平取ダムが完成するまでの運用
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平取ダムが完成するまでの運用
沙流川総合開発事業は、二風谷ダムと平取ダムの2ダムで計画の効果を発揮させますが、平取ダムが完成するまでは洪水期(7~9月)において、既に完成している二風谷ダムを最大限に活用して、治水と利水の効果を発揮させます。
(1)洪水調整
平取ダムが完成するまでは洪水期において、標高41.5メートルの水位を利用し利水補給を行いますが、洪水調節を行う場合には、予備放流を実施し40.0メートルまで水位を下げて洪水調節容量17,200千立方メートルを確保し、二風谷ダム単独においても最大限の洪水調節を行います。
(2)利水補給
平取ダムが完成するまでは洪水期において、標高41.5メートルの水位を確保し流水の正常な機能の維持、水道用水の供給及び発電を行います。
予備放流のイメージ
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1.平常時は利水補給を行います。
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2.洪水調節を行う必要が生ずると認められる場合には、下流河川に支障の無いようにダムから放流して、洪水調節容量を確保します。
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3.洪水調節容量を確保した結果、最大限の洪水調節を行うことが可能となります。
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4.洪水調節終了後は、再び洪水期制限水位まで水位を低下させ、平常時のように利水補給を行います。