留萌ダムのはたらき
留萌ダム
留萌ダムのはたらき
事業の必要性
留萌川はその源を天塩山地の南端に発し、タルマップ川、チバベリ川などの支川を合わせ、北西に流下し日本海に注ぐ、流域面積約270平方キロメートル、幹線流路延長約44キロメートルの一級河川です。
留萌川は過去に幾たびとなく氾濫を引き起こし、特に、昭和63年8月の史上最大の洪水では、市中心部は壊滅的な被害を被りました。
その一方で、留萌川では夏期に流況が悪化し、渇水となることが多く、豊かな水環境の保全のため、安定した流量供給が必要です。
また、留萌市は周辺部への宅地化の急速な進展・下水道の普及・市街地再開発・船舶への給水など水需要が増加し、新たな水源の確保を必要としています。
このような現状下、治水・利水を目的とした留萌ダムの建設が重要かつ緊急的なものとして位置づけられました。
留萌川は過去に幾たびとなく氾濫を引き起こし、特に、昭和63年8月の史上最大の洪水では、市中心部は壊滅的な被害を被りました。
その一方で、留萌川では夏期に流況が悪化し、渇水となることが多く、豊かな水環境の保全のため、安定した流量供給が必要です。
また、留萌市は周辺部への宅地化の急速な進展・下水道の普及・市街地再開発・船舶への給水など水需要が増加し、新たな水源の確保を必要としています。
このような現状下、治水・利水を目的とした留萌ダムの建設が重要かつ緊急的なものとして位置づけられました。
事業経過
昭和47年4月 | 留萌川水系1級河川に指定 |
昭和49年3月 | 留萌川水系工事実施基本計画策定 |
昭和59年4月 | 実施計画調査開始 |
昭和63年8月 | 留萌川大洪水発生(浸水世帯3,376戸、農地冠水623ha) |
平成元年5月 | 建設事業着手 |
平成元年9月 | 環境アセス公告・縦覧 |
平成2年7月 | 基本計画告示(目的・型式・容量配分・概算額・工期) |
平成4年3月 | 道道留萌北竜線付替道路工事着手 |
平成5年4月 | 留萌川水系工事実施基本計画改定 |
平成8年4月 | 留萌市道チバベリ線付替道路工事着手 |
平成11年12月 | 留萌川水系河川整備基本方針策定 |
平成12年6月 | 基本計画変更告示(予定工期の変更) |
平成13年10月 | 留萌川水系河川整備計画策定 |
平成14年2月 | 本体建設工事着手(平成21年度完成を目途) |
平成17年6月 | 基本計画変更告示(事業費の変更) |
平成17年6月 | 定礎式 |
平成18年3月 | 取水設備工事着手 |
平成19年2月 | 基本計画変更告示(利水容量の変更) |
平成19年8月 | ダム本体盛立完了 |
平成21年3月 | 試験湛水 |
平成22年3月 | 留萌ダム完成式 |
平成22年4月 | 留萌ダム供用開始 |
洪水調節
ダム地点に流入する洪水の計画高水流量430m3/sのうち、400m3/sをダムに貯留し、ダム下流の水害を軽減します。
- 昭和63年8月 洪水時
- 留萌ダム完成後
流水の正常な機能の維持
既得用水や川の動植物の生息環境・水質・河川の景観を守る等、豊かでうるおいのある川の流れを維持するための水を補給します。
水道水の補給
留萌市に対して日量4,600m3の水道用水の取水を可能にします。