第17回夕張川流域会議 H21.2.20
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第17回夕張川流域会議 H21.2.20
意見交換で出された委員からの主な意見
意見交換の様子
【調査及び工事の実施報告について】
【各団体からの活動報告について】
◆おっ鳥クラブの報告について
◆夕張川なんでも探検隊の活動報告について
【その他の意見】
- 今回調査で、オオジュリン、ホオアカ等が確認されているが、これらの種は数がかなり減少してきている。今回確認された箇所は、それらの種にとって良い環境であるということを考慮して残してほしい。
- イシカリワカサギは貴重種となっているが、各地の湖沼を詳しく調査すると意外と多く確認できる。
- 今年度調査で確認されたヒョウモンチョウは貴重な種で、ナガオカシロワレモコウを餌としている。また今回の調査箇所は夏をすぎるとオガシジミという貴重種が出てくることがあるので、重要箇所として認識してほしい。
【各団体からの活動報告について】
◆おっ鳥クラブの報告について
- 採草地として占用されている河川敷は牧草だけになり、鳥類があまり観察できない。雑草が繁茂してくると観察できる鳥類が増えてくる。我々人間にとってきれいな場所というのは鳥にとっては都合のよい場所ではない。開発されて形が変わると鳥の数、種類も変化する。
- 小林酒造付近は、下流の堰の影響で水が停滞している。その結果土砂が堆積し、ハクチョウ、ヒシクイ等の休憩箇所になってきている。
◆夕張川なんでも探検隊の活動報告について
- 夕張川塾が開催される7月下旬は、年々川の水位が下がってきており、地形が変化している。
- 阿野呂川合流部は、川の状況・風景が毎年変わっている。今年は川流れ体験を行う場所に倒木があった。1年で変化するので活動箇所に気をつけている。
- 川の水が少なすぎると、川の体験学習が中止となる場合もある。また、水位の低下で河床が露出し危険箇所が増えるなど、安全性の問題も出てくる。
【その他の意見】
- 栗沢頭首工、長沼頭首工の改築については、流域が一体となり治水・利水・環境の両立を図るような川づくりの要望の機運が高まることが必要である。
- ここ数年、夕張川は水が少なく、河岸の不安定化、河床の低下による岩盤の露出などが進んでいる。今後、急激に増水した時に川がどのような状態になるか不安である。
- 川端ダムの放流による水位の上昇で、川の活動が危険になることがある。増水による危険性の周知が必要である。
- 河床は年々下がっているので岩盤が相当出ており、河岸そのものも不安定になっている。河岸が不安定な状態の時に増水した水でダメージを受けることになる。
- 河川改修する際、最低限、低水路の幅だけは広げないでほしい。器が広がることによって今まで生息していた魚が生息できないことがある。
- 低水路を縮めると、流速が早くなり河床が低下する。低水路の中でも平水が流れる澪筋ではなく、洪水時に流れる低水路の幅は広くした方が土砂がきちんとコントロールされていく。澪筋を考慮しながら、水がふえたときに流速が早くならないような工夫が必要である。