けんせつの現場から(建設産業に携わる方々の活躍 村井さん)
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村井さん(平成31年2月13日掲載)
・氏名 :村井 史郎(株式会社ファルコン [登別市])
・主な担当業務 :橋梁設計、橋梁補修設計、橋梁点検、道路附属物点検
・年齢 :43才
・紹介コメント :登別本社と札幌支店の両方を兼務しており、1ヶ月の内、約半分は札幌で仕事をしているとのことです。“最近は、なかなか若手技術者が入ってこないので、社内の平均年齢はどんどん高くなっているんです。”と仰っていました。
今回は若手技術者の不足をとても危惧されている、株式会社ファルコンの村井史郎さんにお話を伺ってきました。
・主な担当業務 :橋梁設計、橋梁補修設計、橋梁点検、道路附属物点検
・年齢 :43才
・紹介コメント :登別本社と札幌支店の両方を兼務しており、1ヶ月の内、約半分は札幌で仕事をしているとのことです。“最近は、なかなか若手技術者が入ってこないので、社内の平均年齢はどんどん高くなっているんです。”と仰っていました。
今回は若手技術者の不足をとても危惧されている、株式会社ファルコンの村井史郎さんにお話を伺ってきました。
1 この業界に入った(目指した)きっかけは何ですか。
学生時代から数学や物理が好きだったので、大学は土木工学科を専攻していました。
そして、そこで培った専門知識を活かした職業に就きたいという思いがありました。
また、建設業界は国民生活を支える社会資本を整備するという、大事な役割を担っているので、働き甲斐のある業界だと感じたからです。
そして、そこで培った専門知識を活かした職業に就きたいという思いがありました。
また、建設業界は国民生活を支える社会資本を整備するという、大事な役割を担っているので、働き甲斐のある業界だと感じたからです。
2 仕事に「やりがい」を感じるのはどんな時ですか。
自分が設計・計画を担当した構造物を、完成後に、実際に道路上で目の当たりにした時は感慨深い気持ちになります。この構造物が後世にまで残っていくと思うと、何事にも代えられない喜びとやりがいを感じます。
3 仕事で、苦労している(した)点はありますか。
建設コンサルタントの仕事は大きな社会的責任が伴っている仕事だと思います。そして、常にそのプレッシャーの中で冷静な判断力が求められるので、苦労しますね。
また、道路橋示方書や基準書等の改訂があると、それまでの知識をアップデートしなければならないので、苦労します。平成24年と平成29年に道路橋示方書の大幅な改訂がありましたので、理解するだけでも大変でした。
この仕事は、常に勉強ですね。
また、道路橋示方書や基準書等の改訂があると、それまでの知識をアップデートしなければならないので、苦労します。平成24年と平成29年に道路橋示方書の大幅な改訂がありましたので、理解するだけでも大変でした。
この仕事は、常に勉強ですね。
4 仕事をする上で、普段心がけていることはありますか。
専門能力やコミュニケーション能力を高め、発注者の意図を的確に汲み取るよう努力しています。
また、仕事をする上で、ホウ(報告)・レン(連絡)・ソウ(相談)の徹底を普段から心がけています。これを行うことで、作業の方向性、効率性、業務の質の向上が図られると思います。
5 この業界を目指している方へのアドバイスがあれば、お願いします。
建設業界は特に「経験や知識」が求められる業界だと感じています。初めはよく分からない事が多く、苦労する事も多いかもしれません。根気良くコツコツと「経験や知識」を積み重ねていく必要があります。でも、「ものづくり」の醍醐味を存分に味わえる業界だと思います。考えた事を形にしていくのが好きな人にとっては、ものすごくやりがいを感じられる業界だと思いますので、是非、若い技術者に目指して欲しいと思います。
私も昔から「ものづくり」が好きでした(笑)。
私も昔から「ものづくり」が好きでした(笑)。
6 最後に一言
現在、日本では少子高齢化が進み、それに伴い建設業界でも若手技術者数は減少の一途をたどっている状況です。若手技術者なしでは建設業界の発展や未来はないため、若年層への待遇改善や建設業に触れる機会を増やすなどの対策が急務であると感じています。
当社で、一番若い技術者は30代なんです。もっと若い技術者に入って欲しいのですが、なかなか来てくれません。
現場見学会などで、どんどん学生にPRしないと駄目ですね。
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橋梁点検の様子
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道路附属物点検の様子
【インタビューした感想】
村井さんは、建設業界の未来をとても心配しておりました。
当部としても、建設業界の皆さんの“活躍”をこれからも発信し、PRしていかなければと思ったところです。
インタビュー中は、一言一言落ち着いた口調で、親切・丁寧に対応していただきました。
村井さんは、建設業界の未来をとても心配しておりました。
当部としても、建設業界の皆さんの“活躍”をこれからも発信し、PRしていかなければと思ったところです。
インタビュー中は、一言一言落ち着いた口調で、親切・丁寧に対応していただきました。