けんせつの現場から(建設産業に携わる方々の活躍 宮川さん)
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宮川さん(令和3年3月1日掲載)
・氏名 :宮川 和広(道建コンサルタント株式会社 [伊達市])
・主な担当業務 :測量業務全般
・業界歴 :約26年
・紹介コメント :明るく親しみやすい、頼れる兄貴的な印象の宮川さん。2年ほど前から、ダイエットも兼ねて筋トレに励んでいるとのこと。目標はベンチプレスの重量100kg(!)という宮川さんにお話しを伺ってきました。
・主な担当業務 :測量業務全般
・業界歴 :約26年
・紹介コメント :明るく親しみやすい、頼れる兄貴的な印象の宮川さん。2年ほど前から、ダイエットも兼ねて筋トレに励んでいるとのこと。目標はベンチプレスの重量100kg(!)という宮川さんにお話しを伺ってきました。
1 建設業界に入った(目指した)きっかけは何ですか。
専門学校ではシステムエンジニアを目指していましたが、当時バブル崩壊の影響でコンピューター関係の求人が減少し、異業種ではありますが、地元で求人募集していたこの会社に入社することになりました。
全く専門ではない分野に飛び込んだという感じで、最初は測量のいろはも分かりませんでした。入社当時、上司から「まず現場でものを見て覚えなさい」と指導され、現場で学ぶところから始まりました。
全く専門ではない分野に飛び込んだという感じで、最初は測量のいろはも分かりませんでした。入社当時、上司から「まず現場でものを見て覚えなさい」と指導され、現場で学ぶところから始まりました。
2 仕事に「やりがい」を感じるのはどんな時ですか。
業務を工期内に完成させ、検定が無事クリアした時に達成感を感じます。
山の中など、本当に何も形のないところで測量を行うところから始めます。そのため、大きな構造物やダム、道路が完成し、測量当時とは全く違う景色を前にすると、「自分が測量した図面が基になってこれができあがったんだ」と感慨深くなり、仕事にやりがいを感じる瞬間ですね。
山の中など、本当に何も形のないところで測量を行うところから始めます。そのため、大きな構造物やダム、道路が完成し、測量当時とは全く違う景色を前にすると、「自分が測量した図面が基になってこれができあがったんだ」と感慨深くなり、仕事にやりがいを感じる瞬間ですね。
3 普段の仕事で、苦労している(した)点はありますか。
仕事の内容も、その仕事毎で全てオーダーメイドなので、過去に経験したことのない内容や条件に試行錯誤することもあり、先輩方にアドバイスを頂きながら仕事をこなしていました。
今は若い後輩もいますので、今後は自分がアドバイスをする側となって指導していかなくてはと思っています。
今は若い後輩もいますので、今後は自分がアドバイスをする側となって指導していかなくてはと思っています。
4 仕事をする上で、普段心がけていることはありますか。
発注者が何を望んでいるかを正確に判断し迅速に対応すること、ミスなく成果品を作成することを心がけています。
また、業務を数本抱えている中でも、発注者側を待たせないように早めに対応するようにしています。
5 建設業界を目指している方へのアドバイスがあれば、お願いします。
測量業の技術の進歩は目覚ましく、今や「手計算→パソコン」「アナログ→デジタル」「2次元→3次元」の世界に変わっており、昔の測量(きつい、汚い、危険)のイメージからだいぶん変わってきていると実感しています。
私も昔は現場の仕事が多く、日に焼けて真っ黒でしたが、今はほとんど日焼けしなくなりましたね(笑)。そういう意味ではデスクワークと現場での仕事が適度にあるという感じです。残業もほとんどなく、休暇も充実していて働きやすい職場なので、女性にも向いている業種だと思います。
各種ソフトを駆使する作業がありますが、今の若い人達はソフトを使いこなすのが早く、馴染みやすいようですね。特に、3次元のデータを処理するという作業は、若い人達にも興味を持ってもらえるのではないかと思います。また、ドローンを飛ばす技術を身につければ、いろいろな現場でそれを役立たせることができるのも魅力だと思います。
学歴にあまり左右されないで実力、資格を身につければ認めてくれる業種なので、多くの若者に建設業界を目指してもらいたいです。
私も昔は現場の仕事が多く、日に焼けて真っ黒でしたが、今はほとんど日焼けしなくなりましたね(笑)。そういう意味ではデスクワークと現場での仕事が適度にあるという感じです。残業もほとんどなく、休暇も充実していて働きやすい職場なので、女性にも向いている業種だと思います。
各種ソフトを駆使する作業がありますが、今の若い人達はソフトを使いこなすのが早く、馴染みやすいようですね。特に、3次元のデータを処理するという作業は、若い人達にも興味を持ってもらえるのではないかと思います。また、ドローンを飛ばす技術を身につければ、いろいろな現場でそれを役立たせることができるのも魅力だと思います。
学歴にあまり左右されないで実力、資格を身につければ認めてくれる業種なので、多くの若者に建設業界を目指してもらいたいです。
6 最後に一言
胆振東部地震の際には、人が入っていけないような場所をドローンを飛ばして測量しました。会社にドローンを導入して間もない時期だったため、操縦の際は緊張しましたが、災害時には非常に役立つことができると実感しました。
昨年からはレーザースキャナーを搭載したドローンレーザー測量を導入運用してきました。ドローンレーザー測量による実績や経験も積み上げられたと感じています。また、昨年は日本製鉄室蘭製鉄所の高炉の改修工事の計測、測定の業務も実施しましたが、通常の測量とは全く違って、とても貴重な経験になりました。
現場によって条件や状況が違って緊張する場面もありますが、いろいろ経験できて楽しいですし、多種多様の業務に対応していける環境だと考えております。
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ドローンレーザーを操作する宮川さん
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ドローンレーザーをセッティング中の宮川さん
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測量現地で杭を打つ宮川さん
【インタビューした感想】
インタビューの場を和やかにしていただき、楽しく取材させていただきました。
この業界はどんどん新しく技術革新されていて、変化がめまぐるしく、それについていくために勉強しながら対応していく厳しさもあり、楽しさもあると仰っていて、宮川さんの仕事に対する熱意を強く感じました。
一方で、測量を希望する若者が少なく、この業界を目指す女性もまだまだ少ないのが現状で、次の担い手不足を危惧されていました。
お話しを伺い、当部としても若い人達や女性にもっとこの業界の仕事のやりがいと楽しさを伝えて、宮川さんに続く技術者が増えていくことを少しでもお手伝いしていきたいと思いました。
宮川さんが建設業界で益々ご活躍されることを期待しています!
インタビューの場を和やかにしていただき、楽しく取材させていただきました。
この業界はどんどん新しく技術革新されていて、変化がめまぐるしく、それについていくために勉強しながら対応していく厳しさもあり、楽しさもあると仰っていて、宮川さんの仕事に対する熱意を強く感じました。
一方で、測量を希望する若者が少なく、この業界を目指す女性もまだまだ少ないのが現状で、次の担い手不足を危惧されていました。
お話しを伺い、当部としても若い人達や女性にもっとこの業界の仕事のやりがいと楽しさを伝えて、宮川さんに続く技術者が増えていくことを少しでもお手伝いしていきたいと思いました。
宮川さんが建設業界で益々ご活躍されることを期待しています!