第28回夕張川流域会議 H26.8.19
ページ内目次
第28回夕張川流域会議 H26.8.19
◆日時:平成26年8月19日(火)13:30~15:30
◆場所:南幌町ふるさと物産館「ビューロー」会議室
◆要旨
◆場所:南幌町ふるさと物産館「ビューロー」会議室
◆要旨
昨年まで行われたフィールドワークの結果を踏まえて、今後の流域会議のテーマや進め方について、意見交換を行いました。
各団体からは、魚道整備への謝意とともに、魚道管理のための地元組織の立ち上げ、安全な河川利用を進めるための環境整備に関する意見、水の力でつくる河原の創出への期待、支流の流出形態に合わせたダム放流に関する意見等が出されました。
各団体からは、魚道整備への謝意とともに、魚道管理のための地元組織の立ち上げ、安全な河川利用を進めるための環境整備に関する意見、水の力でつくる河原の創出への期待、支流の流出形態に合わせたダム放流に関する意見等が出されました。
第28 回夕張川流域会議 会議での主な意見
主な意見
今後の流域会議について
各団体の活動状況、その他情報提供について
各団体の活動状況、その他情報提供について
- 洪水が来ても川を見に行く人がいないなど、流域の人間関係が悪くなっている。川に対する認識が薄れていて、川で何かやろうとした時に対応できない。
- 夕張川では、地域の協力を得ながら水の力で川原を創出させる試みをして成果が出た。今後の流域会議でそれをどう発展させるか。急がずに良い夕張川にしていける会議にしたい。
- この会議は、夕張川流域全体の会議で、自分たちの意見、河川管理者への意見等を出すことができる。環境保全や治水対策を進めていくために、この会議が十分活かされればいい。
- 前回会議でダムの放流サイレンが聞こえないという話があったが、川や河川敷で活動される際は、事務局で紹介した電話番号に事前に問い合わせをお願いしたい。
- 流域会議は、室内会議だけでなく、現地で専門家に教えて頂きながら進めるのが一番良い。
- NPO雨煙別学校は、川の利用で必要となる環境整備を河川事務所に相談させてもらっているが、今後も情報共有し、より良い川利用のために整備をお願いしたい。
- サケマス稚魚放流事業は今年で8 回目になるが、栗沢頭首工の魚道設置は、青年会議所も非常に喜んでいる。地域住民が国や関係機関にお願いして実現したことで本当に感無量だ。
- 水害の報道を見るたびに災害のない地域に住んでいることを誇りにしたいと感じる。
- ショウドウツバメの営巣地付近に川原を創出することが出来たが、是非上流側も同じ手法で川の拡幅をして、岩見沢の子供たちも夕張川を利用できるようにしたい。
- フィールドワークでは、川の変化や多様性を勉強した。普段は治水対策で頭がいっぱいだが、多様性のある川には、楽しさもあることがわかった。職場の人間もフィールドワークに参加できるようになればいい。
- 治水と自然の両立はエンドレスのテーマだ。この会議で勉強させて頂くことは貴重な機会なので是非継続してほしい。
- 魚道への土砂混入や水位変動もあるので、地域住民の魚道管理が重要になる。地域で維持管理計画をしっかり立ててほしい。
今後の流域会議について
- 流域会議は、年2 回開催として、1 回をフィールドワーク、もう1 回を会議形式の意見交換にする。また既存の流域会議ホームページと各機関のホームページのリンクを考えたい。
各団体の活動状況、その他情報提供について
- NPO雨煙別学校は、いろいろな環境学習や川の体験学習を進めている。川の学習は人気があり、虫とりやホタル観賞等、里山を活用した体験学習とも結びつけて実施できる。
- 環境、治水、利水が共存できる川づくりを進め、安全に活動できるようにしたい。川の水が作った川であれば、安心して活動ができる。
- 青年会議所では、サケが気持ちよく帰ってこられる川にするために雨煙別川で河川清掃を予定している。参加者には栗沢頭首工付近( 魚道設置箇所付近)を見てもらい、魚道のネームを募集する。
- 長沼頭首工下流は、川下りのスタート地点として、またボート体験の場として、頻繁に利用していたが、土砂堆積でヤナギが繁茂し使いづらくなった。この場所の環境整備を考えたい。
各団体の活動状況、その他情報提供について
- ダムの試験湛水期間は、洪水がないので撹乱作用が起きず樹林化する。川が画一的に作られているので、何かが流れを阻害すると、流れの生じない空間ができて浮泥が堆積していく。
- ダムの放流を夕張川の支川の流出形態に合わせて行うと、環境が改善され魚にとっても非常に良い。魚は自然の川の流出形態に合わせて、その生活体系を決めてきたからだ。
- シューパロダム完成後は、毎日発電放流がある。ダムには河川水位を一定にする機能が含まれているので、下流で水位が下がればその分を放流することになる。
- 魚道設置を踏まえ、夕張川の再生のために夕張川自然再生協議会のようなものを発足したい。基本的にはサケマスが自然産卵する川づくりと魚道の維持管理を行う。地域住民と行政、専門家をメンバーに青年会議所OBを事務局に進めるので、今後、ご協力をお願いしたい。