関して道経連が実施したアンケート結果をまとめたものでございますけれども、既に三分の一の企業について、直接・間接的に被害を受けていると、半数以上の企業については今後心配があるということで、懸念を示されている結果になっております。11ページになりますが、こういうグラフを見たことがあるかどうかわかりませんけれども、この30年、40年の間に道内のアメダスで1時間当たり30ミリ以上降った雨、北海道にとっては非常に強烈な雨の発生回数を年ごとにプロットしたものでございます。左側のところと右側のところで明らかに傾向として大きな雨の量が増えているというのがご覧いただけるかという風に思います。また、12ページに書いてありますけれども、本州方面で非常に大きな雨を降らしていた線状降水帯というのが、これは北海道でもかなり近年増えて発生していると。12ページの右下の方は、一昨年札幌で特別警報が出まして、このとき支笏湖の周辺で大きな雨が降って私どもの国道が通行止めになったところでございますけれども、そういう真っ赤なような強い雨がいつまで経っても動かないような状態が続くようなことが今多くなっているということでございます。14ページ、ちょっと飛びますけれども、そういうような気象変化に対して、どのように他の国が対応しているかというのがこちらのページでございまして、例えば、イギリスの方でいうと、想定の計画に用いる数値を、割り増しして対応を考えているというような諸外国の例を調べた結果でございます。そういうことを踏まえて、今回の委員会で考えて提案させていただいているのが、16ページになりますけれども、一番上の方に書いてありますけれども、1つ目は今年の大雨の特徴はどうであったか、2つめはIPCCの報告などの最近の研究に見られる気候変動の予測、現状、それから今回起きた被害、先ほど農地の被害もお話しましたけれども、そういうような被害の特徴も踏まえて、4つの目標を立ててみました。
 1つ目はですね、気候変動による影響が現実のものになったということを認識すべきではないかということ、特に洪水の経験の少ない北海道においては、過去の記録ではなくて気候変動をあらかじめ前提とした対策を講ずるべきではないかということを書いています。それから2つめですけれども、そういう気候変動に対する色々な影響を速やかに計画に反映できない場合でも今年の夏に起きたような状況を踏まえた計画を考えるべきではないかと。3つめは今年3月に決定され新しい北海道総合開発計画の中に書いておりますとおり、食と観光をメインとする北海道づくりを将来考えておりまして、その中で生産空間をきちんと守っていくようなインフラ整備を進めていくこととしておりますけれども、そういった中でですね、今回大きな被害を受けた農業を守る治水対策も強化して、生産空間を守ることによりまして、全国の消費者に貢献すべきではないかと。4つ目は、最近よくお話が出るかと思いますけれども、ハードだけでは守れないものも発生しますので、そういったときのことを考えたうえで、道民あるいは関係機関一体となった減災対策を取り組んでいくべきではないかという柱を立てました。そういった中で7つ程、下にありますような検討すべき項目を羅列しております。この次のページから、18ページ、例えばということでお示ししていますけれども、今回あの既にできておりますダムなどでもある程度効果を発揮していると思っておりますので、こういうダムをうまく今後とも活用するために、再開発等や操作規則の見直しなども考えていこうかということを書いてあります。それから19ページは先程もお話しましたけれども、生産空間を守るためにどんなことをやればいいのかというようなことも少し検討していきたいということで、これは先程冒頭お話しましたけれども、年度内に計3回の会合を重ねて一定の方向を示していただこうというスケジュール感で進めていきたいと思っております。それを受けて、今後治水計画をどうするかということについて考えていきたいという風に思っております。
 それから、その下についているかと思いますけれども、お願いという書き方をしてございますが、占冠ICと十勝清水ICでのUターンをしないでくださいという表題がついております。皆様ご存知だと思いますけれども、9月1日から、台風10号の雨で国道38号と274号が止まったということで、私どもの方からNEXCO東日本にお願いいたしまして、国道2つが被災して通行できないという状態なものですから、非常に物流、人流に大きな影響を与えているということで何とかこの間、迂回路として使わせて欲しいとお願いをし、迂回路措置を無料で実施していただいております。10月14日から国道38号が開通しましたので、区間は短くなっております。こういう中で、国道38号の狩勝峠は復旧しておりますけれども、国道274号を利用した場合に比べて迂回としては延長も長いものですから、また重ねてお願いして、無料の迂回の区間の継続措置をお願いしております。そういった中で、今回の迂回の趣旨とは異なる利用といいますか、一回降りて、特に占冠ICがそうなのですけれども、一回降りて乗り直すということが起きているようでございまして、Uターンのためにかなり現地では事故等が頻発しているところでございます。こういった中で地元からの要望もございましたので、関係機関、警察等ともお話した上で、私どもの方で道路の中央部にラバーポールを設置したほか、注意看板を設置するなど、Uターンが発生しないように、色々とお願いしてきたり取り組んだりしているところでございますけれども、完全に無くなっているわけではございません。地域の方々からは、ちょっと危険だというご要望をいただいているところでございます。お願いでございますけれども、改めて色々対応させていただいたり、監視員をまたこれから配置したりしておりますけれども、本来の迂回路の意味合いをお考えいただいて趣旨を理解していただいた上でですね、御協力をお願いしたいところでございます。
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  •  【お願い】占冠IC及び十勝清水IC付近でのUターンはしないでください

