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第6回夕張川流域会議 H16.10.7

第6回夕張川流域会議 H16.10.7

委員からの意見

環境に関して
ガンの仲間が川をねぐらにするという例は珍しいが、オオヒシクイは川をねぐらにするということが分かってきた。夕張川に飛来するオオヒシクイは、他地域の川をねぐらにする事例と比べると、数がまとまっていて多いことやねぐらに適した河畔林が残っており、人が容易に近づきにくい環境がある。

オオヒシクイが好む夕張川の環境は、繁殖地であるロシアのカムチャッカ半島によく似ている。旧川や三日月湖などは、子育てをする場所になっていると考えられる点に夕張川の特徴が出ている。

夕張川ではガン以外のハクチョウ、カモ、ワシ、タカ類も多く見られるが、特にシロハヤブサは、バードウォッチャーのあこがれの鳥でもある。自然度の高い夕張川には、バードウォッチャーにとっても何が出てくるかわからないというような楽しみがある。

11年前、夕張川河畔の泥炭地には、貴重な植物がたくさんあったが、ピートモス採取で泥炭地の表土をはがしたため泥炭地植物の大半が消え、タテヤマリンドウの群落が全滅している。

栗幌橋付近に、泥炭地の植物が生き残っている場所があり今回調査をした。可能であれば保護区域のようなものを設定して看板を立てるなど泥炭地植生を保護することを考えたい。

ハサンベツ川は、栗山町民が魚道をつくっている所で、イバラトミヨが爆発的に増え、鳥類ではシギ類、カワセミ、アオサギ、ヤマセミが生息している。

多良津川、築別川、イタイベツ川は砂防ダムや滝などで魚の遡上が妨げられているが、築別川の支川にはエゾイワナが、イタイベツ川上流にはハナカジカが生息している。阿野呂川の魚道は機能しているが、由仁川の魚道は、ドジョウ類などが上れない魚道になっている。

旧川調査は、長沼町の通称・四つ沼、由仁川合流点の通称・岡山さんのため池とヤリキレナイ川で行った。四つ沼は、フナ、モツゴがほとんど優占し、ドブガイ、カワニナなども多くいた。岡山さんのため池で、一番多い種はワカサギで、イバラトミヨ、エゾウグイがいる。岡山さんのため池は夕張川が増水した時に川の水が入るところで、この沼を残して植林すれば野鳥等の生息地にもなると思う。ヤリキレナイ川では、エゾホトケやヤチウグイも確認された。支流も含めた魚類の往来を今後つくっていけば、種類も個体数も増えていくことが今回の調査でわかった。

夕張の幌南小学校の対岸にアオサギのコロニーがあったが、アライグマに脅かされ巣を移転していた。その後も、巣を移動したらしく非常に神経質な鳥である。

確認されている遡上性魚類の中で、カワヤツメ、サケの2種類は、魚道をつけることによって上流域まで繁殖の場が広がっていくということは言えるが、夕張川に昔からサケが遡上していたかどうか。サケ放流は、市民が楽しむためのものや漁業者が自分の沿岸域にサケを放流して回帰させるためのものが多く、実際は産卵できない河川も多く、本当にサケのためになるのか疑問に感じる。

産卵に適した環境としては、栗沢頭首工の下流や阿野呂川の合流点、上流部の水制工がたくさんある辺りではないか。いずれにしても、川端ダムから下流域全川を調査し河川形態と河床材料を見ていく必要がある。

魚道の対象をワカサギやトミヨ等すべての魚というのは難しく、ここではサケとカワヤツメを考えるべきではないか。石狩川水系の河川で比較的中下流域については、これからはカワヤツメが有用な魚種になってくる。

生息環境の悪化によるヤツメ種の資源枯渇に対応するため、石狩支庁、空知支庁を窓口として道立ふ化場はじめ各関係機関で構成するヤツメ文化保全再生検討会が動き出した。ヤツメの幼生期の生息環境、親魚の越冬環境と産卵環境のすべてを本川ではなく支川に頼っている現実がある。
環境教育に関して
雨煙別川では、栗山中学校の生徒による水生生物調査を考えており、阿野呂川は、継立中学校の生徒と魚類調査を行い、ハナカジカなどが確認された。継立中学校の生徒たちは、川をテーマに調べたことを新聞にまとめた。学校でこのような取り組みが行われていれば、将来、川を見つめる子供たちができていくのではないか。
河川利用に関して
南幌町の自然を生かして多くの人を呼び込むということになれば、夕張川の河川敷を利用することになる。夕張川の公園整備は、都市と農民をつなぐ広域的な公園ということで整備をしてきている。南幌町にとっては、夕張川の河川敷は財産だというふうに思っている。

現在、協議をしている三町合併の中で、由仁町、栗山町は隣接しているが、南幌町が飛び地という状況になっている。このため、三町を繋ぐものは夕張川が唯一の手段となり、例えば、河川敷を利用してのサイクリングロード、川下りができるような河川整備など川を利用することによって、三町の一体性を図れないかと考えている。

(副座長)三町のまちづくりと川の関係では、サイクリングロードなどハードだけでなく、地域を結びつける精神的シンボルとして、市民が夕張川を大切にし、夕張川を軸にしたまちづくりができると、全国でも特徴のある新しい自治体になるのではないか。
河川整備計画について
今の計画の中で、流域の中で遊水地のようなものはほとんど計画されていないが、場合によっては、沼地を拡大して遊水地にしていくといったような計画を立て、旧河川の生き物と、由仁川や夕張川の魚類の行き来を可能にする方法もあるのではないか。

(座長)整備計画では、夕張川の遊水地で洪水調節は考えておらずシューパロダムでカットしたあとは河道で処理する計画になっている。支流との関係では、頭首工の魚道に引き続き、関係機関と連携し、樋門等における魚類の移動の確保や水際植生の復元・保全に努めるということで、環境の連続性を考えている。

(副座長)河川整備計画が策定された後、それを踏まえた川づくりや管理、川を活用していくということに関しても、また皆様方のご意見を聞きながら、こういう場所で議論して一緒に川をつくっていければ、単なる河川管理者だけの計画ではなく、夕張川流域全体の計画として生かしていけるのではないか。
その他
遊漁者及び違法漁具を使った密漁による乱獲が行われている。あらゆる機会を通じて、農業関係者とも話し合いをして、密漁できない環境をつくるため、床止等を管理されている方にお願いしている。

民間団体の活動予定

リバーネット21ながぬまでは、10月10日に生態学混播法による植樹及び木の種とりと育苗作業をする予定である。

今後の予定

次回は、2月か3月ぐらいの開催で調整をしたい。魚道については、できれば次回会議で事務局の方から提案をしていきたい。

お問合せ先

江別河川事務所

  • 住所:江別市高砂町5
  • 電話番号:011-382-2358

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