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第4回夕張川流域会議 H15.10.23

第4回夕張川流域会議 H15.10.23

委員からの主な意見

治水に関して
夕張川の旧川では、夕張川が増水すると、逆流してすぐにあふれてしまう。夕張川の堤防新設の計画があるようなので、実施時には旧川の排水対策も考慮してほしい。また、堤防新設時に用地処理する際は、旧川用地と機能を交換することで解消できないか。

夕張川をゴムボートで下り、多くの野鳥を確認した。治水上、河畔林の伐採は理解できるが野鳥のことも考えたい。川下りしていると、鳥が一斉に飛び立つ姿が見られた。これは夕張川の一つの特徴で、自然あふれるすばらしい川ではないかと実感した。
環境に関して
昔は、よくカニを採ったものだが、今はほとんど姿を見せない。カニは、川を上ることによって大きくなり、カワヤツメやサケの産卵場所は、上流の夕張川や支流域である。これらが上流でも生息できれば、漁業資源的にも価値があるし、生態系の維持という点で重要である。

夕張川には、オオヒシクイ、ハクチョウ、カモの渡りの場がある。中州があったところに泥が堆積し、自然のワンドになっている。そこには魚やスジエビなどもたくさんいて、オオヒシクイなどのねぐらになっている。

環境保全
水そのものが強制されているので、川としての機能がないということから始まるのだと思う。造成されているワンドは、年月の中で水の流れ方が変化して、常に新鮮な腐葉土や土砂がたまるようになって、初めて、生物が生活する良好な環境になってくる。

ワンド等の造成に関しては、それを最初からつくることは、難しい技術で、生物の生態や水の理解なしではできない。各地で川づくりが行われているが、河川工学は河川工学の中で、生物は生物だけというように別個に議論されている。双方を総合的に考えることが必要。

カワヤツメは、実はかなり上流まで上って産卵しているので、北海道や市町村が管轄する河川等が重要な産卵場所になっている。幼魚の生息環境が、樋門など横断構造物で分断され、再生産する場所が全くなくなっている。これは夕張川も含めて、石狩川全体を考えていかなければならないし、土現と国との連携のあり方が課題になる。
環境教育に関して
子供達に川と接する機会をつくるには、今までにない全く新しいアイデア、または昔ながらの遊びが有効ではないか。

ハサンベツの里山づくり活動では、90人ほどの5年生が、田んぼでもち米をつくったり、1~2年生が小川をつくって中に砂利を入れたりしている。子供達は、稲刈りも泥の中に入ることもすごく喜ぶ。子供はやはり子供で、昔と変わってないという感じがした。子供の中には、お母さんに怒られるとか、作業に似合わない服装で来た子がいたが、親の世代がそういうことを経験していないと感じた。

学校規則では、「川は危険なので夏休みなどには行かない」という約束があった。これが、子供達から川を遠ざけた理由である。夕張川には、砂や石がたまる広場のようなものがない。このような場所ができると、もっと近づきやすくなると思う。

川下りという活動が、川との親しみを生んでいくと思う。

昨年、江別河川防災ステーションが整備されたが、市では教育委員会とも連携し、「水楽しさ、防災と河川」というテーマで、徐々に川に関心のある学校の輪を広げている。野幌小学校では、野鳥や植物などの保護活動や清掃活動をしているが、今年から、防災ステーションを見ながら、川の楽しさも学んでいる。施設見学だけでなく、船着き場等も有効利用し、楽しさと同時に水の恐ろしさも教えたい。

子供達と一緒に探検することで、後世に夕張川の自然を財産として伝えて欲しいと思う。
地域連携に関して

川下りをする事で、川の目線でまわりを見ることができ、新たな発見がある。自然環境を考えたり、川づくりを考えるきっかけになると考えている。流域市町が夕張川を使って、地域連携していければと願っている。

治水・利水・環境のバランスのとれた川づくりが大切。行政や市民団体がネットワークを組んで、地域ぐるみで川づくりに取組むこと、人の目を川に向けてもらうことがこれからの課題である。
河川利用に関して

今後、環境に配慮し夕張川を自然に近づける計画が進められた場合、南幌町の高水敷を使用してつくっている施設はどうなるのかという心配がある。場所によってはこのまま残してほしい。

維持管理に関して
増水した時に高水敷が水をかぶり、水たまりができる。魚類は、洪水時流れの弱いところに移動する習性を持っているので、水たまりに取り残されることがある。水が引く段階で、魚が河道に戻っていけるような匂配で、高水敷を維持していただきたい。

また、ヤナギは、10年でほとんど成木になるので、何年かに一度古い方から間引くなど、流量を阻害しないような維持管理も必要と思う。

川が石炭で真っ黒だった頃から夕張川と付き合ってきたが、若い世代は、川から遠ざかっている。雨煙別川のような川の樹木管理や清掃などは、住民主体で実施すればいいのでは。今までは、役場や河川管理者に、「川を直せ!」という要求ばかりだったが、これからは住民が地域の課題として考えていかなければならない。河川管理者も含めて協議していくことで、解決できることがあるのではないか。
その他<川づくり全般に関して>
現在の河川改修は、低水路が固定されるため、河床低下がどんどん進んでいる。河床低下は、流速が一定であるために起こる。逆に水を自由に流せば、流速の変化によって瀬や淵をつくっていく。低水路を固定せず、高水敷はいらないというぐらいの広いスペースで川をつくることも考えたい。今の高水敷は環境が一定でヤナギしか生えてこないが、変化させると2次林としてハルニレ等、多様な植物も生えてくる。このようなことを考えていけば、将来すばらしい環境になると思う。

流れに変化があるところは洲ができたりする。そういう場所は、魚が生活できるいろいろな条件が揃っている。このような瀬・淵等をうまく利用した川づくりが、これからできないのかと思う。

夕張川をすべての魚が遡上できるように、清幌床止の魚道のあり方を、改築を含めて検討し、魚にとっていい環境、魚が上りやすい川づくりを目指していきたい。

今後の流域会議について

流域会議を契機にできたネットワークを活かし、これからも流域内で取り組むべきことが出てきた段階で、不定期に会議を続けていくこととしたい。

お問合せ先

江別河川事務所

  • 住所:江別市高砂町5
  • 電話番号:011-382-2358

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