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第5回夕張川流域会議 H16.7.14

第5回夕張川流域会議 H16.7.14

委員からの意見

治水に関して
【従来の川づくりについて】
今まで人間中心の治水や利水が行われてきたため、川は排水路になってしまった。石狩川でも上流で使われた汚れた水が下流に流れ、石狩川の漁業産業は低落している。これからの川づくりは、川が本来持っている機能をうまく生かせる形状をもっと考えていくべきだ。

流域委員会での審議内容を見ると、自然環境を十分配慮しているようであるが、結果的に現在と同じ様な形になってしまうような気がする。

【河道計画について】
低水路の斜面をなだらかにしてつくるというのも、低水路自体が直線では今と同じ川になる。下流域は広い高水敷があるので、低水路は蛇行させ、平時はそこに水を流し、流れによって土砂がコントロールされる機能を持たせられないか。上流については河川用地が少ないところもあり、用地幅を見ながら計画を検討していただきたい。

現状では土砂がどんどん下流に流されていくが、あえて土砂が自然に流れるような大きさの川幅をとると、土砂はゆっくり下流に流れ、瀬や淵ができる。その方が治水上も生き物たち両方に配慮していると考えられる。

川の全てを人間の力で抑え込むのではなく、もう少し川の流れの力を借り、洗掘しているところは治水対策をとりながら、そういうところが整備計画の中で今後具体化されてくるのだろうと思われる。

【支流との関係について】
支流と夕張川の合流点は、コンクリートで護岸されているため土砂が流れにくくなっている。サケの産卵場所という観点からは支流とのつながりが重要で、国道、町が連携し、特に頭首工については農業とも協調していくことを計画の中に入れるべきだ。

水系は一つであるから、関連するデータを収集し、支流と本流の関係について考えることが大切である。
利水に関して
【ダムと流水の維持について】
川というのは一定の水量が流れていないと川ではない。金山ダムなどのように、毎日一定量のダム放水も考えるべきではないか。

渇水時にも最低限必要な水量を流下させる計画もあり、そのためにダムで水の容量を確保することもできる。
環境に関して
【ごみの問題について】
上流に住む者は川を汚さないという原則を持っていないと、ごみ問題も、汚水の問題も下流の人に迷惑をかけることになる。上、下流を問わず、川を汚さないという教育を徹底しなければならない。

川を汚さないためには、流域全体としてどう取り組むか。流域の川をみんなで大事にしていこう、守っていこうという意識をどうやって高めていくか、河川整備計画の中で位置づけられなければならないし、目標として掲げたい。

塵芥処理では、かなりの費用がかかっている。いろいろなイベントなどを通じて、川の美化にも積極的に取り組んでいる。このような流域会議で上流から下流までが一つの認識を持つことが、いい川づくりにつながっていくのではないか。

夕張川の現状等、その他の意見

高水敷の植林に関して
多良津橋から下流の河畔林はヤナギがほとんどで、寂しい。流域会議主催で、橋のピア間隔ぐらいで、高水敷に植林してはどうか。

橋のピア間隔で植林するというような知恵、本当の地元の川を知っているからこそできる工夫、そういうもので今までの画一的な川づくりではないものを生み出せたら、特徴のある川もでき、愛される川もできる。

植樹基準では、横断的な植樹は許されていないが、大まかにピアぐらいの間隔であれば、植樹を許されるのでないか。清幌床止付近は、木陰がないのでもう少し緑を復元させた方がいい。地域が参加した森づくり、緑づくりは、川づくりと並行してやっていく必要がある。
魚類の生息環境に関して
ハナカジカは、一般的に冷水の上流域に生息している。円山橋の上流側で確認されているが、そこにいることは不思議である。

サケにとっては、あまり産卵条件のいいところがない。阿野呂川だとか支流が合流する地点にピンポイント的に産卵が可能な場所がある。カワヤツメなどを遡上させてやると、支川の合流する付近が大産卵場になる。

河川事業の中にもう少し、産卵環境が創出されるような川づくりをしていく必要がある。カワヤツメについても、サケと同様に、流れに変化があり瀬や淵が造られている環境がなければ産卵できない。

清幌床止のすぐ下流は産卵床には良い場所だが、広さが小さすぎる。せっかく上がってきた魚の産卵場所としては非常に寂しい。
夕張川の旧川、沼に関して
タイリクバナタナゴ、モツゴなどは水質が汚くても生活が可能な魚でこれらは旧川などをもう少し調査してみれば、もっと増えてくる。

イバラトミヨ、エゾトミヨ、エゾホトケドジョウなどの魚類が生息している夕張川の旧河川、沼などの調査をしていきたい。それを調査した上で、本川と旧川の関係が検討できると考えている。
希少植物について
清幌橋から江別につながる河川敷の中に、データブックに出てこない珍しい植物、シロバナスミレ、カキスミレなど特殊な植物群落があった。川の中だけをいろいろ考えるのではなく、周りの植物環境の大事さにも気付いて、残していかなければならない。

過去の歴史をみても、自然が犠牲になったことは否定できない。今後、上下流全体を通して、人が使う空間や自然をそのままに残しておく空間などをゾーン形成して、環境的なバランスをとりながら川づくりというものを目指していくべきだ。
その他
旧夕張川上流部にはホタルも生息するので、そういうことも明らかにしながら生物の生息環境をきちんと考えていかなければならない。

河川が洗掘されるのは、直線化によって流れが早くなってきていることと、最大の要因として山から土砂の供給がないからである。治水上は利点だが、生き物の生態系を維持していく上での河川環境としては、逆に悪化の一途をたどっている。

いきものの里推進協議会など民間団体の活動予定

ハサンベツ川で魚道改修の動きが住民参加により進んでいる。機会があれば見にきていただき、指導をいただきたい。

いきものの里推進協議会で行っている夕張川流域の水生生物調査を、子供たちと一緒に行うようなことを考えていきたい。

北海道いきものの里フォーラムを「水辺環境の復元に関わる人と動植物のくらし」という内容で開催する。講演は東海大学の帰山氏、研究発表は、植物観察会の飯塚氏、おっ鳥クラブの諸橋氏が行う。また、ホタル鑑賞会も行う。

夕張川の川下りは、7月31日に夕張川なんでも探検隊が多良津橋から角田まで、小学生4年生、5年生を対象に行う。

渡り鳥調査は、おっ鳥クラブが行う。これまでの調査内容を、さらに深めて報告書をつくりたい。

流域の歴史文化に触れるフォーラムを10月頃に夕張川懇話会を中心に行う。

今後の予定

第6回目の流域会議を10月中に予定している。内容については、河川整備計画の流域委員会での審議状況についての報告、今日意見があった魚類についての本川と支川の関係、高水敷に残っている希少種植物等の資料もとりまとめて、意見交換できればと思っている。

来年の2月中旬から3月中旬にかけて第7回の会議を今年度の魚類調査の結果並びに第6回の流域会議の議論経過を踏まえた内容で開催したいと考えている。

お問合せ先

江別河川事務所

  • 住所:江別市高砂町5
  • 電話番号:011-382-2358

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