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開発事業紹介 治水・海岸事業

第9回沙流川流域委員会

日時 平成14年4月11日  10:00~12:10
場所 ふれあいセンターびらとり
出席者

(委員)
新谷委員、長南委員、梶川委員、川奈野委員、郡司委員、阪元委員
藤間委員、中道委員、西尾委員、松原委員、渡辺委員
(事務局)
河川計画課:今河川企画官、宮藤河川計画専門官、大束企画係長
室蘭開発建設部:中野部長、吉井次長、治水課 竹内課長 ほか

配布
資料

1.沙流川流域委員会の合意の概要(案)

2.沙流川水系河川整備計画に関する審議経過と総括(案)

3.沙流川水系河川整備計画(原案)
4.河川整備計画(原案)の主な修正点について
5.「沙流川河川整備計画(原案)に関する質問・意見書」
   について(回答)
6.平取ダム建設計画に対する要望書
7.「沙流川河川整備計画(原案)に関する質問・意見書」
  への補足説明書
8.平取ダム等、沙流川整備計画に関する意見書
議事
内容

1.「沙流川水系河川整備計画に関する審議経過と総括(案)」
   について
2.「沙流川水系河川整備計画(原案)」について

決定
事項
・流域外住民からの意見については、委員会の財産として
 次のステップへつなぐ。
・流域の未来構築のためには、流域の人々や自治体が主体となり、
 行政はこれに情報の提供など支援を行う新たな場の構築が必要である。
・アイヌ文化に配慮した川づくりを検討していく。
・「審議経過と総括案」と「委員会の合意の概要」について、
 基本的に各委員の合意を得た。文言の整理や本日の委員会の
 議論を反映させた内容の修正等については委員長に一任。
 事務局とつめて局長に答申する。
・沙流川流域委員会としての審議を本日で閉じる。
主な
意見

議題1.「沙流川水系河川整備計画に関する審議経過と総括(案)」
      について」

・地域農業と言う視点では、治水対策の中で可能な、川幅の中に着目したと言うことで
 まとめたと解釈し、この案に賛成する。「合意の概要」の②で「水系一貫」の表現で
 農業も入っていると解釈する。
・「合意の概要」の⑥⑦では、利水というキーワードを入れることが望まれる。
・流域の人々や自治体を中心とした新たな協議会の実現が望まれる。
・①②は我々の基本理念、③から⑤は審議過程の詳細、⑥⑦は本文を
 補強した文章と理解される。
・⑦については、協議会を設置してさらにどう結論づけるか曖昧に感じるが、
 そのような場は河川の計画を進める上で、将来必ず日本には
 必要になってくる。また、首都圏では実施されており、全国的に見ると
 生きてくる文章と考えられる。
・⑦の「恒常的議論」とは流域の中に必要なもので、長期的な
 視野に立った議論の場の構築が望まれる。
・松倉川では地元自治体が流域委員会の主催者であり、
 住民が委員である。沙流川においては、流域3町の協議会として
 常置し、長期的な議論がなされることが望まれる。
・合意の概要のまとめ方に同意する。
・資料6から9の自然保護団体あるいは個人から寄せられている
 資料を見ると、我々との認識の差が大きいと感じる。
・我々の地域の約9割は森林である。また、狭く限られた
 河川流域にしか生活できない状況にある。よって現況の河道を
 拡幅したり、遊水池は作れない。ダムが出来れば洪水調節能力は
 高められると考えている。
・本川の整備が図られなければ、内水対策のみでは効果はないと考えられる。
・安心して住めることが地域づくりの出発点であり、生活できる地域は
 この狭い河川流域しかないということが理解されることを望む。
・「審議経過と総括案」と「委員会の合意の概要」について同意する。
・現在の地域農業のあり方が変わってきている。水田から転作し、
 畑作物(施設野菜等)を生産するような基盤整備が基本になっている。
 今後地域の農業基盤整備については排水の積極的な整備が望まれる。
・平取はアイヌ文化の里として知られているが、現在検討されている
 伝統的生活空間整備構想が進められることで、アイヌ文化を
 継承することができると考えられる。アイヌ文化は自然との
 共生文化であり、流域の自然環境を守ることにつながる。
 森林、河川の管理方法についてアイヌ文化の伝承と調整をしながら
 豊かな地域づくりを進めることが望まれる。
・二風谷ダム及び平取ダムについて、洪水調節のほか
 維持管理流量の調整などのダム管理を行うためには、
 地域の実情を考慮することが望まれる。
・今後実施される平取ダム周辺の自然環境整備、振興対策等について
 検討することが望まれる。
・二風谷ダムから平取ダムの間の河川管理者は道であるが、
 管理を一本化できないか検討することが望まれる。
・今後の河川整備において、平取町における伝統的生活空間
 整備構想の中核となる施設が整備されることが望まれる。
・沙流3町の開拓・発展の歴史は、災害と水害の歴史でもあった。
 流域委員会の結論により洪水対策の実現に向けて一歩前進
 することは住民の生活の安定に大きく寄与すると考えられる。
 しかし、今回の計画で100%災害が防げるものではない。
 今後の災害対策には地域の住民が知恵を出し合い進めていく
 必要があり、資料-2の⑦に該当するものと考えられる。
 資料-4(P50)に「流域の未来に向けての取り組み」に地域の
 決意表明、これから沙流川と累々とつき合っていく地域住民の
 皆さんの活躍の場を記載することが望まれる。
・これまで地域の意見を述べてきたが、合意案についても、
 動植物、サケ・マスの遡上する環境づくり、山の保全等について
 網羅されていると考えられる。
・森林保全で各機関との連携について盛り込まれたが、
 これからその進め方を検討していくことが望まれる。
・主に環境について述べてきたが、それとともに勉強にもなった。
 原案や委員会の総括にはそれらが盛り込まれていると考えられる。
・委員会の最後になって反対意見が出され困惑しているが、
 委員会の合意にあるような恒常的な議論の場が形成されて、
 それらの意見も議論されていくことが望まれる。
・協議を経て「河川整備計画」とする際に、あくまでも流域委員会の
 合意が尊重されることが望まれる。
・流域委員会の「合意の概要」には土地利用、水利用について
 表現が無いので加えるべきである。
・流域文化、水質、自然環境評価について、今後とも調査検討
 するべきである。
・遺跡などの調査により調整池の場所が変わる事もあり、
 場合によっては3町が痛みを共有しながら治水を進めていく
 必要が出てくる可能性も認識しておくべきである。

お問合せ先

治水課

  • 住所:室蘭市入江町1番地14
  • 電話番号:0143-25-7045

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