現在位置の階層

  1. トップページ
  2. 河川計画課
  3. 札幌開発建設部 治水事業
  4. 【札幌開発建設部】石狩川治水100年
  5. 【札幌開発建設部】治水100年
  6. 昭和35年頃:千歳川流域-歴史のひとこま【札幌開発建設部】治水100年

昭和35年頃:千歳川流域-歴史のひとこま【札幌開発建設部】治水100年

石狩川流域誌 支川編

昭和35年頃(昭和35年~昭和54年頃) 千歳川流域 歴史のひとこま

  • タイトル

花のまち恵庭とスズラン

島松原野に自生するスズラン
島松原野に自生するスズラン

(恵庭市蔵)

花言葉は「幸福の花」。
スズランはかつて北海道のいたる所に咲いていたが、
いつしかその愛らしい姿は消えていた。
そして今、この花を守るまちがある—

スズランは北海道の花

ユリ科スズラン属の多年草のスズランは、湿地が多かったかつての北海道に広く咲いていた。スズランはハマナスとならんで、北海道の初夏を代表する花だった。
昭和45年、恵庭は人口が34,500人を記録し、念願の市制を施行した。市の花はスズラン。初夏の訪れとともに、島松原野にはスズランの花が咲き誇り、市民に親しまれていた。大群落のある陸上自衛隊島松演習場は、毎年6月になると市民に開放され、スズラン狩りに数万人が訪れた。しかし乱獲で数が激減し、スズラン狩りは中止に追い込まれた。全道的にみても自生するスズランは激減し、平取町や豊富町(サロベツ原野)、そして恵庭など、ごく限られた地域にわずかに咲くのみだ。現在、北海道の公園などで見られるスズランのほとんどが、外来種の「ドイツスズラン」だ。

花を愛する心を伝える

郷土の花を守るため、恵庭市と花苗生産組合は自生地から5万株を分けてもらい、市内の公園に移植した。組合では草刈などを日々行い、スズランは順調に生育しているという。また市内には「すずらん」の名がつくお店や施設が多く、夏のお祭りは「恵庭すずらん踊り」という。恵庭とスズランのむすびつきの深さとともに、花を愛する心が風土として根づいているともいえる。
昭和36年、7名の有志による「花いっぱい文化協会」から花のまちづくりがはじまり、1990年代には恵み野地区を中心にガーデニングが注目された。平成2年からの「花とくらし展」の開催、平成20年の洞爺湖サミットでは恵庭産花苗がたくさん使われた。その取り組みの数々は、国内有数のガーデニング先進地にふさわしい。
  • 商店街でのガーデニング 商店街でのガーデニング

    (恵庭市蔵)

  • 花で彩られた道の駅「花ロードえにわ」 花で彩られた道の駅「花ロードえにわ」

    (恵庭市蔵)

現在位置の階層

  1. トップページ
  2. 河川計画課
  3. 札幌開発建設部 治水事業
  4. 【札幌開発建設部】石狩川治水100年
  5. 【札幌開発建設部】治水100年
  6. 昭和35年頃:千歳川流域-歴史のひとこま【札幌開発建設部】治水100年