基本的な考え方4
基本的な考え方
肯定的な主な意見
- 中下流域をサンルダムによる洪水調節とあわせて安全にしてほしい。
懸念を示す主な意見
- 目標とする洪水に対して、サンルダムで洪水調節を行っても、まだ安全に流せられないのではないですか。
- 堤防の整備を優先して進めるべきではありませんか。
- 堤防の嵩上げで対応できるのではないのですか。
基本的な考え方
天塩川の河川整備計画では、様々な対策を組み合わせて総合的に治水対策を進めることにしています。既設の岩尾内ダムと新設するサンルダムにより縦断的に洪水位の低減を図るとともに、河道の掘削や堤防の整備等を行い、目標流量を安全に流下させる計画です。
堤防の整備や河道の掘削等の実施箇所については下図に示すとおりで、これらの整備はダムの建設と並行して実施する計画としています。
尚、堤防の嵩上げは、計画高水位を上げることとなり、破堤の危険性を大きくすることになること、破堤時の氾濫量が大きくなることおよび内水排水の問題が生じてくることなどから後背地の治水安全度の観点から望ましくありません。さらに、新たな堤防用地の買収や橋梁等の再改築などの困難を伴い、社会的影響も極めて大きくなります。また、下流部は泥炭が広く分布する軟弱地質であり、堤防の嵩上げは堤防構造上からも好ましくないことから採用していません。
堤防の整備や河道の掘削等の実施箇所については下図に示すとおりで、これらの整備はダムの建設と並行して実施する計画としています。
尚、堤防の嵩上げは、計画高水位を上げることとなり、破堤の危険性を大きくすることになること、破堤時の氾濫量が大きくなることおよび内水排水の問題が生じてくることなどから後背地の治水安全度の観点から望ましくありません。さらに、新たな堤防用地の買収や橋梁等の再改築などの困難を伴い、社会的影響も極めて大きくなります。また、下流部は泥炭が広く分布する軟弱地質であり、堤防の嵩上げは堤防構造上からも好ましくないことから採用していません。
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整備計画実施箇所図 1/3
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整備計画実施箇所図 2/3
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整備計画実施箇所図 3/3