質疑応答

(記者)今回の台風の災害で幕別町の猿別川と旧途別川の合流点である水門が、結果的には閉まるのが遅れたということで、住民からの様々な意見が出ていますが、改めてこれまでの調査の結果、どういう形でそうしたトラブルが起きたのか、それからその調査が終わったのであれば、住民への説明をどうされるのか、その辺をお教え願います。

(局長)猿別川の水門の関係ですが、北海道が管理している旧途別川が、私どもが管理している猿別川に流れてきまして、合流点に設置している水門、すなわち、猿別川から旧途別川へ逆流しないように防止する水門でございます。 本来であれば、逆流が確認された場合には閉める操作をするもので、今回、実際に逆流を確認して、閉めるための操作をしようとしたときに、すぐに対応することができなかったということです。これは現地に聞いたところ、ブレーカーが落ちていたということに気が付かず、それで時間を要してしまったということです。
 それから、住民の方への説明を行うということで、いろいろと作業をしておりますが、まだ最終的に結果が出ておりません。実は逆流したときに閉める水門なので、私どもは逆流したことを確認していますが、その時には既に旧途別川の方の堤防から水が溢れていたという二つの状況がございます。もともと旧途別川から溢れたものなのか、私どもの水門を閉める操作が遅れたことによって影響が出たものなのか、そのあたりを計算して、結果として私どもが水門を閉める操作が遅れたことで、どのくらい地域の浸水に影響しているかを確認しているところです。
 かなり難しい計算なので、専門の先生方にご相談しながら作業を進めていまして、その作業が終わりましたら、住民の方々へ、北海道さんと幕別町さんと一緒にご説明しようと考えております。

(記者)国道274号の日勝峠の復旧の見通しをお聞きします。

(局長)日勝峠については、まだ40キロメートルに及ぶ区間で通行止めが続いております。ホームページ等でも被害状況をお知らせしておりますが、あの40キロメートルの区間内において、橋も2桁の箇所、それから道路そのものの崩壊とか全体で60箇所以上被災している状況にございます。日勝峠には、途中に入る道路がございません。結局一番下の方からなんとか道を開けて、上に行くというような状況でございます。まず今何をやっているかと申しますと、そういう進入路を造り、調査用の車両や応急復旧のための機械等が入れるための道路を、下から順次造っている最中でございます。それと平行しながら、2次災害の防止のための対策を行い、少しずつ上に上がってきております。そういった状況ですので、復旧に向けて実際に設計を完了するような段階までいっておりません。災害復旧に向けた設計の作業が終わった上で、実際の工程など引いてみて、いつ頃復旧できるかということも含め、計画していくことになります。誠に申し訳ないですが、今日の段階では1日も早く復旧に向けて頑張っていくということ、それから、今年は一月早く雪が降っておりますが、冬場もできるだけ、なんとか雪の影響のないような工事をしながら、早期の復旧に向けて頑張っていくということで考えております。

