基本的な考え方7
基本的な考え方
肯定的な主な意見
- サンルダムの水力発電は、クリーンエネルギーの供給を進めていくうえで重要です。
懸念を示す主な意見
- サンルダムによる水力発電より、風車による風力発電の方が有利ではないですか。
- 人口が減少しており、サンルダムによる水道水源の確保は必要ないのではないですか。住民の水道料金が大幅に増大することはありませんか。
基本的な考え方
水力発電
サンルダムは融雪期や洪水時の水を一時貯留し、下流に必要な流量を安定して補給する際に放流水の落差を有効利用して水力発電を行います。水力発電は他の電源と比較して非常に短い時間で発電が開始できること、電力需要の変化に素早く対応(出力調整)ができるといった特徴があります。このような特徴を生かして、貯水池による水力発電はピーク供給力として、なくてはならない重要な役割を果たしています。
また、水力発電は、資源の少ない日本の貴重な純国産エネルギーであるとともに、時間、季節、天候に影響されず、安定的な電力を得ることができ、火力発電や風力発電等よりCO2の排出量も少なく、クリーンなエネルギーを供給することができます。
また、水力発電は、資源の少ない日本の貴重な純国産エネルギーであるとともに、時間、季節、天候に影響されず、安定的な電力を得ることができ、火力発電や風力発電等よりCO2の排出量も少なく、クリーンなエネルギーを供給することができます。
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電力の一翼を担う水力
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発電別二酸化炭素(CO2)排出量
水道
名寄市の水道事業は、生活環境の向上、水利用形態の多様化と郊外地区の区域拡張による水需要量増加、及び合併における風連地区については地下水に水源を依存していることから、将来にわたり安定した供給に向けて、今後サンルダムに水源を確保することとしています。また、夏の渇水時には、臭気や色度の上昇に合わせて活性炭処理を行うなど、維持管理費の増高が生じており、サンルダムによる流況の改善が望まれているところです。
名寄市の場合、平成17年の水道事業に係る総費用(実績)は約5億2千万円です。サンルダムを水源として水道用水を確保するために必要となる費用は、ダム使用権の減価償却費と原水費をあわせて約1千万円程度と推測され、これは水道事業全体の約2%にすぎません。
名寄市の場合、平成17年の水道事業に係る総費用(実績)は約5億2千万円です。サンルダムを水源として水道用水を確保するために必要となる費用は、ダム使用権の減価償却費と原水費をあわせて約1千万円程度と推測され、これは水道事業全体の約2%にすぎません。