国土交通省北海道開発局 室蘭開発建設部

　 国道274号日勝峠の通行止め解除につきましては、平成29年秋の解除を目標に鋭意復旧工事を進めてきましたが、全面通行止めから約14か月後の平成29年10月28日（土曜日）13時に通行止めを解除し、対面通行により再開通することができました。この間、「R274日勝峠災害復旧関連工事推進協議会」（全26者）の皆さまは、輻輳する工事間で緊密な調整を行い、休日や昼夜間を問わず施工を促進し、災害復旧に大きく貢献したことから、平成29年12月25日（月曜日）、当部庁舎1階大会議室にて平野室蘭開発建設部長から感謝状を授与しました。
　 この場を借りて改めてお礼申し上げますとともに、感謝状を授与された26者の皆さまをご紹介いたします。

株式会社磯田組、岩倉建設株式会社　苫小牧本店、岩田地崎建設株式会社、勝幸辰建設株式会社、株式会社小金澤組、株式会社小林組、大基建設株式会社、大同舗道株式会社、株式会社出口組、株式会社手塚組、道路工業株式会社、ドーピー建設工業株式会社、中山・笹田経常建設共同企業体（株）中山組、中山・笹田経常建設共同企業体（株）笹田組、日本高圧コンクリート株式会社、菱中建設株式会社、不二建設株式会社、北海土建工業株式会社、北興工業株式会社、幌村建設株式会社、株式会社丸博野沢組、緑豊建設株式会社、株式会社日立製作所　北海道支社、末廣屋電機株式会社、三共電気工業株式会社、北海電気工事株式会社　苫小牧支店

　本日は、年の瀬の大変お忙しい中、また、悪天候の中、遠方からお越しくださいまして誠にありがとうございます。
　我々は昨年夏に起きた出来事を決して忘れてはなりません。
　8月17日に台風7号が、21日には11号が、23日には9号が上陸し、29日からは発達した前線に伴う降雨があり、そのような中、30日には台風第10号が北海道に接近し、全道各地で、河川の氾濫、家屋の浸水、道路の損壊、農業用施設の消失など甚大な被害が発生したところでございます。
　これにより、北海道の東西の大動脈である国道274号日勝峠では、橋梁損傷10箇所、覆道損傷3箇所、道路本体が大きく欠損した箇所6箇所、その他47箇所の、合わせて66箇所が被災するなど、これまでに類を見ない大規模な被害に見舞われました。
　このような中、1日も早い復旧を目指して、休日や昼夜間を問わず全力で工事を促進し、施工期間や施工環境が大変厳しい状況の中、輻輳する工事間で緊密に連携しながら工程や各種案件を円滑に調整するなど、迅速、安全かつ的確に復旧工事を推進していただき、この度、10月28日（土曜日）13時00分、僅か1年2か月で日勝峠の通行止めを解除することができました。皆様方がいなければ絶対になし得なかったものでございます。心から感謝申し上げます。
　先ほど、全26者の方々へ感謝状をお渡しさせていただきました。
　当部の事業が、いかに多くの皆様方によって支えられているかということを改めて実感した次第でございます。
　当部管内では、今回のような大雨災害のみならず、豪雪災害や地震災害にも度々見舞われており、また、有珠山、倶多楽、樽前山の活火山による災害を含めて、いつ起こるか分からないのが災害でございます。皆様のお力なくして地域の安全・安心は守ることができません。引き続き、北海道開発行政への御理解・御協力をお願い申し上げるとともに、皆様方の今後ますますの御発展と御健勝を御祈念申し上げまして、感謝の言葉とさせていただきます。
　この度は、誠に有り難うございました。メリークリスマス。