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開拓初期:石狩川右岸流域-流域の文学【札幌開発建設部】治水100年

石狩川流域誌 支川編

開拓初期(明治初期~明治42年頃) 石狩川右岸流域 流域の文学

  • タイトル

樺戸監獄を描いた作品

当時、全国にあった集治監のなかでも、北海道の集治監は開拓という任務を担い、その特殊さと過酷さは多くの作家の興味をひいた
吉村昭・赤い人
 筒袖の着物を着、襦袢を身につけているが、すべて赤い

「赤い人」とは、赤い服に身を包み、鉄丸・鎖(くさり)につながれながら、過酷な重労働を課せられた樺戸集治監の囚人達を差す。昭和52年、歴史小説家の吉村昭により発表された「赤い人」は、月形潔はじめ歴代の典獄等が登場するが、とくに主人公は存在しない。上川道路(現・国道12号)の開削工事はじめ、囚人の過酷な重労働が淡々と描かれ、北海道の裏の開拓史といわれる。
樺戸集治監を描いた作品は、西野辰吉の代表作「東方の人」、山田風太郎「地の果ての獄」、松本清張「不運な名前」などがあり、3回の脱獄に成功し「明治のねずみ小僧」と呼ばれ樺戸集治監も脱獄した「五寸釘の寅吉」こと西川寅吉なども登場する。
(出版社/著者からの内容紹介)
月形樺戸博物館の囚人の護送の模型
赤い囚衣の男達が石狩川上流に押送されたのは明治14年のことだった。国策に沿ってかれらに課せられた死の重労働。鉄丸・鎖につながれた囚徒達の労役で原野が切り開かれていく。北海道開拓史の暗部に横たわる集治監の歴史。死を賭して脱走を試みる囚人達と看守達の、敵意にみちた命がけのドラマ。
吉村昭
  昭和2年、東京都に生まれる。昭和46年に発表した「戦艦武蔵」がベストセラーになり、歴史小説家の地位を確立するとともに、ヒット作を生み出しつづけた。昭和54年に「ふぉん・しいほるとの娘」で吉川英治文学賞を受賞したのをはじめ、「冷たい夏・暑い夏」は毎日芸術賞を受けるなど数々の受賞作がある。事実にもとづいた作風はテレビ番組の原作や題材などに使用されることも多い。平成18年7月31日、病気療養中に死去。享年79歳。代表作「破獄」「桜田門外ノ変」ほか

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