(記者)場所によっては、トンネルの手前が大きくえぐられて、大量の土砂が流れているという所もあると思います。復旧の方法としては、それぞれの場所で違うと思いますが、元の道を埋めて戻すのか、あるいは別の道を造るのでしょうか。写真で見る限りでは本当にできるのかという住民の声もあります。この辺はいかがですか。

(局長)先ほどお話したとおり、調査が順に進んできている最中ですが、私どもとしては現ルートでの復旧に向けていきたいと、ただ、今ご心配のように、例えば少し細工して、同じような雨でまた被害を被ったら困りますので、そのあたりは設計に反映させたり、場合によっては専門の方々と相談しながら、設計も進めていきたいと思います。

(記者)工事は来年雪解け後に本格的な着工になろうかと思いますが、来年いっぱいくらいでできるものなのでしょうか。工程の期間として、どのくらいのスパンを考えればいいのでしょうか。来年いっぱいくらいでできるのか、もっと時間がかかるような長期間にわたる工事になるのか。一刻も早くといいますが、どのように考えたらいいのか、住民としてはその辺が知りたいのですが。

(局長)先ほどご説明したとおり、結局実際に入ってみていろいろと調査・設計した上で、設計ができないとなかなか工期も算定できないわけですが、少なくとも今年は冬になっているため、仰ったとおり春先から工事ができるよう、もちろん、可能なものは冬場も行おうと思っていますが、何年もかからないようできるだけ早く、と今思っています。しかし、それは結果を見て、調査が進めば明らかになった時点でまたお知らせできればと思います。

(記者)今、何年もかからないように・・・そういうスパンが必要だということなのでしょうか。通常の工事、あの峠を一回造り直すくらいの大工事になるのかなと思うのですが、そうしますと、春先(5月頃)から今頃(11月頃)まで、4月から始まるのかわかりませんが、その5ヶ月か6ヶ月くらいの工事でできるような、そういう工事なのでしょうか。更にまたかかるような・・・一刻も早くというのはわかりますが、どのくらいの期間の長さで考えたらいいのか。目安くらいは知りたいということなのですが。

(局長)すいません、ある程度調査が進まないとお答えできません。申し訳ないですが、今段階では一刻も早くということ以外には申し上げられません。


(記者)今年の台風の関連でお伺いしたいのですが、石狩川流域において流域タイムラインの策定について話が進んでいると聞きました。これについて石狩川だけのものなのか、北海道全体で進んでいるものなのか、具体的な話があるのであれば進捗状況などをご教授願います。

(局長)タイムラインについては、すでに道内で46の市町村で作っていますけれども、滝川市については、それに加え、滝川市と平取町でモデル的に関係の機関などを含めてタイムラインの検討をしておりまして、滝川地区についてはたまたま台風の2週間くらい前に試行版が完成して、実際に適用しながら対応したと聞いております。先日、滝川市長にお会いした際に実際に適用した中では課題もあった、という話も出ておりましたが、タイムラインを作ってみて改めて事前にいろいろな方と打合せをした結果として、顔の見える関係ができて、何かあったときでもうまく対応できる可能性が高いということもありました。
例えば低平地の場合、昨年の鬼怒川の破堤でも常総市が非常に低平地でどこに行っても逃げるところがなくて、結果的に川を越えて隣の町に逃げたといった話がありましたが、そういう意味でいうと、石狩川のいくつかの流域で市町村が連携した上で、もう少し大きなタイムラインを検討してみようか、ということで、まずは石狩川の下流の地域でやってみて、それから検証しながら進めていくという形になろうかと思います。


