河川環境管理基本計画の見直しの概要1
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河川環境管理基本計画の見直しの概要
水環境管理に係わる基本的事項(1)
【基本方針】
湧別川水系の水環境管理は、基本理念を踏まえて水環境の総合的管理を図るため次に示す事項を基本方針とする。
治水及び利水計画との整合
水環境の管理は、治水・利水の管理と一体不可 分なものであり、「湧別川水系河川整備基本方針」 を踏まえ、「湧別川水系河川整備計画」等と十分な 整合を図る。 |
流域との調和
水量・水質は、流域の環境と密接に関係して いるため、今後においても関係自治体等の 水利用計画や地域整備計画等と調整を図り、 適正な水環境の管理を進める。 |
水の適正利用
湧別川の水は、湧別川流域関連町村約4万人 の生活の源として重要な役割を担っている。 しかし、湧別川は、降雨量の少ないオホーツク海 型気候等の条件により渇水流量が小さい。 そのため、人々の営みや暮らしを支える水環境 を保全していけるように、水の適正利用を図って いく。 |
水質の維持
北大雪の頂からつくりだされる湧別川の清流 と周辺に広がる豊かな自然、多くの名所、 景勝地は、人々に潤いとやすらぎを与えて くれる。 この優れた自然環境を今後も守り育てるため、 現況の水質を維持する。 |
水環境管理に係わる基本的事項(2)
【水量及び水質の見通し】
水量の見通し
将来の流況については、湧別川流域の人口の 動向、水利用状況等から現況流況が大きく変化 するとは予想されない。 また、生田原川上流に おいて、農業用水確保のため、生田原ダムを 建設中であるが、洪水時以外の流況が大きく変化 することは予想されない。 |
水質の見通し
湧別川の現況水質はBODが1.0ミリグラム/lと 良好な水質を維持しており、将来においても 通常時はこの水質を維持すると予想される。 |