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昭和55年頃:夕張川流域-土地利用2【札幌開発建設部】治水100年

石狩川流域誌 支川編

昭和55年頃(昭和55年~平成8年頃) 夕張川流域 土地利用

  • タイトル

〈この時代の農業の状況〉

夕張川流域は水稲を中心に、由仁や栗山はバレイショ、南幌はキャベツ、長沼は長ネギなど、特産品がつくられていく。
また空港に近く、札幌圏内という地理的な利便性を活かして、都市型農業が行われるとともに、「優良な田園型居住地域」という役割を担うように。農・山・漁村地域で、自然・文化・人々との交流を楽しむ、滞在型の余暇活動「グリーンツーリズム」が積極的にとり入れられ、農業が持つさまざまな要素を活かした取り組みが行われる。とくに長沼は、「グリーンツーリズム特区」に認定され、農業体験をする子ども達などを受け入れている。
こうした動きに合わせるように、先進的で画期的な農業事業が進められた。炭鉱鉄道・夕張鉄道が廃止され、夕張川流域は復活運動を行ったが願いは叶わず、代わりに当時としては日本一長い農道「きらら街道」が全線開通した(広域農道空知南部地区)。また石狩川左岸地区の岩見沢、江別、千歳、恵庭、栗沢、南幌、長沼、北村に、内水氾濫の対策として、北海道初の国営の排水機場などが平成7年に完成した(農用地等緊急保全整備事業石狩川下流左岸区域)。
*参考資料/南々空知地域ロングスティ型移住ビジョンなど
  • 田園のなかに市街地が広がる南幌

    田園のなかに市街地が広がる南幌(南幌町蔵)

道の駅と農産物の直売

長沼に平成7年、長栗大橋のたもとの旧夕張川の河跡湖を活用した「北長沼水郷公園」がオープンした。広大な敷地内には、パークゴルフ場やサイクリングコースが整備され、河跡湖では釣りやカヌーが楽しめる。また、長沼のとれたて野菜を販売する「農産物直売所」も開設された。平成8年には、大きな直売所が設けられた道の駅「マオイの丘公園」がオープンし、週末になると買い物客が札幌などから大勢訪れ、今では道内最大規模の売り上げを誇るほどに。もともとこの直売所は、小学校跡地の有効活用のために設けられたものだった。
農産物直売所は、新鮮でおいしい農産物が手に入れられ、消費者と生産者をむすぶグリーンツーリズムのひとつとされる。道の駅が増えたことで全国的に浸透し、新たな販売方式として定着した。今やドライブの要素のひとつともいえ、また地元住民にとっても地元野菜が手に入れられる歓迎すべき施設だ。石狩川流域の主要幹線道路沿いには、夏になると野菜直売所が連なっている。
*参考資料/南空知ふるさと市町村圏、「わが村は美しく-北海道」など
  • 道の駅・マオイの丘公園直売所

    道の駅・マオイの丘公園直売所(北海道農政部蔵)

  • 北長沼水郷公園の直売所

    北長沼水郷公園の直売所(北海道農政部蔵)

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