岩尾内ダムの紹介
事業の概要
岩尾内ダムは、昭和40年4月から建設を開始し、昭和46年3月に完成した多目的ダムです。
近年、全国各地で、異常な降雨により大水害に見舞われる一方、少雨の長期化による渇水被害が発生しています。
岩尾内ダムは、洪水調節による水害の被害軽減のほか、利水放流による発電やかんがい、生活及び工業用水の供給など、地域における水源としての役割を果たし、渇水被害を軽減し、地域住民の生活向上に寄与しています。
近年、全国各地で、異常な降雨により大水害に見舞われる一方、少雨の長期化による渇水被害が発生しています。
岩尾内ダムは、洪水調節による水害の被害軽減のほか、利水放流による発電やかんがい、生活及び工業用水の供給など、地域における水源としての役割を果たし、渇水被害を軽減し、地域住民の生活向上に寄与しています。
ダムの諸元
ダムの諸元
河川名 |
天塩川水系天塩川
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位 置 |
北海道士別市朝日町岩尾内
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流域面積 |
331.4km2
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ダム
型 式 |
重力式コンクリート
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堤頂標高 |
EL322.55m
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高 さ |
58.0m
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堤 頂 長 |
448.0m
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堤 体 積 |
394,000m3
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ゲ ー ト |
クレストゲート 高さ14.10m 幅7.00m×2門
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貯水池
湛水面積 |
5.1km2
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常時満水位 |
EL320.55m
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最低水位 |
EL289.45m
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制限水位 |
6月15日~30日,10月1日~31日 EL318.45m
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7月1日~9月30日 EL309.25m
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総貯水容量 |
107,700,000m3
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有効総貯水容量 |
96,300,000m3
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洪水調整容量 |
48,600,000m3
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堆砂及び 死水容量 |
11,400,000m3
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計画洪水水流量 |
1,000m3/s
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計画放流量 |
200m30/s
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調整流量 |
800m3/s
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かんがい
受益面積 |
約15,000ha
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最大取水量 |
約35m3/s
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上水道
給水区域 |
士別市
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最大取水量 |
0.114m3/s
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発電
最大使用水量 |
35m3/s
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最大有効落差 |
44.0m
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最大出力 |
13,000kW
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年間発電量(計画) |
42,590MWh
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ダムの役割
岩尾内ダムの役割 その1 -洪水調節-

このとき、岩尾内ダムが洪水の一部をダムに貯め、下流に危険がない水量となるよう調節します。これにより、ダムの下流で洪水の氾濫を防ぎ、流域の人々の命や生活を水害から守ります。
岩尾内ダムの役割 その2 -かんがい用水-

川の水量は天候の影響で増減し、雨がしばらく降らないと、水量が減って渇水になり、天塩川の水を利用している水田などでは水の安定利用ができなくなります。
そこで、岩尾内ダムでは、雪解け水や大雨の水を一時的に貯めておくことで、天塩川の水量を安定させ、お米をはじめ、様々な農作物の生産を支えています。
そこで、岩尾内ダムでは、雪解け水や大雨の水を一時的に貯めておくことで、天塩川の水量を安定させ、お米をはじめ、様々な農作物の生産を支えています。
岩尾内ダムの役割 その3 -生活・工業用水-

士別市へは1日当たり最大74,000m3の水が供給され、生活用水や工業用水として利用されています。
良質な水が流域の人々の暮らしと産業を支え、潤いのある生活をもたらします。
岩尾内ダムの役割 その4 -水力発電-

ダムに貯めた水は、水力発電にも活用されており、化石燃料を使用しない持続可能な環境に優しい再生可能エネルギーとして利用されています。
岩尾内発電所では、最大出力13,000KW、年間42,590MWhの電力を生み出すことができます。
岩尾内発電所では、最大出力13,000KW、年間42,590MWhの電力を生み出すことができます。
資料

国土交通省 北海道開発局 旭川開発建設部 名寄河川事務所
岩尾内ダム管理支所
〒095-0403 士別市朝日町岩尾内7314番地
TEL:0165-28-2301 FAX:0165-28-3679
岩尾内ダム管理支所
〒095-0403 士別市朝日町岩尾内7314番地
TEL:0165-28-2301 FAX:0165-28-3679