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けんせつの現場から(建設産業に携わる方々の活躍 佐々木さん)

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佐々木さん(令和3年3月1日掲載)

佐々木さんの写真
・氏名                 :佐々木 宏幸(株式会社出口組 [新ひだか町])
・主な担当業務  :現場代理人、監理技術者
・業界歴              :約21年
・紹介コメント  :業界歴21年の佐々木さんは一昨年度と今年度、日高自動車道の改良工事に従事し、現場代理人及び監理技術者として工事現場の統括に携わっています。また、地元静内高校野球部のグラウンド整備を先生や生徒達と一緒に行うなど、地域貢献活動にも取り組んでいます。
 アクアリウムが趣味で、10年ほど前から小型の熱帯魚を数十匹飼って育てているとのこと。優しい笑顔が印象的な佐々木さんにお話しを伺ってきました。

1 建設業界に入った(目指した)きっかけは何ですか。

 高校は地元の普通科でしたが、元々モノづくりに興味があり、計画的に物事を進めていくことも性に合っていたため、建設業の施工管理技士を目指して専門学校に進学し、卒業後、現在の会社に就職しました。
 中学、高校とサッカー部に所属していたこともあり、外で体を動かすのは得意だったこともきっかけです(笑)。

2 仕事に「やりがい」を感じるのはどんな時ですか。

現場事務所で作業中の佐々木さんの写真

現場事務所で作業中の佐々木さん

 ひとつの現場を任され、その工事をどのように進めていくか、自ら計画します。工事が順調に進み、無事に完成した時の達成感はとても大きく、やりがいを感じます。
 また、仕事の結果が目に見える形として残り、それが「地図に残る」というのも大きな魅力ですね。

3 普段の仕事で、苦労している(した)点はありますか。

 常に臨機応変の対応力が求められることです。現場は毎回場所も違えば、作るモノも違います。また、自然相手の作業なので天候にも左右されますし、周辺環境への配慮も求められます。特に、この日高地域は軽種馬が育成されていますので、音や振動をできるだけ小さくすることには細心の注意を払っています。
 上司や先輩にアドバイスをいただきながら、地域の声を大切に工事を進めています。

4 仕事をする上で、普段心がけていることはありますか。

  現場は資材・機材・人材全てが揃って上手く進んでいきます。何か一つでも不足すると滞ってしまいます。そのためには何事も準備を怠らないよう、「段取り八分」を心がけています。
 過去に経験したことから先見の明を持てるよう努めていきたいですね。
 後輩も入ってきていますので、指導・教育しながら仕事を進めていくことにも心がけています。
 

5 建設業界を目指している方へのアドバイスがあれば、お願いします。

インタビューに答える佐々木さんの写真

インタビューに答える佐々木さん

 残業・休日出勤が多いイメージがありますが、今は私が入社した時よりかなり改善しています。現在担当している工事でも週休2日制を導入し働き方改革を実践していますし、ICT施工等により人への負担が減少してきています。若い人達は建設業というと、身体を酷使するイメージを持つようですが、全く違いますね。
 ここ数年間のICT施工の浸透はめざましいです。多くの方に不安なく建設業を目指してもらいたいと思います。
 会社には私のように施工管理に携わる技術職の女性もいます。この辺りの地域では、女性の技術者は珍しいと思います。元々は事務職で入社した方なのですが、この仕事に携わっていくうちに技術的なことにも詳しくなり、「施工管理の仕事をやってみよう」と資格を取り、今は現場を受け持つまでになりました。
 学歴や性別は関係なく、現場に携わって経験を積んでいけば技術者として活躍することができるのが、この業界の魅力だと思いますね。

6 最後に一言

 現在コロナ禍の中、こうして仕事ができることに感謝しつつ、今後も安全・安心な地域づくりに貢献するため、担当する工事に真剣に向き合っていきます。また、自らの成長のため、新しいことへの挑戦を怠らず、若手の育成にも力を入れて建設業界を盛り上げていこうと思います。
 建設業界は人員の高齢化が進み、担い手も少なくなっています。若い人にも少しでも興味を持ってもらうよう、学生を対象とした現場見学会などにも積極的に協力していきたいです。
 
 

  • 遠隔臨場で監督職員と現場の状況確認を行う佐々木さん(写真右)

    遠隔臨場で監督職員と現場の状況確認を行う佐々木さん(写真右)

  • 現場見学会で高校生に工事概要を説明する佐々木さん(写真左から2人目)

    現場見学会で高校生に工事概要を説明する佐々木さん(写真左から2人目)

  • 日高自動車道新冠町稲荷改良工事

    日高自動車道新冠町稲荷改良工事

【インタビューした感想】
 佐々木さんの建設業界の魅力や課題について熱く語る姿がとても印象的でした。
 話の中で、数年ぶりに入社した若手職員を一人前の技術者として活躍できるよう日々指導していると伺いました。彼らが仕事に誇りを持ち、時には厳しくも優しさあふれる佐々木さんの背中を見ながら、近い将来現場で活躍する姿が目に浮かびます。
 当部も建設業界をしっかりと支えていく技術者を目指す若者がもっと増えていくように、建設業界の魅力を発信していきたいと思います。
 最後に、佐々木さんが現場のリーダー、そして若手職員の目標となる技術者として、益々ご活躍されることを祈念いたします!

お問合せ先

広報官

  • 住所:室蘭市入江町1番地14
  • 電話番号:0143-25-7051

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