「北空知」川づくり懇談会ニュース 第4号
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「北空知」川づくり懇談会ニュース 第4号
平成15年11月5日、第4回「北空知」川づくり懇談会を開催しました。
第4回 「北空知」川づくり懇談会を、以下のとおり開催しました。
- 日時：平成15年11月5日（水曜日） 14:00～16:00
- 場所：妹背牛町 コミュニティプラザ
当日は、委員14名（代理出席1名含む）が出席しました。始めに、座長挨拶として「十勝沖地震における堤防の被害状況と事業所の地震時の対応」について説明がありました。
次いで、これまでの懇談会での委員の方々のご意見を紹介し、事務局から前回懇談会にて話題に上った「流域平均雨量」、「森林の保水機能」について説明がありました。
その後、第4回懇談会のテーマである「石狩川、雨竜川の利水・河川環境・親水利用について」事務局から説明があった後、各委員の方々による自由討議を行いました。
次いで、これまでの懇談会での委員の方々のご意見を紹介し、事務局から前回懇談会にて話題に上った「流域平均雨量」、「森林の保水機能」について説明がありました。
その後、第4回懇談会のテーマである「石狩川、雨竜川の利水・河川環境・親水利用について」事務局から説明があった後、各委員の方々による自由討議を行いました。
石狩川、雨龍川の現状
利水について
北空知管内の石狩川、雨竜川流域での水利用については、全水利権量中、農業用水が60％、発電用水が40％となっています。また、水質については環境基準に定められるAA～E（6段階評価）類型中、雨竜川（竜水橋上流）がA類型、石狩川雨竜橋付近・雨竜川（竜水橋下流）がB類型であり、毎年の観測結果は環境基準を下回っています。
河川環境について
石狩川流域では多くの生物が生息し、キタノトミヨ（魚類）等学術上または希少性の観点から注目すべき種も確認されています。
親水利用と事例紹介
石狩川、雨竜川の親水利用状況については、鷹泊湖水まつりなどでのイベント利用の他に、沼田町桜づつみでの散策、石狩緑地での高水敷の利用等がなされています。沼田町では雨竜川水辺の楽校のとりくみが進められています。また、これまでの懇談会において、親水空間の整備について要望がありました。
第4階懇談会での主な意見
事務局から石狩川、雨竜川の治水に関して説明があった後、自由討議を行いました。
主な意見を紹介します。
主な意見を紹介します。
治水について
- 樹木が川の真ん中に育つ箇所が数カ所あり、治水上問題であると感じる。大きくならないうちに伐採する事を検討して欲しい。
- 行政の人間としては、やはり河川整備において治水が重要であると考える。雨竜川に捷水路が完成したので、次は内水対策を考えるべきではないか。
- 我々は、河川施設に守られ安心しているため、水害に対する危機意識が薄れてきている。従って、地域毎に水防訓練などを実施し治水に対する意識を高める必要があると思う。
水質について
- 上流の人間は水質を含め下流に迷惑を掛けないように心がけている。
- 石狩川、雨竜川の水質では大腸菌群数が多い様であるが、親水利用を考えるにあたって水質が悪いのは問題である。
- 捷水路を整備した後に残る旧川については、地域により意見が異なるであろうが、水質管理が難しく、虫の発生などの問題がある為埋めた方が良いと思う。
河川環境について
- 淵やトロ場などの魚が住める場所がもっとあれば、魚が増えると思う。
- 河川改修をあまりしないで、自然のままの川を残すことが、子供たちにとって大切だと思う
- 環境に優しいとは、地域住民の意見を聞くことである。河川管理者が地域に出向き、住民と対話するのも良いのではないかと考える
- 最近では、護岸を覆土するなどして、緑化や景観に配慮した整備を実施している。
河川の親水利用について
- 今の親は水質的な観点から子供を川で遊ばせないと思う。
- 石狩川、雨竜川には20～30人の子供を安心して連れていける場所は無いと思う。安全管理まで考えた情報提供を行って欲しい。
- 旧川は良い釣り場になっている様である。
- 桜づつみのように、見て楽しむ整備の方が利用されると思う。
- 行事を行うための場としての整備が多いが、呼びかけないと子供も親も行事に参加してくれないのが現状である。数多く整備しても利用されないのでは意味がない。1市町村1施設程度の整備を行えば良いのではないか。
地域との連携
- 河川敷に投棄されるビニールやタイヤなどのゴミはひどいものがある。水を利用する農業団体や一般市民に対するゴミ処理の啓発にもっと力を入れて欲しい。
今後の懇談会に関する主な意見
今後の懇談会の取り上げるべきテーマに関して、委員の方からの主なご意見をご紹介します。
今後の懇談会のテーマについて
- 今まで4回の懇談会では、河川の現況を把握してきた。
- 次回懇談会では、事業所が考えている川づくりのビジョンを示して欲しい。そして、そのビジョンに対する我々住民との意見交換を行いたい。