昭和35年頃:石狩川上流域-暮らし・社会【札幌開発建設部】治水100年
石狩川流域誌 支川編
昭和35年頃(昭和35年~昭和54年頃) 石狩川上流域 暮らし・社会
自然を利用して氷瀑を再現
上川の層雲峡温泉で行われる「氷瀑(ひょうばく)まつり」は、昭和51年からはじまった。当時、年間250万人もの観光客を集めながら、冬は一転して閑散としていた。このため、氷を彫刻したものではなく、樹木や魚網、ナイロンの風船や糸に水をかけて自然のままに氷らせる氷瀑で、冬の集客を図ることに。氷瀑は「シャクシャインの像」を作成したことでも知られる、恵庭市出身の彫刻家・竹中敏洋の発案だった。
旅館や商店街、市街地の商工青年部や建設業などの人々が、舞台裏で大活躍した。凍てつくほどの極寒の夜、水しぶきを浴びながら地元の人々が氷瀑をつくり上げるのだ。こうしてできた氷瀑のユニークさと美しさは評判となり、冬の層雲峡は見直された。昭和57年から、会場が石狩川右岸に移され会場面積も倍増し、造形物も多彩になり、一大イベントに成長した。住民達の熱意の結晶ともいえる。
*参考資料/上川町史など
旅館や商店街、市街地の商工青年部や建設業などの人々が、舞台裏で大活躍した。凍てつくほどの極寒の夜、水しぶきを浴びながら地元の人々が氷瀑をつくり上げるのだ。こうしてできた氷瀑のユニークさと美しさは評判となり、冬の層雲峡は見直された。昭和57年から、会場が石狩川右岸に移され会場面積も倍増し、造形物も多彩になり、一大イベントに成長した。住民達の熱意の結晶ともいえる。
*参考資料/上川町史など
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石狩川河畔での昼間の作業
(上川総合振興局・VIEW OF KAMIKAWA)
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幻想的な氷瀑まつり
(上川総合振興局・VIEW OF KAMIKAWA)