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昭和55年頃-治水事業2【札幌開発建設部】治水100年

石狩川流域誌

昭和55年頃(昭和55年~平成8年頃) 2治水事業

  • 昭和55年頃(昭和55年~平成8年頃) 2治水事業

まちづくりと連携した河川整備

  • 昭和63年の十勝岳の噴火(旭川開発建設部蔵) 昭和63年の十勝岳の噴火(旭川開発建設部蔵)
観光に貢献した砂防事業
白金温泉と十勝岳流路工(旭川開発建設部蔵)
北海道の中央、上川管内の美瑛町と上富良野町などにまたがる、十勝岳連峰の主峰「十勝岳(標高2,077m)」は、約30~40年周期で噴火を繰り返す活火山で、昭和63年の噴火を契機に、「火山泥流対策」が進められている。噴火で発生した泥流は、美瑛川に流入し、山麓の富良野原野まで一気に流れ込む。
そのため美瑛川には、泥流を食い止めて安全に下流に流すための「砂防ダム(砂防えん堤)」や「流路工」などが整備されている。
美瑛町で一番の入り込み客数を誇る「白金温泉」地区の『十勝岳流路工』は、ふだんは公園として使えるよう散策路やせせらぎ水路が設けられた。
山岳風景にとけ込み、観光客や住民の憩いの場になっているばかりか、美瑛川上流は硫黄が含まれ、水が青く見えることから「ブルーリバー」、砂防えん堤ができて水が溜まった場所は「青い池」と呼ばれ、その美しさは口コミで広がり観光資源になっている。
河川空間を親水空間に活用
上空からみた石狩川とたきかわスカイパーク
上空からみた石狩川とたきかわスカイパーク

((社)滝川スカイスポーツ振興協会蔵)

地域とともに河川の利用を推進する、「直轄河川環境整備事業」が昭和44年度に創設され、石狩川でも取り組まれた。
中流域の滝川市・砂川市・赤平市は川沿いを中心に発展していったまちで、各市の公園計画と連携しながら高水敷が整備された。河川敷につくられた野球場やサッカー場、広場はたくさんの住民に利用され、スポーツの各種大会等も開催されるなど、市外からの利用者も約3~4割に達し、年間約23万人が利用している。
滝川市は上空に航空管制がなく、上昇気流に恵まれているため、石狩川河川敷に全国初となる航空公園(たきかわスカイパーク)を整備した。ここで全道的なスカイスポーツイベントが毎年開催されるなど、空と水というさわやかな地域資源を核に、まちづくりが進められている。
*年間利用者数は河川水辺の国勢調査「空間利用実態調査」などによる推計値

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