けんせつの現場から(建設産業に携わる方々の活躍 猪村さん)
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猪村さん(平成28年11月2日掲載)
・氏名 : 猪村 圭子(株式会社タナカコンサルタント[苫小牧市])
・主な担当業務 : 事業損失に係る家屋調査や振動・騒音調査、
技術2部 課長(補償業務管理士、二級建築士)
・業界歴 : 約28年3か月
・紹介コメント : 建設業界に入った頃は、住宅の図面を引いたり、建築確認申請等 の仕事に明け暮れる日々。あれから二十数年の月日を経て、現在は事業損失(公共事業の施行による地盤変動や振動・騒音等で第三者に与えた損害等)に係る調査のスペシャリストとして、忙しい毎日を送っている、株式会社タナカコンサルタントの猪村課長にお話を伺いました。
・主な担当業務 : 事業損失に係る家屋調査や振動・騒音調査、
技術2部 課長(補償業務管理士、二級建築士)
・業界歴 : 約28年3か月
・紹介コメント : 建設業界に入った頃は、住宅の図面を引いたり、建築確認申請等 の仕事に明け暮れる日々。あれから二十数年の月日を経て、現在は事業損失(公共事業の施行による地盤変動や振動・騒音等で第三者に与えた損害等)に係る調査のスペシャリストとして、忙しい毎日を送っている、株式会社タナカコンサルタントの猪村課長にお話を伺いました。
1 この業界に入った(目指した)きっかけは何ですか。
美容師として3年ほど働きましたが、職業病の手荒れに悩まされ、一念発起して転職することとし、専門学校でデザインを学びました。専門学校で学んだことを生かす職種として設計の仕事に就いたのがきっかけで建設業界に入り、今に至っています。
2 仕事に「やりがい」を感じるのはどんな時ですか。
事業損失に係る各種調査という業務の性格上、仕事のやりがいを説明するのはなかなか難しいですが、強いて言えば建物に影響を与えることなく工事が竣工した時の安堵感がやりがいに相当するものではないか思います。
3 普段の仕事で、苦労している(した)点はありますか。
事業損失に係る調査は、工事実施前、工事中、竣工後の三段階で所要の調査を行います。業務期間中に対応する関係者(施工者、発注者、建物所有者等)が多く、業務担当技術者として気苦労が多いと感じています。
4 仕事をする上で、普段心がけていることはありますか。
工事実施前の建物調査に当たっては、小さなヒビ割れなど細部にわたって細かく調査する必要があります。女性ならではの気配りで関係者対応を行い、所要の調査等が問題なく終えられるよう努めています。また、適時適切なホウレンソウ(報告・連絡・相談)により、関係者から信頼が得られるよう心掛けています。
5 この業界を目指している女性へのアドバイスがあれば、お願いします。
建設業界に対して良いイメージを持っていない方が多いかもしれませんが、昨今は女性が活躍する機会を与えてくれる職場が多くなってきました。また、道路建設など社会資本整備の一翼を担う仕事に携わる機会もあるかと思います。やりがいを感じることができる業界だと思いますので、臆することなく建設業界を目指してもらいたいと思います。
6 最後に一言
周りの仲間(技術者)に助けられながら仕事を進めることが多いと思っています。特に自分の上司(部長・次長)は、自分達の手持ち業務がある中で、適切なスケジュール(工程)管理ですべての業務に注意を払っており、感謝するとともに尊敬しています。
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家屋調査中(写真撮影している猪村さん)
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振動騒音調査中(右側が猪村さん)
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部内工程会議中(手前が猪村さん)
【インタビューした感想】
全道各地に現場を持って忙しい毎日を送っている中でのインタビューでした。インタビューの申し入れに対する返信メールに「この業界を目指している方に紹介できることがあるか恐縮ですが」と謙遜されていましたが、インタビュー記事からは男性が多い建設業界の中において、補償業務に従事する女性のスペシャリストとして活躍されている姿が分かるかと思います。
全道各地に現場を持って忙しい毎日を送っている中でのインタビューでした。インタビューの申し入れに対する返信メールに「この業界を目指している方に紹介できることがあるか恐縮ですが」と謙遜されていましたが、インタビュー記事からは男性が多い建設業界の中において、補償業務に従事する女性のスペシャリストとして活躍されている姿が分かるかと思います。