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112 芦別ダム【札幌開発建設部】治水100年

石狩川治水に係わる主な事業

112 芦別ダム

見返資金からの融資で建設

狩川の最大支川である空知川の河川水を発電に活かす計画は、早くも大正初期にはじまっていた。大正7年に「野花南(のかなん)発電所」が、8年には奔茂尻(ぽんもしり)発電所が芦別に建設され、ひきつづき「芦別発電所」が計画された。しかし炭鉱への補償や水利権などの問題が難航し実現しなかったが、芦別発電所計画はその立地の良さから、開発有望地の上位に上げられた。この計画が動くのは、第二次世界大戦後だ。
戦後、北海道は電源開発の5カ年計画が緊急的に推進され、昭和26年、「対日援助物資見返資金」の融資を受けて、ようやく工事が着工した。対日援助物資見返資金とは、戦後、アメリカの対日援助物資を払い下げた代金(見返資金)を積み立て、経済の安定と再建のために運用する目的で設置された特別会計のこと。発電のための取水方法は、芦別の常磐地区を流れる空知川に芦別ダムが建設された。高さ16.5mのローラーゲート4門の重力式コンクリートダムで、調整池を設置して、ダム右岸側の取水口から水槽に導水し、落差約14mを利用して最大1万kWを発電後、空知川に放流される。
  • ローラーゲート4門の重力式コンクリートダム ローラーゲート4門の重力式コンクリートダム

    (札幌開発建設部蔵)

明治43年頃
  • 芦別ダム
所在地
  • 芦別市常磐町 芦別市常磐町

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