(記者)猿別水門の件ですが、トラブルの原因になったのが、ブレーカーが落ちていたという話ですが、ブレーカーが落ちていた原因というのは分かっているのでしょうか。

(局長)まだ、分かっておりません。

(記者)いつごろまで正常に動いていたのに、災害発生時にはブレーカーが落ちていたと、結果的にはそうなると思いますが、それは調査しているのでしょうか。

(局長)はっきりとした原因は分かっていないと聞いています。その前段も定期的な点検をしていたと聞いていますので、まだはっきりとした原因は分かっておりません。

(記者)現地での説明会では、担当の職員の方がブレーカーを上げたら水門が動いて閉門したということであれば、何か電気系統のトラブルではなくて、あくまでも何か人為的な部分もあるのかなと思ったりもするのですが、これは何かの作業の関係で、閉門をできるのが職員の方で、スイッチを押したら閉門したと。

(局長)水門操作は地域の方に委嘱してお願いしておりまして、この操作員の方が動かそうとしても動かなかった。それは何故なのかと考えたときに、ブレーカーが落ちていたと、後から分かったわけですが、操作しても動かないということで、事務所の担当職員が現場へ行ってチェックを行っていましたが、地域にお住まいの第三者の方が、ブレーカーを戻して操作ができたということです。

(記者)第三者がブレーカーが落ちているのを発見して、操作したということなのですか。それとも、職員の方が操作したということですか。

(局長)地域にお住まいの第三者がブレーカーをあげたと承知しています。


(記者)水防災対策検討委員会ですが、具体的に今後の治水対策について検討するということで、来年3月までに対策をまとめるようなのですが、具体的に北海道開発局の事業の推進にどう活かしていくのかといったことがあればご教授願います。

(局長)例えば河川でいうと、石狩川では150年に1回の雨を想定した最終的な大きな目標があって、その前段としておおむね何十年間という整備計画というものを作って投資しているところです。今回の雨や将来の気候の変動を考えた場合に、場合によってはデータを見た上で、そうした大きな計画も含めて見直すようなケースも出てくるかな、という風に思っています。そうすると、具体的に想定する雨の量が多くなれば、当然対策をどうするかという話が出てきて、先ほども触れましたが、今ある施設をどう改良していくか、新しく何かしなければならないか、ということも含めて、委員会でとりまとめをいただいた後に、具体的に反映させていくようなこと、すなわち、実際の計画に反映する場合は個別の反映のための場で検討などをしていくことになるかと思います。

(記者)今回被害があった十勝川などで、整備の優先度が上がるということはありますでしょうか。

(局長)まだそこまでは考えていません。


(記者)猿別水門の関係ですが、まだ調査中ですが、ブレーカーが落ちていたのが原因の操作遅れというところまで分かっていて、住民の方に、委嘱するような形を採用しているところは沢山あるかと思いますが、対処の方式について、今回のことを教訓にして、見直しをするようなことはあるのでしょうか。

(局長)今回、作業について北海道内全域でお願いする方々すべてに、もう一度操作関係について確認させてもらっています。それは先月終わったところです。

(記者)どのような形で確認されたのでしょうか。

(局長)各開発建設部で操作員の方に集まっていただき、操作方法についてもう一回訓練を実施させていただきました。

(記者)全道の委嘱されている方々を集めて、実際に操作方法を確認したと。

(局長)もう一回、改めて操作方法、ブレーカーの話も含めての勉強をし直して頂いたということです。

(記者)水門も色々あると思いますが、今回の猿別水門のようなブレーカー式の水門ですと、ブレーカーが落ちたときの対応というところまで、指導なりをされていたのでしょうか、それとも想定の範囲外だったということでしょうか。

(局長)室内については、電気が付いていたという話を聞いていますが、ブレーカーのことまで思い至らなかったのだと思いますけれども、それも含めて今回こういったことが起きたので、同じようなことが起きないようにもう一回勉強し直していただいたと。それから、今申し上げた勉強会もそうですが、我々の方もバックアップの体制をもう少し強化するということで体制を組み直すということも併せて進めているところです。

(記者)そうしますと、操作員の方にはブレーカーが落ちたときには、ブレーカーが落ちたということを確認したうえで、入れ直すとかそうした措置までもともと求めていたということでしょうか。ブレーカーが落ちたときの対処まで委嘱した方に求めていたのでしょうか。

(局長)そこの細かいところは、この場ではお答えしかねます。河川管理課へお尋ねください。

(話題及び質疑応答は要旨です。)

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